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財務諸表とは
テキスト第3章
田宮治雄
貸借対照表
テキストpp.82-105
2
貸借対照表
企業がある時点に保有するストックを表す
貸借対照表
負債
資産
純資産
3
貸借対照表・財政状態の表示
貸借対照表
資金の運用 資金の源泉
4
資産の分類(p.85-86)
貸借対照表での分類

時間
による
分類
流動資産


貨幣または近い将来に貨幣に転換される予定の資産
固定資産

貨幣に結びつくまでに時間を要する資産

有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産からなる
繰延資産

流動資産と固定資産を区分する基準



正常営業循環基準
1年基準
5
流動比率(pp.86-87)
「200%以上であれば安全」は適切な判断か
連結
%
07.3月期
08.3月期
09.3月期
10.3月期
11.3月期
12.3月期
13.3月期
14.3月期
日産
116.46
120.06
132.36
144.69
110.52
159.46
166.59
165.97
トヨタ
100.96
101.22
106.70
122.34
109.63
104.58
106.76
107.06
ホンダ
121.11
111.97
109.06
134.94
131.44
132.39
129.94
122.50
新日鉄住金
102.27
101.77
123.21
119.86
125.93
127.49
106.54
125.52
武田薬品
532.93
523.38
312.55
367.08
363.32
170.14
237.13
129.92
伊藤忠
128.36
141.34
136.78
145.21
150.56
137.90
143.63
147.03
セブンアンドアイ
116.10
115.03
111.33
115.58
104.29
109.44
107.88
116.67
近年は情報システムを利用した管理技術が発達し、
業績好調な会社は、少ない流動資産でも経営上問題を
生じない体質を作っている
6
資産(pp.89-94)
その他の分類方法

性質
による
分類
(従来)
貨幣性資産


費用性資産

性質
による
分類
(最近)

将来費用となり、売上に貢献する
金融資産


貨幣または将来貨幣を入手できる
発生するキャッシュ・インの時期と金額が明確
営業資産(事業用資産)

その企業が目的とする営業活動に投入される
7
負債(pp.94-98)
貸借対照表での分類

時間
による
分類
流動負債


固定負債


近い将来に貨幣による支出がある
貨幣による支出までに時間がある
流動負債と固定負債を区分する基準


正常営業循環基準
1年基準
8
繰越利益剰余金(p.103)
決算日における当期純利益(損益勘定で計算され
た差額)の振替先
個人事業
純資産の部は資本金勘定一本
(借)損益 xxx (貸)資本金 xxx
企業
当期純利益を株主資本の繰越利益剰余金に振り替える
(借)損益 xxx (貸)繰越利益剰余金 xxx
9
損益計算書
テキストpp.105-116
10
損益計算書(pp.111-112)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費一般管理費

売上総利益



営業利益
粗利益(荒利益)ともいう
営業利益の一部
営業利益

企業が目的とする事業から獲得した利益

一般には主に販売、購買、製造などの活動
11
営業外収益
営業外費用
損益計算書(続き)

経常利益

特別利益
特別損失
税引前当期純利益
法人税住民税事業税
当期純利益
毎年発生する収益と費用から計算した利益


経常利益
営業外収益費用は財務費用や財務収益が中心
当期純利益

当期に発生または実現したすべての収益と費
用から計算した利益

最近俗に最終利益ということが多くなった
12
キャッシュ・フロー計算書
テキストpp.117-125
13
キャッシュ・フロー
得意先
現金の受取
企業
キャッシュ・フロー
(文字通りの意味)
現金の支払
支払先
14
キャッシュ・フロー
(現金の余剰として)
得意先
企
業
キャッシュ・フロー
現金の受取
現金の支払
支払先
15
キャッシュ・フローが用いられる理由
わかりやすい
キャッシュ・
フロー
∨
会計的な利益
恣意性が介入しない
時間差を価値評価に
反映させやすい
ビジネスリスクを価値
評価に反映させること
ができる
16
キャッシュ・フロー計算書
税金等調整前当期純利益(税引前利益)
+減価償却費
-売上債権増加額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フローの内訳
(増減した理由)
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物期首残高
現金及び現金同等物期末残高
この期間のキャッシュ・フロー
(現金の余剰として)
17
営業活動によるキャッシュ・フロー(pp.119-121)
直接法による場合
営業収入
原材料及び商品の仕入支出
人件費支出
その他の営業支出
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
32,606
-12,755
-5,145
-10,777
3,929
608
-305
-2,285
1,947
18
営業活動によるキャッシュ・フロー
間接法による場合
税金等調整前当期純利益
減価償却費
有形固定資産除却損
社債発行差金償却額
連結調整勘定償却額
貸倒引当金の増加額
退職給与引当金の増加額
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損
売上債権の増加額
たな卸資産の減少額
仕入債務の減少額
未払消費税等の増加額
役員賞与の支払額
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
3,768
685
20
10
30
80
50
-708
460
10
-869
820
-290
63
-200
608
-305
-2,285
1,947
19