症例① 52歳 男性 体重60㎏
主訴
顔面の痛み
診断名
帯状疱疹痛
▼ロキソプロフェン
1回60mg 1日3回
3日間
痛みの評価………8点 / 10点中
腎機能低下の疑い……クレアチニン 0.86 → 1.20
eGFR 74 → 51
処方
▼アセトアミノフェン（カロナール） 1回1000mg 1日3～4回
▼プレガバリン 1回25mg 1日1回
頓用
痛みの評価………2～3点 / 10点中
痛みに対する不安が強く、継続的な処方を希望
▼アセトアミノフェン（カロナール） 1回800mg 1日4回
▼プレガバリン 1回75mg 1日1回
経過
9か月経過し、痛みはほぼ消失
腎機能や肝機能障害などの副作用は無し
定期処方
症例② 78歳 女性 体重41㎏
主訴
診断名
背部痛と腰下肢痛
脊椎手術後痛症候群
▽胸腰椎圧迫骨折・脊椎固定術→痛みの残存
▽リハビリテーション
痛みが強く、体動制限、ADLの著しい低下
痛みの評価………8点 / 10点中
処方
▼ロキソプロフェン 1回60mg 1日2回
痛みの程度変わらず、当科紹介受診
高齢であることからNSAIDsの副作用を懸念
▼アセトアミノフェン（カロナール） 1回600mg 1日4回
痛みの評価………1～3点 / 10点中
経過
3週間経過、鎮痛コントロールは良好
副作用の出現なし
症例③ 65歳 女性 体重57㎏
主訴
診断名
頸肩腕痛
外傷性頸部症候群
▽リハビリテーション
▽ジクロフェナク 1回25mg 1日1回
▽胃粘膜保護剤
処方量
3ヵ月
痛みに変化見られず、胃痛が出現し、当科受診
痛みの評価………8点 / 10点中
▼アセトアミノフェン（カロナール）
1回800mg 1日4回
痛みの評価………6点 / 10点中
胃痛消失
今後
▼患者教育 外傷性頸部症候群は精神的要素も大きい
⇒日常生活を制限することなく過ごすよう指導

審 査 表

抗インフルエンザ薬について掲載いたしました。