2008 GCOEポスターコンペ ポスターテンプレート

ポスターのイメージ
電子 太郎 (指導教員: 情報 次郎)
電子情報通信大学 東海学部
電子情報通信学会
東海支部
血液分析用集積化マイクロチップ
共同研究企業:堀場製作所
豊橋技術科学大学
集積回路技術 MEMS技術
チップ構成要素
血液分析技術
連携
•
•
•
•
融合
ヘモグロビン量センサ
C反応性タンパク量センサ
集積回路
血球数計測センサ
血液分析マイクロチップ
• 小型軽量
• 迅速な分析
• 簡単な操作
POCT (Point of care testing)用途
ヘモグロビン量測定マイクロチップ
Glass :流路密閉、光入射窓
上層Si:溶液流路
下層Si:PD+MOS集積回路
 45度ミラーにより、少ない
Satake et al., Sens. & Actuat., B
83 (2002), pp. 77-81.
マイクロチップによるヘモグロビン測定データ
フォト
ダイオード
Glass
Si
溶液流路
Si
MOS集積回路
反射回数で長い光路長
0.40
※サンプル提供:㈱堀場製作所
0.30
サンプル:希釈液、ヘモグロビン量測
定用試薬(溶血剤)を混合
測定光源
45度ミラー
Absorbance [ABS]
 Glass-Si-Si 3層構造
10
m
m
ワンチップ化
• 往診時に携行してその場検査
• 救急医療 (救急車内、救急救命室、集中治療室)
• ネットワークと組み合わせた在宅医療、自己診断
0.20

0.10
0.00
Noda et al., Sens. & Actuat., B 119 (2006), pp. 245-250.

5
10
15
20
Hemoglobin Amount [g/dl]
Sample
C反応性タンパク測定マイクロチップ

ヒト正常値
0
25
直線性:相関係数 0.99
再現性 : CV値 0.61 % 以下
ヒト正常値 (12-17 g/dl)は
センサ特性の
線形領域内
温度調節・混合機構
化学反応の速度:温度に依存
前処理機構集積化
・溶液温度制御による
反応速度均一化
B1サイズ (728mm溶液温度を一定に保ち反応速度を制御
× 1,030mm)推奨
・チップ内溶液混合
によりレート法に対応
制御ブロック図
Thermal Diode VDD
Heater
同期検波回路搭載
・ロックイン検出による
雑音除去
Vref
V0
ZTC
ZTC
Sensor circuit
ヒータ、センサ部断面図
マイクロチップの作製
流路層
Diff Amp Heater circuit
温度調節機構回路図
血球カウンタ
45º
CRP測定部
45度ミラー エッチング断面
1cm
チップ単体写真 (指先サイズ)
1cm
反応部
温調部
特性評価用実装済写真
回路層
標準nMOSプロセス
追加工程
• PD受光部形成
• 温度センサ
pn接合形成
溶液流入口
参照信号発振



集積回路を一体化した血液分析マイクロチップを開発
ヘモグロビン量測定マイクロチップの製作・良好な評価結果
C反応性タンパク測定マイクロチップの製作
今後の予定
温度制御回路

溶液加熱ヒータ
溶液混合部 Deep-RIE加工
まとめ
フォトダイオード
溶液保温ヒータ
チップサイズ
11 × 11 mm
溶液流入口
同期検波
溶液加熱ヒータ

C反応性タンパク測定マイクロチップの評価
 マイクロ化による迅速混合反応効果確認
 集積回路一体化による低ノイズ・小型化効果確認
各デバイス融合による超小型化効果確認
LEDドライバ
平成21年度 電子情報通信学会 東海支部 卒業研究発表会