US Corporate Sector 九州大学ビジネススクール 村藤 功 2014年10 月27日 目次 ３ アメリカの財務分析と日本との比較 事業会社セクター １．アメリカ事業会社の2012年のストックとフロー ２．事業会社ストックとフローの日米比較 ３．アメリカ事業会社の企業価値推移 ４．アメリカ事業会社の資本構成推移 ５．アメリカ事業会社の所得支出勘定推移 ６．アメリカ事業会社の資本調達勘定推移 １．アメリカ事業会社の2012年のストックとフロー 利子 0.18兆ドル 配当 0.10兆ドル 海外投資収益 0.30兆ドル 合計 0.58兆ドル 投融資5.1兆ドルの 11.4％ 2012年末 事業価値： 23.5兆ドル 企業価値： 28.6兆ドル 投融資 5.1兆ドル 純有利子負債 7.7兆ドル 運転資本 8.5兆ドル 営業利益 1.44兆ドル 事業価値23.5兆ドルの6.１％ 機械ソフト 6.0兆ドル 不動産 9.0兆ドル 金利 0.45兆ドル 有利子負債 7.7兆ドルの5.8％ 経常利益 税金 株価総額 18.6兆ドル 正味資産 2.1兆ドル 1.57兆ドル＝2.02－0.45 0.26兆ドル（経常利益の16.6％） 税引後利益 1.31兆ドル＝1.57-0.26 株価総額 18.6兆ドルの7.0％ 正味資産総額 20.7兆ドルの6.3％ 配当 0.58兆ドル（税後利益の44％） 配当＆海外留保 0.73兆ドル（ＥＢＩＴの36％） EBIT 2.02兆ドル＝0.58＋1.44 企業価値28.6兆ドルの７．１％ 出所： アメリカの国民経済計算データから村藤作成 ２．事業会社ストックとフローの日米比較 日本企業 2012年末 事業価値： 1129兆円 企業価値： 1371兆円 アメリカ企業 2012年末 事業価値： 23.5兆ドル 企業価値： 28.6兆ドル 利子 2.9兆円＝4.0－1．1 配当 7.7兆円 海外投資収益 0.1兆円 合計 10.7兆円 投融資214兆円の 4.4％ 投融資 242兆円 運転資本 179兆円 事 業 価 値 純有利子負債 264兆円 株価総額 457兆円 固定資産 672兆円 土地 278兆円 正味資産 650兆円 注．アメリカは現預金が小さいので日本 のような調整をしなかった。 利子 0.18兆ドル 配当 0.10兆ドル 海外投資収益 0.30兆ドル 合計 0.58兆ドル 投融資5.1兆ドルの 11.4％ 純金利 5.6＝6.7ー１．１兆円 純有利子負債 264兆円の2.１％ 投融資 5.1兆ドル 経常利益 54.6兆円＝60.3－5.6 税金 12．2兆円（経常利益の22.3％） 運転資本 8.5兆ドル 税引後利益 42.5兆円＝54.6－12.2 株価総額 457兆円の9.3％ 正味資産総額 1107兆円の3.8％ 配当 13.8兆円（税後利益の32％） 貯蓄＆海外留保 28.7兆円（ＥＢＩＴの48％） 事 業 価 値 機械ソフト 6.0兆ドル 不動産 9.0兆ドル 純有利子負債 7.7兆ドル 金利 0.45兆ドル 有利子負債 7.7兆ドルの5.8％ 経常利益 1.57兆ドル＝2.02－0.45 税金 0.26兆ドル（経常利益の16.6％） 株価総額 18.6兆ドル 正味資産 2.1兆ドル 税引後利益 1.31兆ドル＝1.57-0.26 株価総額 18.6兆ドルの7.0％ 正味資産総額 20.7兆ドルの6.3％ 配当 0.58兆ドル（税後利益の44％） 貯蓄＆海外留保 0.73兆ドル（ＥＢＩＴの36％） 営業利益 事業価値 49.6兆円 1129兆円の4.4％ 営業利益 事業価値 1.44兆ドル 23.5兆ドルの6.１％ EBIT 企業価値 60.3兆円＝49.6＋10.7 1371兆円の 4.4％ EBIT 企業価値 2.02兆ドル＝0.58＋1.44 28.6兆ドルの7.1％ 注．事業会社の現預金金利を０.５％と仮定し、現預金 221兆円の0．5％で現預金利息は１．１兆円とした。 出所： 日米の国民経済計算データから村藤作成 ３． アメリカ事業会社の企業価値推移 兆ドル 出所： アメリカ国民経済計算統計 ４．アメリカ企業の資本構成推移 出所： アメリカ国民経済計算統計 ５．アメリカ事業会社の所得支出勘定推移 出所： アメリカ国民経済計算統計 ６．アメリカ事業法人の資本調達勘定推移 出所： アメリカ国民経済計算統計
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