大学における原子力再生

大学での活力ある原子力研究教育を
原子力学会SNW(阪大08.3.27) 宮崎慶次
• 原子力の特徴: 理学と工学、微視的と巨視的、理
論と実験、自然科学から社会科学をも含む複合領
域。原点に戻り学部での基礎重視と大学院での専
門性強化。原子力の核は堅持し広く人材を集める。
• 少子化傾向を考慮、低学力者の学力向上教育を。
• 教官は社会との接点を重視、広報にも努める。
• 研究: 放射線を取扱うRI施設、加速器、原子炉の
他、高速大容量計算機等の高額設備。羨望→怨嗟
• 企業は将来的視点から人材育成に協力を。
博士の採用(国際化に必要)、委託・共同研究。
• 大学院に原子力の名称復活を期せ。名は体を表す。
産官学・地域の連携(関西圏)
• 京阪神・中京・福井の産官学連携のリエゾン・オフィス
の設置。交通利便性重視:連携大学拠点は敦賀市。
• 大学では不可能な設備。原子炉の近くに大型ホットラボ。
• 訓練用原子力プラント・シミュレーターの学生利用。
• エネルギー研究開発拠点化計画の着実な推進。
• 原子力を機軸としたエネルギーR&Dを主体に
• 福井県の特質を活かしてバイオマスエネのR&D
例:米からアルコール生産、草・稲藁と糊で燃料ペレット。
• 福井県への注文:原子力を政治的に利用する勿れ。
• 電源立地市町村は教育予算重点配分:教育水準向上。
教員配置は県、教育内容は市町村教育委員会権限。
• 関電原子力事業本部は大阪へ:優秀な人材確保。