デジタルドキュメントの 作成・技法 2004年12月1日 東京情報大学 安岡広志 ツールの位置づけ 高 イメージ ドキュメント レ イ ア ウ ト の 自 由 度 イ メ ー ジ 処 理 ツ ー ル 多 テキスト ドキュメント DTPツール ド キ ュ メ ン ト 量 サーバー 管理 ツール ド キ ュ メ ン ト 管 グループウェア 理 ツ ー ル デスク トップ 管理 ツール 統合 オフィス ツール 低 少 低 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 情報の再利用度 高 弱 業務定型度 強 ドキュメントの作成と伝達 作成から伝達へ 作成過程 アウトライン 設 計 論理の構造化 情報整理 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 作 成 執筆とビジュアル .チャート化 .レイアウト .カラー化 伝達過程 管理過程 プレゼン テーション 個人管理 アウトライン ストーリーの 組み立て プレゼンカラー 配付資料 グループ管理 送 信 モラル 組織内 情報共有 ドキュメント設計とは テーマの明確化 ストーリーの組み立て ・与えられたテーマ、考えられるアイデアに対し、 受け手が何を求めているか考える ・受け手のニーズに対する基本となる項目を押 さえる ・基本となる記述項目を分類する 記述項目のブレークダウン ・詳しく説明する内容を項目としてあげる ・項目の順序を考える ドキュメント作成後の再利用 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB ・作成されたドキュメント情報の再利用の形態を 考える ドキュメントの作成 ・わかりやすい表現を心がけドキュメントを作成する 執 筆 ・的確な要約を行う ・目的に合ったグラフやチャートを作成する グラフ化とチャート化 ・情報を理解しやすい形で一定フォームにおさめる フォームレイアウト ・色づけをルールに則って行う カラー化 作成中の ドキュメント情報の整理 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB ・作成中の情報の分類や整理を行う チャート化とは 関係図形 囲み図形・形象図形 +-× ÷= 言語情報 構 造 化 ・ 視 覚 化 キーワード 構造の基本パターン 視覚表現の基本 ●バランス つなぐ 仕切る 重ねる 含む Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB ●視線の流れ ●余白の活用 チャート チャート化の注意 視線の流れ ●左から右 バランス ●シンメトリーな配置 余 白 ●全体イメージ ●上から下 ●線の長さ ●文字と図形のアキ A ●Z型 B ●図形の大きさとアキ ●円周は右回り ドキュメントの 重要性 A:半文字分 B:1文字分 が最低の目安 (チャート全体のバランス により変化する) Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 目的に合ったグラフの選択 目的 主 に 使 わ れ る グ ラ フ 内 訳 較 差 推 移 その他 円グラフ 棒(水平棒)グラフ 折れ線グラフ ヒストグラム 半円(相対半円)グラフ 積み上げ棒グラフ 層グラフ レーダーチャート 二重円(内訳円)グラフ 重ね合わせ棒グラフ 階段グラフ 損益分岐点グラフ 構成比率棒グラフ 複合棒グラフ Zグラフ 点グラフ 内訳構成比率棒グラフ 水平対称棒グラフ 動線グラフ 散布図 パレート図 ピラミッド・グラフ 浮動棒グラフ 三角グラフ 構成比層グラフ 偏差棒グラフ ファンチャート 線・棒+テーブル 正方形グラフ 面積グラフ 線+棒 円+円/円+棒 応 用 で き る グ ラ フ Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 層グラフ 棒(水平棒)グラフ 点グラフ 積み上げ棒グラフ 重ね合わせグラフ 複合棒グラフ 水平対称棒グラフ 偏差棒グラフ グラフ作成のポイント 円グラフ D 5% Other 18% A 41% C 18% B 18% D 5% Other 18% C 18% Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB B 18% A 41% 棒グラフ 折れ線グラフ レイアウトとは 視覚表現の基本 ●余白を活用する ●バランスを考える ●視線の流れを考える 視覚伝達要素 ●原稿類 文章 図版 ●補助的要素 ケイ線 記号・図形 一定のスペースに 構成・配列 ドキュメントのページ構成 レイアウト された ドキュメント レイアウトの基礎知識 ●表紙 ●本文 ●判型 ●文字組み ●行間 ●まえがき ●補足資料 ●用紙の向き ●書体 ●インデント ●版面 ●字詰め ●段組み ●目次 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB : レイアウトにあたって 視線の流れ 余白の活用 バランスの配慮 文章中心 のもの 見出しと 本文の バランス 図版が 入るもの Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 図版の 位置 数値情報の視覚化表現 弱 視 素データ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXX XXXX XXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXX XXXX XXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXX XXXX XXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXXXX XXXXX XXXXX XXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX ○ ○ ○ ○ ○ 数 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 覚 表 強 性 グラフ アイソタイプ・地図の活用 XXXXXXXXXX XXXXXXXXXX XXX XXXX XXXXX XXXX XXXX XXX XXXXX XXX XXXX XXXX XXXX XXXX XXXX XXX XXXX XXX XXXX XXXX XXX XXXX XXX XXXX XXXX XX XXXX XXX XXX XXX XXX XX XXX XXXXX XXX XXXX XXX XX XXXX XXXX XXXX XXX XXXXX XXXX XXXXX XXX XXX XXX XXXXXXXXXX XXX XXXX XXXXX XXX XXX XXX XXXX XXXX XXXX XX XXXX XXX XXX XXX XXXXXXXXXX ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● 一般的な表現 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB ● ● ● バリエーション ドキュメントのカラー化とは カラー化の心得 色の基礎知識 ●重要なポイントをカラー化する ●ドキュメントに適した色 ●色の使い方をルール化する ●色の性質 ●少ない色数で表現する ●配色の基本 モノクロ ドキュメント ●紙 色の特性を活用したメリハリ表現 ●モニター ・ ・ ・ カラー化の表現目的 ●区分け ●強調 ●区分け+強調 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB カラー ドキュメント カラー化の注意 心 得 ニーズ 1ページ のみ 本文 ページを 着色する 重要な箇所を 着色する 色の使い方を ルール化する 図版中心 意味の統一 基本は 3色以内 グラフ ● チャート ● 地図 ● 図面 ● 複数 ページ 全体を通した 統一感 イメージ ● 意味 (属性・階層…) ● ドキュメント全体を 着色する Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 表紙(表題) 本文ページ (図版・見出し…) 少ない色数で 表現する 最大でも 5色以内 区分けと強調 強 調 区分け b a A a a 区分けと強調 b b a a b b a a b a a a a a c c c ●基 本 c a c ● 意味や順序の区分け c c c ● 意味や順序を区別しな がら、強調する A ● ワンポイント ● 視覚的な区分け ● 視覚的な区分けを しながら、強調する Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB プレゼンテーションに必要な技術 限られた時間の中で、情報を正確に伝え、その結果として、 判断や意志決定までしてもらうコミュニケーション方法 内容の構成 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 情報の視覚化 発表の技術 ドキュメントの伝達効率を高めるには 扱いやすい量にする 論 理 構 成 グ ラ フ 化 チャート化 伝達効率の向上 表現方法を工夫する 視 覚 化 レイアウト カ ラ ー 化 文 章 品 質 適切なメディアを使う Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 少しテストします。過去問題 16年初級シスアドより 1・プレゼンテーション用資料の作成に関する記述として, 適切なものはどれか。 ア イ ウ エ 箇条書きは効果的な表現方法なので,重要な部分は できるだけ箇条書きにするのがよい。 自分の主張を相手に伝えるものであるから,できる だけ主観的に記述するのがよい。 図解は誤解を招きやすいので,文章主体の構成にして 図やグラフなどは補助的に使用するのがよい。 本文を“です”調で構成する場合は,箇条書き部分も“です” 調にするのがよい。 2・過去5年間のシステム障害について,種類別件数と総障害 件数の年ごとの推移を比較するのに最も適切なものはどれか。 ア 折れ線層グラフ イ 二重円グラフ ウ ポートフォリオ図 エ レーダチャート Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 少しテストします。過去問題 初級シスアドより 解答・解説 ●ア 箇条書きは効果的な表現方法なので,重要な部分は できるだけ箇条書きにするのがよい。 イ:受け入れられやすくするために客観的に記述する ウ:見やすくするために図やグラフを使用する エ:箇条書き部分は体言止めや"である"調を使う ●ア 折れ線層グラフ ア:正解 イ:内訳を見る ウ:要素の分布状態をみる エ:項目間のバランスみる Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 少しテストします。過去問題 初級シスアドより データの相関を見るために作成した散布図のうち, “負の相関”を示すものはどれか。作業の予定と実績を表現 するのに適している図表はどれか。 Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 少しテストします。過去問題 初級シスアドより 作業の予定と実績を表現するのに適している図表はどれか。 ア イ ウ エ ウ SD チャート 円交差チャート ガントチャート デシジョンツリー ガントチャート Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB 少しテストします。過去問題 初級シスアドより 正解はウ ガントチャート(Gantt chart) 工場などで人員、工程管理などに用いられる帯状のグラフ。 横軸に時間、縦軸に人員、製造設備等を配置し、工程ごとの 個別の作業開始日、作業完了日などといった情報を帯状に示す。 SDチャートとは 商品のイメージ調査などに用いられる図表 円交差チャートとは 要素間の相互関係を表すために用いられる図表 デジションツリーとは 問題解決のために用いられる図表。 ア イ ウ エ 特に意味がないグラフである ○ 負の相関である 相関はなし 正の相関である Unit 1998 2004 COPYRIGHT(C) http://ns.flash.tuis.ac.jp / yasuoka LAB
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