金融革新と市場危機 第2章 危機が繰り返される理由 1 金融危機のパターン 08BA239L

金融危機の事例
ブラックマンデー
サブプライムローン問題
不良債権問題
LTCM危機
資産価格バブルを
伴った危機
不動産価格バブルを
伴った危機
金融緩和と資産価格バブル ①
金融緩和と資産価格バブル ②
銀行危機を伴った近年の金融危機と
米国サブプライム危機との共通点とは?
スペイン(1977)ノルウェー(1987)
フィンランド、スウェーデン(1991)日本(1992)
金融市場当事者が指摘する、金融ショックの引き金となる要因とは?
銀行システムに関する疑念について
1974年秋 FRB議長(当時)アーサー・バーンズ
キンドルバーガーが描く危機のパターン
価格上昇
マクロ経
済の異変
が止まる
経済活動
売り抜け
ブームの到
が始まる
来
金融
危機
ユーフォーリ
アの発生
不動産価格バブルとその崩壊
日本の不良債権問題の経緯
と米国サブプライムローン問
題との共通点は?
①背景に金融緩和の継続があった。
②資産価格の大幅な上昇が先行してみられていた。
③金融機関の伝統的な収入基盤である業務からは十分な
収益が見込み難くなるような環境変化が生じていた。
④不動産価格に依存した融資や投資の割合が増加し、
リスクの集中がみられた。
市場は歴史に学ばない?
金融危機に至るメカニズム
①人々を楽観的な見通しや投機に駆り立てるような好
調なマクロ経済状況が継続。
②金融緩和がされている下で、バブルの種がまかれる。
③特徴的な人間行動(Ex. 過剰な投機)が種をバブル
まで膨らませる。
④バブルは(いつか)崩壊し、その過程で金融危機が
発生する。
論点:
中国(香港)の
不動産バブルについて