5 化学平衡

零次反応の速度式
○ 零次反応 (zero-order reaction)
・ 速度が,次数が0の速度式に従う反応
時刻 t におけるAの量を[A]t,初期量を [A]0として積分
○ 零次反応の半減期
2次反応の速度式 (2種類の反応物)
○ 二種類の反応物が影響する二次反応
速度式は
途中の変形は省略して結果だけを示すと
γ
α
β
γ
[B]t/[A]tの対数を時間に対してプロット
傾き,AとBの初期量,化学量論係数 → 速度定数
α(β-γ)= kt → γ = -(k/α)t + β
複雑な系での実験的速度式の求め方
○ 系を単純化するための工夫
注目する一つの化学種を除いて,ほかの反応物を大過剰に使う
において、Bが大過剰ならBの量の変化は微小 (Bの量が常に一定)
→ 反応速度の変化は[A]の変化だけで決まる
→
擬速度定数
○ 通常 m = 1
(擬一次速度式、擬一次速度定数)
(常用対数)
ln 1.701 = 0.5312
ln 1.302 = 0.2639
実験的に速度式を求めるときの注意
○ 実験データが理想的に取得できた場合
一次反応
実際のデータ → ばらつくのが普通
一次プロット
二次プロット
一次プロット
二次プロット