ITsystem構築アプリケーション Approachの勧め 中小企業診断士 江﨑 史郎 1 Approac h Lotus Approach is the award-winning relational database designed to manage, analyze and report on business information. It offers breakthrough ease of use, unprecedented cross-product integration, connectivity, and outstanding power and analysis capabilities. Computing features maximize the sharing of information in the organization. Approach offers tight integration with Lotus Notes, making it an excellent tool for reporting on, analyzing and updating Notes data. Approach lets users seamlessly connect to all data, whether it is stored in dBASE, DB2, Oracle, Lotus Notes or almost anywhere else. Benefits •Maximize productivity •Enable users of all levels to be proficient quickly •Take full advantage of both the Web and Approach applications •Provide connectivity to all the data in the organization •Offer a variety of options for customizing and building sophisticated business solutions 中小企業診断士 江﨑 史郎 2 Lotusアプローチについて 1.Lotusアプローチは、余り日本では知られていませんが、世界で 300万人が利用しているデータベースプログラムです。 2.Lotusアプローチは、高度なシステム構築ができるリレーショナル データベースプログラムです。 3.Lotusアプローチは、実務者が自分で利用することを前提に作ら れた、直感的で使いやすいデータベースプログラムです。 4.Lotusアプローチで蓄積されたデータは、DBⅣという形式ですの で、システムを高度化してもそのまま活用できます。 5.Lotusアプローチは1980円で入手できる最も経済的なデータベー スプログラムです。 6.Lotusアプローチは、バーコードコントロールを持っていますので、 POS対応が簡単にできます。 中小企業診断士 江﨑 史郎 3 表計算ソフトとデータベースの違い 表計算ソフト (ファイル) データベース (データ) 出力のイメージで作表する (直感的で出力イメージを作りやすい 印刷) 表はあくまでのデータの容れ物 (出力形式は自由で多彩) セルに入力するデータは自由 (項目列の概念はない) 列ごとに入力するデータの種類を決 める (項目列に項目属性を設定する) オン・メモリで処理する (扱えるデータ量に限界がある) オン・ディスクファイルで処理する (扱えるデータの量はほとんど無制 限) 中小企業診断士 江﨑 史郎 4 ファイルとデータベースの違い 中小企業診断士 江﨑 史郎 5 ファイルを扱うシステムのデメリット 一般的なファイルシステムでも大量のデータを扱うこと はできる • ファイルシステムの問題点 – データとアプリケーションの相互依存 データを作ったアプリケーションでないとデータの 読み出しや修正ができない – データの整合性を一元管理できない アプリケーションにデータ管理がまかされている エクセルでは 複数のユーザの同時アクセスに対応できない 機密保持や障害回復などの機能が不足無理がある! ファイルシステム≠データの統一的管理 中小企業診断士 江﨑 史郎 6 データベースシステムの特徴 • 大量のデータを効率的に管理.処理するためのしくみを提供 – データを体系的.組織的に定義.管理するための データ記述方法(データモデル)、管理方法 – 大量のデータを効率良く処理するための方法 • データを常に正しく保つためのしくみを提供 – 実際の運用では、とにかく正しいデータを保つことが必須とさ れる – 整合性の維持、機密保護、障害回復 中小企業診断士 江﨑 史郎 7 リレーショナル型データベース 中小企業診断士 江﨑 史郎 8 正規化とは •顧客の住所が変更になったときには、顧客を 主キーとするテーブルを変更するだけでよい。 •合計金額を、単価と数量により別に計算させ ることにより、計算ミスが減り、データ領域も節 約できる。 •商品の名称や単価が変更になったときは、 商品番号を主キーとするテーブルを変更する だけでよい。 中小企業診断士 江﨑 史郎 9 正規化の利点 データ管理の容易化 データに変更の必要が生じたときに、変更する手間が大幅に 削減されます。 データの部品化 正規化されたデータは他のシステムで利用できる可能性が高 まります。 データ容量の削減 データの関係を明確にすることにより、無駄な列を削除するこ とができます。その結果、データ処理の効率も上がります。 中小企業診断士 江﨑 史郎 10 アクセスとアプローチの比較 アクセス • • • • • • 日本ではデータベースの代名詞 教本・解説本が豊富 学校やパソコン教室で教えている バージョンアップを続けている メーカーサポートが充実している これを使ってシステムを作るソフト ハウスが多くある • 単独で購入すると@19,800 データベースのデファクトスタンダード アプローチ • • • • 日本では殆ど知られていない 教本・解説本は僅か(1種類) 教えているところは無い バージョンアップが無い (米では出ているが・・・) • メーカーサポートは中止 • これを使ってシステムを作るソ フトハウスは殆ど無い • 単独では売っていない ロータス123 @1,980の付録 負け組のデータベース 中小企業診断士 江﨑 史郎 11 アプローチを薦める理由 • • 圧倒的に値段が安いこともありますが 使いやすいことが一番の理由です。 – 表計算感覚で直感的にプログラムが組めます。 – 最初にクエリーを設定する必要がありません。 – 修正やメンテナンスが簡単にできます。 – マクロの設定がシンプルです。 – dbfファイルを使いますので、システムがオラクルなど に変更されてもデータはそのまま使えます。 データベースの知識が無くても、実践を通して使えるようになります。 アクセスはシステムをプロに作ってもらって利用する アプローチはシステムも自分で作って利用する のに適しています。 中小企業診断士 江﨑 史郎 12 アプローチの得意技ー1 • エクセルのワークシートをdbⅣで名前を付けて保存 • そのdbⅣファイルをダブルクリックするだけで • アプローチが立ち上がり、入力フォームとワークシート が自動的に出来上がります。 中小企業診断士 江﨑 史郎 13 アプローチの得意技ー2 • フィールド定義を使って、フィールド定義の変更・削除・ 追加が自由にできます。 • フィールド定義で初期値の設定ができます。 • フィールド定義で計算式を設定できます。 中小企業診断士 江﨑 史郎 14 アプローチの得意技ー3 • データファイルの連結が簡単にできます。 • 連結解除も簡単です。 • 連結フィールドの変更も簡単にできます。 中小企業診断士 江﨑 史郎 15 アプローチの得意技ー4 • アプローチのワークシートやクロス集計をビューコピー すれば、エクセルのワークシートに貼り付けることがで きます。 中小企業診断士 江﨑 史郎 16 アプローチの得意技ー5 • マクロ(自動実行命令)が簡単に設定できます。 • マクロの変更・削除・追加も簡単にできます。 • マクロの実行をボタン・文字列・図・ビュー(画面)などに 埋め込むことができます。 中小企業診断士 江﨑 史郎 17 アプローチの短所 • 中間ファイル(集計データ)の作成ができません。 集計ルーティンを利用することにより、中間ファイルの 作成ができます。 集計ルーティンご希望の方はメールにてご請求ください。 中小企業診断士 江﨑 史郎 18
© Copyright 2024 ExpyDoc