スライド 1

VM監視を継続するための同時マイグレーション機構
宇都宮 寿仁(九州工業大学) 光来 健一(九州工業大学/JST CREST)
ドメインM:IDSオフロード専用VM
マイグレーション先での同期
 IDSをオフロードして他のVMを監視できる
 安全に監視対象VMを監視することができる
 同期ポイントP3
 監視対象VMの生成を待つ
 アクセス権限を得るために情報が必要
 同期ポイントP4
 監視対象VMを停止状態で待たせる
 IDSをオフロードした状態でマイグレーション可能
 マイグレーション後も監視を継続できる
ホスト1
ホスト2
マイグレーション
監視
監視対象VM
IDS
ドメインM
マイグレーションにおける問題
実験
 監視をできない時間の発生
 片方のVMのメモリサイズを1024MBに固定して以
下の実験を行った
 ドメインMが監視対象VMより先に停止してしまう
 ドメインMが監視対象VMより後に再開してしまう
監視対象
VM
停止
再開
監視できない時間(危険)
ドメイン
M
停止
実行時間の比較(秒)
左)ドメインM:1024MB 右)監視対象VM:1024MB
25
25
20
20
15
15
同期無
ドメインM:1024
10
再開
10
5
5
0
0
1024
512
同期無
監視対象VM:1024
256
1024
512
256
ダウンタイム(ミリ秒)
同時マイグレーション機構
 2つのVMを安全にマイグレーション可能
 監視対象VMを監視できない時間が発生しない
 ドメインMと監視対象VMの依存関係も考慮
左)ドメインM:1024MB 右)監視対象VM:1024MB
9000
1200
8000
1000
7000
6000
800
同期待ち時間
5000
同期待ち時間
600
4000
同期待ち以外の
ダウンタイム
3000
同期待ち以外の
ダウンタイム
400
2000
200
1000
マイグレーション元での同期
 同期ポイントP1
 監視対象VMが停止するまで待つ
 同期ポイントP2
 監視対象VMを停止状態で待たせる
 監視対象VMの情報が必要となる
0
0
1024
512
256
1024
512
256
各同期ポイントの待ち時間(ミリ秒)
左)ドメインM:1024MB 右)監視対象VM:1024MB
1024
512
256
1024
512
256
P1
74
0
0
P1
74
5200
7736
P2
92
5109
7696
P2
92
18
14
P3
0
0
0
P3
0
0
0
P4
69
101
51
P4
69
51
52
今後の課題
 もっと大きなメモリサイズでの比較
 監視対象VMのマイグレーション中のメモリ書き換え量によ
るドメインMの同期待ち時間