概要 2011年9月6日 スイス国立銀行は1ユーロ=1.20 スイスフラン以上に高くなるのは 避けなければいけないとして 「無制限に自国通貨売り、外国通貨 買いを行う用意がある」と発表 措置の背景 スイスフランの過剰な上昇により国内の産 業に重大な影響が発生 通貨高の要因 ①政治的なリスクが他国よりも少ない 有事の際の避難通貨 ②アメリカ・ユーロ圏の経済的不安 相対的にスイスフラン高に 輸出依存度 日本 10.8% スイス 29.3% スイスは日本以上に通貨高による 国内産業への影響を受けてしまう 介入の効果 対ユーロ相場で一時 前日比8.7%の下落 今後の課題 効果があくまでも一時的な ものである可能性 ⇒アメリカやユーロ圏の経済不安解消の兆しが見えない インフレの可能性 ⇒1978年に上限設定をした際、対ドイツマルクで2割下落 したが、同時に7%のインフレを引き起こした 世界の反応 カナダ財務省が 一定の理解 G7も今回の措置 を容認 日本もスイスにならって、無制限 為替介入を行うべきだという意見 日本で無制限為替介入を行うことは 果たして得策なのだろうか Outline ①実質実効為替レートの違い ②経済規模の違い ③日本の為替介入の仕組み ④他国の反応 ⑤介入効果の相殺
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