Winny(ウィニー),Share(シェア)等の ファイル交換ソフトウェアによる 情報流出の防止策 尼崎市立教育総合センター 本教材は(株)NTTドコモ関西支社総務部 情報セキュリティ担当様提供資料より引用 1 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のファイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 Winnyによる情報流出の仕組み(1) (1)ウイルスに感染したファイルをダウンロードし、実行してしまう。 その結果、Winnyをインストールしているパソコンがウイルスに 感染する。 ウィルス感染! ←実行 音楽 ダウンロード Winny 映画 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のファイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 Winnyによる情報流出の仕組み(1) (2)パソコンに感染したウィルスが、非公開フォルダ内のファイルを 公開フォルダに無作為に勝手にコピーする。 ウィルスが勝手に 圧縮してコピー マイドキュメント マイピクチャ Winny 公開 フォルダ 公開・流出 ○○のドキュメント.zip Winnyのネットワーク パソコンがウイルスに感染すると、プライベートな写真やメール など、意図しないファイルが、勝手にインターネット上に公開され 情報が漏えいしてしまう。 3 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のファイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 Winnyによる情報流出の仕組み(2) 問題は会社の業務情報だけでない。 場合によってはプライベート情報の流出の方が 深刻な 場合がある。 (同窓会名簿、年賀状発送リスト、他人に知られたくな いような趣味・好みの情報等) 4 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のファイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 Winnyによる情報流出の仕組み(2) 流出 漏えい 持出 持込 Aさんの 仕事の 情報 Aさんの Aさんの 仕事の プライベート 情報 情報 Aさんの 仕事の 情報 Winny ウィルス 感染 (ファイル交換ソフト) 画像 映像 Aさんの私物パソコン Aさんの プライベート 情報 ウィルス 音楽 ■インターネット上で ・不特定多数の人にのぞかれる ・データを取得(複製)される ・流出をPRされてしまう 5 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のファイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 対 策 業務用・私物パソコン等へファイル交換ソフトウェアをインストールしない。 一度でも業務情報を取扱った私物パソコンは、業務情報の消去が不確実な場合を考 慮して、ファイル交換ソフトウェアを使用またはインストールしない 私物パソコンを「廃棄・売却する場合」「家族・友人等に譲渡する場合」或いは「家族・友 人等と共有したり共同使用する場合」は、業務情報が存在しないことを再確認し、もし保 存されていれば事前に確実に消去する 過去に一度でも業務情報を取扱った私物パソコンは、以下の項目を参考にして業務情 報の消去を確実に行う(思い込みや我流の処理で終わらない) (1)フォルダやファイルの名称だけでなく、データ内容も確認して判断する。 (2)メールについては送信・受信・削除・下書き等のフォルダを全てチェックする。 (3)ブラウザ上のキャッシュデータを消去する。 (4)「マイコンピュータ」から全てのファイルを1度検索しチェックする。 (5)「ゴミ箱」を空にする。(ゴミ箱内のデータを消去する) 自分に技術やスキルがあると過信せず、対策を確実に実施する。 6 Winny(ウィニー),Share(シェア)等のフィイル交換ソフトウェアによる情報流出の防止策 「飲酒運転」 と 「ファイル交換ソフトウェアの利用」の類似点 「悪いことだとわかってはいるけれど」、「まあ大丈夫だろう」と思ってやってしま い、事故が起こったときに「取り返しのつかない結果になる」点が類似している 飲酒運転 ファイル交換ソフトウェアの利用 Winny 情報漏えい ウイルス感染 7
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