16.典型元素とその化合物(1) アルカリ金属

17.遷移元素とその化合物
(1) 銅イオンと銀イオン
元素の周期表
1
2
3
4
5
6
7
1 2 3 4
H
Li Be
Na Mg
K Ca Sc Ti
Rb Sr Y Zr
Cs Ba ランタノイド
Hf
Fr Ra アクチノイド
Rf
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
He
B C N O F Ne
Al Si P S Cl Ar
V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
Db Sg Bh Hs Mt
【目的】
銅イオンと銀イオンの性質を調べ
る。
【方法Ⅰ】 銅イオンの性質
1.無水硫酸銅
(Ⅱ)を薬さじ1杯
(0.5g)ビーカー
に取り、水50ml
加え、水溶液を
つくる。無水硫酸
銅(Ⅱ)の粉末の
色と溶液の色を
比較する。
無水硫酸銅(Ⅱ)
2.【方法1】でつくった溶液を3本の試験管に3mlずつと
り、それぞれにH2S水、1mol/ℓNH3水、 1mol/ℓNaOH水を
1滴ずつ加える。 さらに、各試験管に過剰のH2S水、 1
mol/ℓNH3水、 1mol/ℓNaOH水を過剰に加える。
3.1mol/ℓNaOHを加えた試験管を加熱する。
【方法Ⅱ】 銀イオンの性質
4.0.1mol/ℓAgNO を3本の試験管に3mlずつとり、それぞ
3
れにH2S水、1mol/ℓNH3水、 1mol/ℓNaOH水を1滴ずつ加え
る。 さらに、各試験管に過剰のH2S水、 1mol/ℓNH3水、 1
mol/ℓNaOH水を加える。
5.1mol/ℓNaOHを加えた試験管を加熱
する。
6.0.1mol/ℓ-AgNO を3本の試験管に3mlずつとりそれぞ
3
れに数滴の 0.1mol/ℓ-NaCl、 0.1mol/ℓ-KBr、 0.1mol/ℓ
-KIを加えたときの沈殿の化学式とその色を確かめよ。
【考察】
1. H2S + CuSO4 → H2SO4 + CuS↓
2NH3 + 2H2O + CuSO4 →
Cu(OH)2↓ +(NH4)2 SO4
Cu(OH)2 + 4NH3 →[Cu(NH3)4](OH)2
CuSO4 + NaOH → Cu(OH)2↓ + Na2 SO4
Cu(OH)2 → CuO↓+H2O
【考察】
2. H2S + 2AgNO3 → 2HNO3 + Ag2S↓
2NH3 + 2H2O + 2AgNO3 →
Ag2O↓+2NH4NO3
Ag2O + 2NH3 + H2O
→ 2[Ag(NH3)2](OH)2
Ag2O → ×(変化なし)