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H17.10.16
第一回 患者塾講座
池上
祥子
参加者
医学:1人
福祉:1人
理学療法:1人
薬学:2人
看護:1人
作業療法:1人
高校生:1人
合計8人
当日の流れ
●午前の部
・講師紹介
・参加者自己紹介
・講師の経歴・資料を基にSGD
●午後の部
・講師講演
・質疑応答
・感想
講師紹介
1996年6月
1998年1月
2月
3月
5月
6月~9月
緑内障発見。以降目薬にて治療
矯正視力 : 両眼とも0.7前後
閉塞隅角緑内障による高眼圧症状のため
両眼レーザー治療。
視力 : 両眼とも0.1前後→左眼 0.1・右眼 失明
(転院)
高眼圧症状治療のため左眼の房水強膜バイパス術。
視力 : 左眼 0.03
高眼圧症状続発のため左右眼硝子体全摘出。
水晶体破片が隅角を梗塞。高眼圧症状再発により
右眼にチューブ挿入バイパス術。
視力:左眼 0,7
(転院)
右眼圧安定。左眼の高眼圧症状が続く。
針治療にて小手術を2日に1度のペースで継続。
講師紹介
9月
2000年2月
退院。
右眼チューブが強膜表面に突出。
緊急入院にて強膜移植。
5月
左眼高眼圧症状再発。
隅角狭窄のため強膜への再建術。
視力:左眼 0.4前後、視野狭窄
その後安定にて現在に至る。2ヶ月に1度のペースで通院中。
視力:左眼 0.4前後、視野狭窄
(中心暗点の疑いアリ)
入院先はすべて大学病院
講師紹介
●接点を持った医療関係者
医師
看護師
薬剤師
視能訓練士
講師紹介
― 緑内障とは? -
緑内障というのはその眼が耐え得る以上の眼内圧亢進によって視機能が障害を
受ける疾患である.先天異常によるもの,種々の眼疾や外傷や手術などに続発
するもの,遺伝的素因や構造上から隅角~房水流出路に異常が起こる原発緑
内障が区別される.新生児から高齢者までいずれの年代にも発症するが,とくに
中年以降に頻度が高くなるので失明につながる成人病の一つとして,早期診断
や予防を含めた早期治療の必要性が叫ばれている.緑内障の診断には眼圧検
査だけでなく,隅角鏡検査や細隙灯顕微鏡検査,眼底検査や視野検査などが重
要であって,総合的に病型や病期を含めて臨床診断が下される.眼圧が高いだ
けで他に異常のない開放隅角眼の場合は高眼圧症と呼ばれて緑内障と区別さ
れる.また,正常眼圧を示すものの視野や視神経乳頭に緑内障性変化を認める
場合は低眼圧緑内障と呼ばれる.緑内障の治療には薬物と手術が使い分けら
れるが,薬物治療はピロカルピン,エピネフリン,β遮断薬,ある種のプロスタグラ
ンジンなどの点眼薬と炭酸脱水酵素阻害剤(アセタゾラミドなど)や高浸透圧剤
の全身投与を組み合わせて,眼圧下降効果と副作用の状況を判断して最も有
用な治療薬を個々に決める.手術は薬物では無理と判断されたときに術式が選
定されるが,顕微鏡手術の応用で合併症を少なく安全で効果的な術式が採り入
れられている.さらにレーザー療法も緑内障治療に加えられるようになった.
[株式会社南山堂 南山堂医学大辞典第18版]
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スモールグループディスカッション
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自分の知らない分野を学べ
た!
様々な分野の話を直
接聞けた!
学識を得られ
た!
違う意見に感動した!
リハビリは患者さんに対して
心理学(5段階)があることが
分かった!
同じ内容、目的に関して医療系学生みんなで話
し合うのは珍しい!
「特にこういうことを知りたいから」という質問の共
有できればと思う。
講師講演 感想
●医療関係者、患者さんとの信頼関係の作り方は、患者さんの主体やとり方
に沿っていく必要がある。
●医療の中では細かな個人対応が求められれている
●患者サイドからの医療を学べた
●患者さんの回復には、患者さんの性格や人格形成が影響を与える
●患者さんの立場で考えていたつもりだが、話を聞いてみるとまだまだ患者
さんの立場で考えられていなかった。
●楽しく学ぶことができた
講師講演 感想
●患者サイドからの医療を学べた
●人の人生を感じることができた
●医療者への不満がたくさんあることを学べた
●患者さんによっては、結果をかなり重視することもあり、技術が求められて
いる
●講師の方の場合は医療者の気持ちも分かる(OT学生として)ので難しいと
思った