パッシブリズミング空調

パッシブリズミング空調
温熱快適性向上と省エネを両立する
建築研究所 坊垣 和明
㈱三機工業 福森 幹太
奥村組㈱ 茂木 正史
1.オフィスビルのエネルギー消費
2.快適感の被験者実験
[%]
*快適感アンケートは7段階評価『非常に快適』~
『中立』~『非常に不快』とした。
(合計100%)…空気調和・衛生工学会学術
論文集№64- p68 1997.1.
100
75
50
実験室での調査風景
空調停止
25
空調再開
28℃
表面温度
27
室内温度
0 10
30 40
実験パターン例
26
60 70
90
0
非常に快適
快適
やや快適
中立
通常の パッシブ
パッシブ
パッシブ
空調方式 15分停止 10分停止 5分停止
(連続運転) 45分運転 20分運転 25分運転
分
(10分停止20分運転)
被験者実験による快適感申告の割合
3.コントローラーの開発
パッシブリズミング空調 制御フロー
←①
①空調開始(起動)
②設定温度?
No
Yes
④
⑦
運転 停止
←⑥
②→
⑤
③↑
↑⑧
空調停止が可能な条件
③空調停止サイクル
No
④X分経過?
Yes
⑤温度差
A℃?
Yes
空調運転条件
No
CO2濃度
Bppm?
No
Yes
⑥空調運転サイクル
No
⑦Y分経過?
Yes
No
⑧設定温度?
Yes
パッシブコントローラ
写真 設置例:大丸神戸店
4.適用・実施
■計画値(軸馬力換算:H12年)→
←□(パッシブ停止効果)
■パッシブリズミング空調導入後→→ ←■手動ON-OFF(H12年試行)
電力量(MWH)
60
50
56
51
51
49
48
51 49 50
40
30
56
53
37
37
51
50
45
43
41
49
46
30
34
30
20
51
51 49
47
46
34
53 51
31
25
計画値 600MWH
パッシブ400MWH
低減効果▲200MWH
10
19
18
22
19
0
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
写真
実施例:大丸神戸店
図
消費電力削減効果
(大丸神戸店)