3D学校内地図システムの開発

3D学校内地図システムの開発
研究者:錦織優子
指導教員:越田高志
1.はじめに
• インターネットの利用形態が変化してきている
– 受身型から能動型へ
– マッシュアップの登場
• Webサービスを組み合わせて新しいWebサービスを
構築
• 地図の表現方法も多彩になってきている
– 地図を利用したマッシュアップシステムが可能
地図について
• PC上で動作する地図
– Google Map、Mapion、ちず丸 ― 2D地図
– Google Earth、ちず丸ぐぃ~ん ― 3D地図
• 校内の地図
– 2次元の平面データがほとんどである
そこで
3Dの校内地図を開発することにした
2.研究目標
• 以下の機能を持つ3D地図を作成する
– 地図上に各研究室の情報を表示する
– 事務関係の部屋に対しては、マウスカーソルでそ
の部課名と事務員名が表示される
– 訪問したい研究室を指定することで,正門から研
究室までのルートを表示する
– 作成した建物内をウォークスルー可能にする
3.システム開発について
• 3Dデータの作成
– Google SketchUpを用いる
• 無償で利用できる
• 他のGoogleのサービスとの連携がし易い
• 3Dデータの表示
– Google Earthと連携・マッシュアップをする
Google SketchUp について
• 3Dモデルを作成・共有することができる
• 様々な形式でインポート・エクスポート可能
• 作成した3Dデータを様々なアプリケーションで
利用可能
SketchUpによって
作成した3Dモデルの例
3Dデータの作成
1.校舎の平面データを作成する
2.壁やドアなどを組み合わせて立体データを作
成する
3.作成したデータをkmz形式に変換する
– kmz…Keyhole Markup Language Zip
3Dデータの作成
コンポーネント
作成した3Dモデル
ウォークスルー実行画面
デモンストレーション
3D学校内地図システム
Google Earthとの連携
• Google Earth上に取り込む
– 作成した3DデータをKMZ形式でインポート
– GoogleEarth上に読み込む
– 座標の指定をする
• SketchUpに地図データを取り込む
– Google Earthで取り込みたい地点を表示
– SketchUpに読み込んで表示する
Google Earthとの連携
SketchUpに地図データを
読み込んで表示
GoogleEarth上に
3Dデータを配置
システムの実行評価
• 他の高専や大学などのキャンパスマップ
– ほとんどが平面図や写真
• 3Dデータの学校案内図はまだ存在しない
– 訪問する前に内部の様子を知ることが出来る
– 実現すれば平面図に比べかなり分かりやすい
例:岡山理科大学のキャンパスマップ
4.おわりに
今後の課題
• 校舎の3Dデータ化の完成
• Google Earthとそのデータをホームページ
上にリンク
• 3Dデータの作成に手間取った
コマンド・スクリプトを利用したタスクの自動化
GoogleEarth上でのウォークスルー
• ウォークスルーをすることが可能であった
• 座標の指定など細かい設定方法を見つける
必要がある
GoogleEarth上でのウォークスルー