第57回 神奈川県公園等審議会 審議事項資料

第59回
神奈川県公園等審査会
議 事 資 料
平成26年10月22日
都市公園課
1
第59回神奈川県公園等審査会
Ⅰ 審議事項
1 県立都市公園における災害時対応について
2 県立都市公園におけるヘルスケアパークの推進について
Ⅱ 報告事項
1 都市計画公園・緑地の見直しについて
2 指定管理者選定について
3 いせはら塔の山緑地公園の供用開始について
2
Ⅰ 審議事項
1 県立都市公園における災害時対応について
3
Ⅰ 審議事項
1 県立都市公園における災害時対応について
(1)第58回(平成26年3月28日) 公園等審査会における主な意見
○ 市町が県立公園をどう使いたいかなどを調整したうえ
で、市町の地域防災計画に記載されているとよい。
○ 県立公園については、高速道路等周辺施設の特性
を考慮した検討を行うべき。
○ 政令市との連携もしっかりとるべき。
○ 支援体制など時系列で変化していくものなので、時系
列的な変化を考慮した検討を行うべき。
4
(2)県立都市公園 地域防災計画への位置づけの状況
26公園の内、11公園が市町の地域防災計画に位置づけがある
・ 広域避難地:災害時に、身近な避難地から必要に応じて避難
平成24年に茅ヶ崎里山公園が追加され、10公園
・ 広域応援活動拠点:災害時に、救援活動や復旧活動の拠点として活用
保土ヶ谷公園(※) 、相模湖公園の2公園
・ 津波避難場所:津波発生時に、安全な緊急避難場所として活用
平成24年に大磯城山公園(※)が位置づけ
※ 保土ヶ谷公園及び大磯城山公園は広域避難地との重複指定
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(2)県立都市公園 地域防災計画への位置づけの状況
6
(3)災害時対応の進め方【概成公園】(案)
1) 県立都市公園ごとに、災害時にどのような活用が可能か、また、どのような役割を
求められるかを検討するため、周辺の関連施設の状況や周辺人口、被害想定など
の条件を整理する。〔公園別災害時活用のための状況確認事項(案)〕
2)県立都市公園ごとに、整理した条件を踏まえ、県や市町防災担当部局と、災害時
の活用について協議する。その協議では、時系列的にどのような使い方が可能とな
るか、また、求められる役割を実現するための管理方法などについて行う。
3)防災部局との調整結果をもとに、必要に応じ、県または各市町の地域防災計画へ
位置づけるよう防災部局(県または市町)と調整を図り、災害時にはその計画に位置
付けられた機能が発揮できるよう、公園管理者としての役割を果たす。
4)必要に応じて、災害時対応のための施設・設備を整備する。
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(4)災害時対応の進め方【整備途中の公園】(案)
1)県立都市公園の未整備部分の整備計画等を策定する際に、既存の施設を活
用し、さらに今後の整備部分を活用することにより、災害時にどのような活用
が可能か、また求められるかを、公園の立地特性に注目して検討するため、周
辺の関連施設の整備状況や人口、被害想定などの条件を整理する。
〔公園別災害時活用のための状況確認事項(案)〕
2)県立都市公園ごとに整理した条件を踏まえ、県や市町防災担当部局、さら
には高速道路会社等と、災害時の活用について協議する。その協議では、時系
列的にどのような使い方が可能となるか、また、求められる役割を実現するた
めの管理方法などについて行う。
3)整備後の防災上の使われ方を可能とする公園整備計画を策定し(既計画の見
を含む)、その計画に基づき公園整備を進める。
4)適宜防災計画への位置づけを行い、災害時には求められる機能が発揮でき
るよう公園管理者としての役割を果たす。
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(5)公園別災害時活用のための状況確認事項(案)
公園ごとに周辺施設の状況を整理し、防災関連部局等との協議に活用する。
〔周辺施設の状況整理項目〕
周辺の関連施設の状況
面積
既防災計画上の位
置付け・指定状況
最寄の
避難場所
近隣の
防災拠点
高速道路等との
関係
ヘリポート
防災部局への協議にあたって、時系列的にどのような使い方が可能となるか、
また求められるかについてもあわせて協議を進める。
〔時系列的な主たる役割分担〕
時系列での主な役割(発災時より)
被害想定
24時間以内
3日まで
1週間まで
1ヶ月まで
1ヶ月以降
※ その他、各県立都市公園とも、公園管理者は公園利用者の安全確保と、帰
宅できずに公園に滞留する者等への水・食事の提供等の対応を図る。
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〔整理方法の事例〕
〔周辺施設の状況整理項目〕
公園名
面積
周辺の関連施設の整備状況
既防災計画上の位
置付け・指定状況
最寄の
避難所
近隣の
防災拠点
高速道路等との
関係
ヘリポート
○×公園
30ha
広域避難地
○×中学校
○×地域センター
ICから1km以
内
なし
△□公園
50ha
広域応援活動拠点
△□小学校
△□高校
ICから5km
あり
〔時系列的な主たる役割分担〕
時系列での主な役割(発災時より)
公園に必要な施設
公園名
24時間以内
○×公園
広域避難地・
帰宅支援ス
ポット
△□公園
広域避難地
3日まで
1週間まで
ライフラインの
復旧活動拠
点
消防隊の
活動基地
1ヶ月まで
1ヶ月以降
整備済
未整備
災害派遣精神
医療チーム等
の活動拠点
非常用井
戸・太陽
光照明
非常用
トイレ
仮設住宅用地
駐車場・
広場
ヘリ
ポート
10
〔県立都市公園の求められる防災機能と備えるべき条件〕
求められる役割
備えるべき条件
広域避難地
10ha以上の面積を有し、火災から
守れるエリア
津波避難地
海岸近くの丘陵
帰宅支援スポット
駅の近く等(トイレ・水・情報掲
示)
自衛隊、消防隊等の活動基地
広場とヘリポート(近接でも可)
支援物資・復興資材の分配基地
高速道路IC等に近接・広場・大屋根
高速道路等に残された車の一次保管場所
高速道路IC等に近接
災害派遣精神医療チーム等の活動拠点
パークセンター等の建物と広場・
P・WC
ボランティア団体活動拠点
パークセンター等の建物と広場・
P・WC
ライフラインの復旧活動支援拠点
広場(復旧資機材仮置き場)・P
仮設住宅用地
平坦な広場
道路等の県の復興事業に必要な瓦礫置き
広場・P
11
〔県立都市公園の求められる防災機能と備えるべき条件〕
求められる役割
時系列(発災時から)
1日
3日
1週間
1ヶ月
以降
広域避難地
津波避難地
帰宅支援スポット
自衛隊、消防隊等の活動基地
支援物資・復興資材の分配基地
高速道路等に残された車の一次保管場所
災害派遣精神医療チーム等の活動拠点
ボランティア団体活動拠点
ライフラインの復旧活動支援拠点
仮設住宅用地
道路等の県の復興事業に必要な瓦礫置き
場・資機材置き場、分別場所
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(6)概成公園における調整事例
恩賜箱根公園〔箱根町〕
立
地 緊急輸送路である国道1号に面しており、近隣にあ
る旧箱根小学校のグラウンドがヘリポートとして活用
できる。
調整状況 箱根町では、恩賜箱根公園について広域応援部隊
等の活動拠点として指定したいとの話があり、現在、
指定に向け調整中。
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恩賜箱根公園周辺状況
箱根幼稚園
恩賜箱根公園
旧箱根小学校
指定施設
避難施設(避難場所併設)
避難施設
施設名称
旧箱根小学校
箱根幼稚園
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(7)整備途中の公園の調整事例
津久井湖城山公園〔相模原市〕
立
地 圏央道相模原ICに近く、津久井広域道路に接して
いる。周辺に民家は少ない。
広場が1.5ha程度。
調整状況 防災上どのような使い方ができるか、相模原市危機
管理課と調整を行っている。
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津久井湖城山公園周辺状況
津久井湖城山公園
検討区域
相模原IC
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Ⅰ 審議事項
2 県立都市公園における
ヘルスケアパークの推進について
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2 県立都市公園におけるヘルスケアパークの推進について
(1) ヘルスケアパークについて
ヘルスケアパークとは、健康づくりに積極的に取り組む県立都市公園で
あり、特に県西地域に存する県立都市公園については「県西地域活性化
プロジェクト」の考え方に沿って先導的に実施するものである。
《県立都市公園で取り組む基本的な考え方》
県立都市公園は、ヘルスケア機能を発揮させるために重要となる、緑と
空と良好な景観の屋外空間において、自然を感じ、体を動かし、人々と交
流することのできる機能をそれぞれに兼ね備えている。
ヘルスケアパークの取り組みは、このような県立都市公園が有するヘルス
ケアに関する機能を再確認し、その機能を最大限に発揮させることにより、
神奈川県の進める「未病を治すかながわ宣言」の一翼をになおうとするも
のである。
ヘルスケアパークの目指す取り組みは、より住民生活に密接な市町の公
園に対象を広げ、地域包括ケアシステム等の中に組み込まれていくことが
望まれる。そのため、県立都市公園で進める取り組みの成果については、
県下の市町にも情報発信を進めることとする。
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(2) 第58回(平成26年3月28日)公園等審査会における主な意見
○
○
○
○
健康遊具でアスレチックコースを作るとか、併せて子供
の遊び場も創出するなど工夫が必要である。
高齢化対策を考える上で、将来の高齢者に対し、世代
間交流を促すなどの要素があったほうがよい。
公園自体を元気よく活力を持たせるため、新しい発想で
検討を進めるべき。
達成感を得ることができるようにした方がよい。
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(3) ヘルスケアパークの取組みについて
• 県西地域は、豊かな自然など、様々な地域資源を有し、運動
などライフスタイルを見直して「未病を治す」取組みを実践す
る場所として最適であることから、県は、「未病を治す」をキー
ワードに新たな活力を生み出す「県西地域活性化プロジェク
ト」を昨年度末に策定した。
• このプロジェクトにおいて、おだわら諏訪の原公園をはじめ県
西地域の3公園では、様々な施設や環境を生かし、世代間
交流を図りながら、生きがいを感じて楽しく健康づくりができる
「ヘルスケアパーク」を推進していくこととしている。
(「県西地域活性化プロジェクト」より抜粋)
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(4)県西地域活性化プロジェクトについて
平成26年3月「県西地域活性化プロジェクト」抜粋
Ⅱ 未病を治す
2 「運動」を楽しむ
9 スポーツ普及促進プロジェクト
地域で盛んなスポーツなどを通じて、様々な年代が気軽に体を動かせる場づくりを
進めます。
プロジェクトのねらい
○ 誰もが気軽に体を動かせる機会・場の創出
○ 健康、生きがいづくり、社会参加の促進
○ 未病を治す取組みの分かりやすい情報発信
具体的な取組み
○ パークゴルフの普及促進(県、市町、民間)
○ スポーツイベントの誘致(県、市町、民間)
○ 未病を治す「ヘルスケアパーク」の推進(県)
県立都市公園の様々な施設や環境を生かし、世代間交流を図りながら、
生きがいを感じて楽しく健康づくりができる「ヘルスケアパーク」を推進します。
○ 未病いやしの里「運動の駅」事業の展開(県、市町、民間)
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(5)ヘルスケアパークのねらい
• 「未病を治す」ための県立都市公園における取り組みとしては、以下の項
目が考えられる。
ⅰ 部屋に引きこもらずに、毎日のように外出して歩く習慣をつくる。
ⅱ 生き物に触れ、自然を感じ、四季の移ろいを体感する。
ⅲ 他の人と係わりを持ち、自然に会話をする。
ⅳ 体を動かすことが楽しいと感じ、さらに目標を持ち、達成感が得られる。
ⅴ 社会貢献など生き甲斐を感じ、社会の中で存在感を得ることが出来る。
ⅵ 生きていることに充実感を得る。
• 県立都市公園は、緑と空に囲まれた良好な景観を有する、他では得難い
屋外空間であり、上のⅰからⅵの項目が実現可能。
• そこで、県では、今後整備を進める都市公園においては、健康づくりに積
極的に取り組む都市公園(「ヘルスケアパーク」)となるよう、必要に応じて
計画の追加・見直しを行い、既に整備が概成している公園についても、施
設の追加や、運営の見直しにより、その実現を目指す。
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(6) 今後の具体的な取り組み(案)
ユニバーサルデザイン化を徹底
①安心安全
するなど、公園を利用することを
に利用でき
躊躇させるような、不安・障害を
る公園づくり
無くす。
具体的な取り組み
・長寿命化計画等にあわせた総点検
・ユニバーサルデザイン化の推進
・バリアフリーマップの作成
・福祉・介護施設等との連携
②何度でも、
頻繁に利用
したくなる
公園づくり
四季の移ろいを感じたり、訪れ
る度に新たな感動を体験できる、
会話の機会が持てるなど、再び
行きたい、継続的に行きたいと
思わせることにより、外出機会を
与え、健康づくりにつなげる。
・日本の四季の移ろいを感じる植栽計画
・いつでも新たな発見のできる花壇等の演出
・野鳥や虫の声を聞ける環境の整備
・良好な眺望景観の得られる視点場の整備
・きめ細かに季節ごとの魅力場所が示された
ウォーキングマップ等の作成
③楽しく健康
になれる公
園づくり
楽しく健康になれるレクリエー
ションを自分の体力や興味に応
じて選択できるとともに、達成感
が得られやすい仕組みを整える。
・健康遊具等の施設の整備
・ノルディックウォーキングコースなど地形を生
かした施設の設置
・万歩計や血圧計など測定機器の設置
・広場を活用した健康運動教室等の開催
④生き甲斐を
実感できる
健康づくり
孫等に遊びを教えたり、ボラン
ティアとして役割を持って、負担
を与えずに、社会貢献できる機
会を積極的に提供する。
・孫等に昔の遊びを教えるなど、世代を超えて
遊べる場の整備
・経験を活かし、役割を持って社会貢献を感じ
ることのできるボランティア活動等の展開
☆ 指定管理者等の関連する取組みを実現しやすい環境づくり
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(7)ヘルスケアパークの今後の進め方(案)
・ 県西地域活性化プロジェクトに位置付けられた、おだわら
諏訪の原公園、山北つぶらの公園については、公園計画に
取り込み、先導的に取組みを進めていく。
・ 先導的に実施する2公園以外の県立都市公園についても、
取り組みを進めていく。
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Ⅱ 報告事項
1 都市計画公園・緑地の見直しについて
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1 都市計画公園・緑地の見直しについて
(1)これまでの経緯
本県には、長期未着手の都市計画公園・緑地が多数存在
していることから、市町主体の見直しが円滑に進むよう、県が
見直しに際しての基本的な考え方などを取りまとめた「見直し
の指針(ガイドライン)」を策定することとし、平成26年3月、神
奈川県都市計画審議会に諮問し、現在、検討を進めている。
同年8月に開催した都市計画審議会において「見直しの指
針(ガイドライン)(素案)」がまとまり、今後の検討に県民意見
を反映していくため、素案にかかる県民意見募集を実施する
こととされた。
26
(2)「見直しの指針(ガイドライン)(素案)」概要
1) 見直しの目的
長期未着手の都市計画公園・緑地について、社会経済情勢の変化を
化を踏まえ、その必要性を確認するなど、都市計画の再検証を行い、行
い、行政としての説明責任を果たすことで、都市計画に対する信頼性を
頼性を高めるものである。
2) 見直しの対象
原則として、都市計画決定後20年以上経過しても、未着手の区域を含
域を含む都市計画公園・緑地を見直しの対象とする。なお、法令により
により適切に管理されるなど、開設された公園・緑地の区域と同等とみな
等とみなせる場合には、見直しの対象としない。
3) 見直しの基本的な考え方
都市計画公園・緑地の見直しにあたっては、おおむね20年後を年次
年次目標とし、社会経済情勢の変化を踏まえ、まず上位計画における27
4) 都市計画公園・緑地
見直しの手順(案)
28
(3)今後のスケジュール(予定)
・ 平成26年10月中旬
~11月中旬
県民意見募集
・ 平成26年12月
県議会建設常任委員会に県民意見
募集の結果等を報告
都市計画審議会答申
・ 平成27年1月
・ 平成27年3月
「都市計画公園・緑地見直しのガイド
イドライン」策定、市町へ通知
29
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Ⅱ 報告事項
2 指定管理者の選定について
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2 指定管理者の選定について
(1)指定管理者選定の状況
○ 平成26年1月15日から同年3月31日まですべての県立都市公園につい
て指定管理者の募集を行った。(都市公園内に設置されているスポーツ
施設との一括募集2件を含む。)
○ 4月に外部評価委員会による第1次書類審査を行った結果、相模湖公園
及び相模湖漕艇場の応募者1者が最低基準点(60点)に満たなかったこ
とから「失格」となった。5月20日から7月4日まで同一条件による再募集を
実施した。
○ 5月に外部評価委員会による第2次面接審査を行い、5月30日の行政改
革推進本部にて候補者が決定。
○ 平成26年6月議会定例会に指定の案を提案し、同意を得たことから、指
定管理者を公告した。(相模湖公園及び相模湖漕艇場を除く)
○ 再募集を行った、相模湖公園及び相模湖漕艇場について審査を行い、
候補者が決定。
○ 平成26年9月議会定例会に相模湖公園及び相模湖漕艇場について指
定の案を提案し、同意を得たことから、指定管理者を公告した。
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(2)指定管理者選定結果一覧-1:指定管理期間 平成27年4月1日~平成32年3月31日
都市公園名
指定管理者
応募
者数
塚山公園
公益財団法人神奈川県公園協会・県立塚山公園保存会グループ
1
保土ケ谷公園
公益財団法人神奈川県公園協会・株式会社サカタのタネ・株式会社オーチューグループ
1
三ツ池公園
三ツ池公園パートナーズ
(横浜緑地株式会社・株式会社グリーンケア・株式会社協栄)
3
葉山公園・はやま三ヶ岡山緑地
三菱電機ライフサービス株式会社
2
湘南海岸公園
株式会社湘南なぎさパーク
1
城ケ島公園
一般社団法人三浦市観光協会・有限会社湯山造園土木
1
恩賜箱根公園
公益財団法人神奈川県公園協会・株式会社小田急ランドフローラグループ
1
辻堂海浜公園・湘南汐見台公園
公益財団法人神奈川県公園協会・株式会社オーチューグループ
1
観音崎公園
観音崎公園パートナーズ
(横浜緑地株式会社・福利園建設株式会社)
3
東高根森林公園
東高根森林公園パートナーズ
(横浜緑地株式会社・株式会社三宝緑地)
3
相模原公園
公益財団法人神奈川県公園協会・株式会社サカタのタネグループ
2
33
(2)指定管理者選定結果一覧-2:指定管理期間 平成27年4月1日~平成32年3月31日
都市公園名
指定管理者
応募
者数
大磯城山公園
公益財団法人神奈川県公園協会・湘南造園株式会社グループ
1
七沢森林公園
公益財団法人神奈川県公園協会
1
四季の森公園
四季の森公園パートナーズ
(横浜緑地株式会社・株式会社泰山園)
3
座間谷戸山公園
公益財団法人神奈川県公園協会
1
津久井湖城山公園
公益財団法人神奈川県公園協会
1
茅ケ崎里山公園
公益財団法人神奈川県公園協会
1
あいかわ公園
公益財団法人宮ケ瀬ダム周辺振興財団
1
相模三川公園
アメニス相模三川グループ
(株式会社日比谷アメニス・株式会社日比谷花壇・太陽スポーツ施設株式会社)
2
おだわら諏訪の原公園
おだわら諏訪の原公園パートナーズ
(西武造園株式会社・伊豆箱根鉄道株式会社・株式会社加藤造園)
3
境川遊水地公園
公益財団法人神奈川県公園協会
1
秦野戸川公園・山岳スポーツセン
公益財団法人神奈川県公園協会
ター
1
相模湖公園・相模湖漕艇場
一般社団法人相模湖観光協会・特定非営利活動法人神奈川県ボート協会グ
ループ
1
34
(3)
ついて
次期指定管理者募集・選定に関するアンケートに
1) 実施概要
○アンケート対象
次期指定管理者(H27年4月~)に内定の候補者(代表企業9者)
○アンケート趣旨・内容
一連の手続き等に関して、提案者からの感想・意見等を収集す
る事により、課題や改善点、効果的であった点等を把握する。
○アンケート方法
メール送付によりアンケート配布・回収(記名式)
○アンケート結果の取扱い
原則として内部資料(回答者名を非公表とし、一般公表する場合が
ある。 )
○実施期間
平成26年9月10日~19日
35
2) 主な質問項目
○
募集時期・期間等
→年度末に実施することについてなど。
○
審査時期(ヒアリング含む)
→年始やGW(公園繁忙期)に実施することについ
てなど。
○
申請書類(提案書)の内容等
→事業計画書のページ数の分量・作業量についてな
ど。
○
○
審査方法・配点割合について
→経費の節減努力の配点等について。
→ヒアリング方法について など。
その他・自由意見
36
3) アンケート結果(概要)
○
募集時期・期間等
→時期、期間とも適切。
(年度末締切は事務的に厳しいとの意見も)
○
審査時期(ヒアリング含む)
→ヒアリングの通知から実施までの期間が短い。
○
申請書類(提案書)の内容等
→書類分量は妥当との意見が過半だが、ページ数減
への
要望もある。
○
審査方法・配点割合について
→最高点となる節減率(25%)の引き下げと、節
37
減努力の
4) その他・意見等(主なも
の)
○現指定管理者の実績関係
・ 現管理者の高評価結果に加点する制度を。
・ 毎年度実施している指定管理業務評価がほとんど活用され
ていない。実績評価方法の見直しを。
○自主事業関係
・ 自主事業であげた収益をサービス向上に再投資する事が評
価されるようにしてほしい。
○その他
・ 審査委員に県職員を1名追加し、公園建設経緯や行政の視
点からの評価を加えたらどうか。
・ (新規の)応募者が現指定管理者の事業計画書を検討し、それ
以上の提案を行うことはあまり難しくない。(現場の努力が新
応募者の机上の提案に負ける可能性がある。)
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Ⅱ
報告事項
3 いせはら塔の山緑地公園の供用開始につ
いて
39
3 いせはら塔の山緑地公園の供用開始について
(1)供用開始について
□ 北側メインエントランスなどが完成し、平成26年7月6日からパークセンターや
駐車場など約1ヘクタールの区域について、都市公園として供用開始。
【供用開始した主な施設】
○ 北側メインエントランス(約1.1ヘクタール)
・ パークセンター(木造平屋建、延床面積約180㎡)
多目的スペース(約60人収容可能)、トイレ(男子、女子、みんなのトイレ)
・ 駐車場(普通車35台、車いす対応2台)
○ 西側サブエントランス(約0.1ヘクタール)
・ 西口広場
パークセンター
西側サブエントランス
パークセンター
駐車場
40
41
42
(2)いせはら塔の山緑地公園の概要
〔公園計画の概要〕
□ 計画の対象地
・ この公園は、伊勢原市三ノ宮、坪ノ内地区にまたがる、通称「塔の山」(標高
202.7m)を中心とする約33ヘクタールの区域を、計画の対象としている。
・ 塔の山は、昭和30年代までは、主に薪や炭を生産する薪炭林だったが、時代
の変遷によって利用されなくなった。
□ 本公園の整備手法
・ この公園は、これまで県が整備してきた、秦野戸川公園や大磯城山公園などの
都市公園と異なり、「市民緑地」という制度を活用している。この制度は、これまで
の用地買収方式ではなく、都市緑地法に基づき、土地所有者からの申し出による
市民緑地契約により必要な用地を確保するもので、県立公園では初めての手法
になっている。
・ 駐車場や管理棟など、必要な土地については、用地買収によって整備を行う。
□ 本公園の整備状況
・ 散策路や展望広場などを整備し、平成19年11月に市民緑地として約12ヘク
タールの区域を部分供用している。
43
終わり
44