Environmental Education in Timor-Leste Capacity Building 現地スタッフとインターン生の役割 現地スタッフやインターン生の能力向上のために、最初の環境教育 セミナーやアクティビティは私が担当し、その後は現地スタッフやイ ンターンの学生に担当してもらい、私はアドバイザーとして彼らをサ ポートしています。 セミナー前には模擬授業でリハーサルをし、セミ ナー後にはフィードバックのためのミーティングを行っています。セミ ナー時にはコメントペーパーを学生たちに配っていますので、彼ら の意見や感想も取り入れて、次のセミナーに活かすようにしていま す。 Seminar ゴミの分別の重要性 東ティモールではゴミは分別されていませんし、リサイクル施設もあ りません。しかし、今後の東ティモールの発展を考えると、ゴミの分 別というのは非常に重要になってくると考えられます。東ティモール にも、多くのレジ袋やペットボトルのような無機類のものが入ってき ています。ゴミというのは全てが不必要で使えないものではなく、有 機ゴミと無機ゴミのようにきちんと分別をすることで、貴重な資源に なりうるということをセミナーで話しています。 Activity 新聞紙からゴミ箱を作る セミナー後には子どもたちが中心になるアクティビティを実施してい ます。今回は日本の折り紙からヒントを得て、新聞紙からゴミ箱を作 るというアクティビティを実施しました。東ティモールの多くの学校で は美術や図工のような授業はありませんので、学生たちは楽しそう に参加していました。他にも新聞紙で何か作ってみたい、ペットボト ルで何かを作ってみたいといった、多くのポジティブなコメントをもら いました。彼らの期待にこたえるために、新しいセミナーやアクティ ビティを企画しています。 写真を 入れて ください 写真を 入れて ください 写真を 入れて ください 青年海外協力隊として東ティモールに派遣されてから約1年が経ちました。 中学校での環境教育セミナーは、少しずつですが軌道に乗り始めています。 私の同僚たちもまだまだ荒削りな所はたくさんありますが、セミナーやアク ティビティを担当してくれていますし、少なくとも私が東ティモールに来たばか りの頃よりは、環境への関心を持ってくれていると思います。セミナーやアク ティビティの内容は、始めた当初は私から提案していましたが、最近は同僚 からも案が出るようになってきました。今後は学校のスケジュールに合わせ て、定期的にセミナーを行えるような仕組みを作っていけたらと思います。 現在はディリ市内の小中学校10校でセミナーを実施しているのですが、私の 配属先には職員が2人と短期のインターンの学生が2人しかいません。 これ以上学校数を増やすのは難しい状況ですので、学校の先生を対象に したトレーニングプログラムを作り始めています。先生たちに環境教育を 担当してもらい、東ティモール全体に環境教育を広めていけるような活動を 青年海外協力隊 平成25年度4次隊 東ティモール 環境教育 藤原 祐輔 展開していければと思っています。
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