脱!ねじれ現象

脱!ねじれ現象
~グループ再編による
イトーヨーカ堂建て直し~
立教大学 大橋ゼミナールB班
持株会社設立の形態【現状】
イトーヨーカ堂
株主
イトーヨーカ堂
セブン・イレブン
株主
デニーズ株
主
50.6
%
セブン・イレブン
51.6
%
デニーズ
株式時価総額から見る、ねじれ現象
イトーヨーカ堂時価総額( 年平均)
( 百万円)
4 ,0 0 0 ,0 0 0
3 ,0 0 0 ,0 0 0
ヨー カ堂
セブ ン
2 ,0 0 0 ,0 0 0
1 ,0 0 0 ,0 0 0
0
8 5 8 7 8 9 9 1 9 3 9 5 9 7 9 9 0 1 0 3 ( 年度)
逆転し、子会社が親会社を上回っている
親子関係が、ねじれていると・・・?
敵対的買収のターゲットに!!
8200億円でセブン・イレブンの支配権に手が届く
(05/08/25:イトーヨーカ堂時価総額1兆6400億円より)
親会社の経営努力がされづらい!!
このままでは
大変なことに!!!
親会社の収益力低下の実態
(百万円)
売上高
(百万円)
1,800,000
200,000
1,600,000
180,000
1,400,000
160,000
1,200,000
140,000
営業利益
120,000
1,000,000
セブン
ヨーカ堂
100,000
800,000
80,000
600,000
60,000
400,000
40,000
200,000
20,000
0
0
74 77 80 83 86 89 92 95 98 01 04 (年度)
74 77 80 83 86 89 92 95 98 01 04 (年度)
営業利益の低下→ヨーカ堂は本業で利益を上げていない!!
経営努力はしているのか?
(㎡)
売り場面積と店舗数(ヨーカ堂)
2,000,000
1,800,000
200
180
1,600,000
1,400,000
1,200,000
160
140
120
1,000,000
800,000
600,000
400,000
100
80
60
40
200,000
0
85 87
89 91
93
95 97
99 01
03
20
0
(年度)
1㎡当たり売上高(ヨーカ堂)
(千円)
(店)
1,400
1,200
1,000
売り場面積
店舗総数
800
600
400
200
0
85
87
89
91
93
95
利益減少後も出店を続け、採算がとれていない
97
99
01
03
(年度)
(人)
60,000
従業員数・1人当たり売上高(ヨーカ堂)
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
85 87
89 91
93 95
97 99
01 03
(千円)
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
従業員数
25,000
1人当たり売上高
20,000
15,000
10,000
5,000
0
(年度)
出店に伴い、従業員数は増加→採算はとれていない
経営努力が
みられない
なぜ、成り立っているのか!?
営業利益と経常利益(ヨーカ堂)
(百万円)
受取配当金(ヨーカ堂)
(百万円)
120,000
25,000
100,000
20,000
80,000
営業利益
経常利益
60,000
15,000
10,000
40,000
5,000
20,000
0
0
85
87
89
91
93
95
97
99
01
03 (年度)
85
87
89
91
93
95
97
99
01
03 (年度)
営業利益<経常利益⇒セブン・イレブン株からの受取配当金が大きい
セブンを『集金マシン』と頼む意識が蔓延
CEO兼会長 鈴木敏文氏の言葉
『これまでヨーカ堂は、厳しい業績への危機感
が薄れていた。』ー持株会社設立の会見-
この現状を、
受けとめ、見つめ直すために・・・
持株会社設立の形態【株式移転後】
セブンイレブン株主
イトーヨーカ堂株主
デニーズ株主
持株会社
100%
セブンイレブン
100%
イトーヨーカ堂
100%
デニーズ
展望
ショック療法によりヨーカ堂建て直し
(不採算店舗30店閉鎖予定)
敵対的買収に対する不安解消
シナジー効果
仕入れ値統一によりグループでの粗利稼ぎ
情報システムの共有化によるコスト削減