第23回公衆衛生情報研究協議会・研究会 2010.1.22 Webアンケート作成システムの 開発: システムの概要 安藤雄一1、星 佳芳2、吉見逸郎3、緒方裕光3 1.国立保健医療科学院・口腔保健部 2.北里大学医学部・北里大学医学部附属臨床研究センター 3.国立保健医療科学院・研究情報センター 背景 Webアンケート調査(ネットリサーチ)の普及 – マーケットリサーチ分野の主流になりつつある。 – 社会調査における応用も検討されつつある(一部 は定着)。 Webアンケート調査の対象 – 企業等が登録しているモニタや、特定のインター ネットサイトにアクセスした人々など、調査を行う側 からみて不特定多数が対象 – 多くの場合、身近な特定集団に対して実施できな い。 Webプログラミングのスキルがあれば可能だが… 目的 Webアンケート調査の作成から集計まで を簡単に行えるシステム(NIPH-WebQ: 以下WebQ)を開発。 本報告では、WebQの概要を示し、その 用途等について考察する。 システムの概要 調査実施の流れ アンケート作成者 発案 アンケート回答者 アンケート作成 回答依頼:メール 回答結果 をリアルタイム (必要に応じて督促:メール) で確認可 メール受信 Webにアクセスして、アンケート回答 調査終了 結果公開:メール メール受信 Webにアクセスして、結果を閲覧 集計結果の公開機能 WebQ:調査実施の流れ アンケート作成者 発案 アンケート回答者 アンケート作成 回答依頼:メール 回答結果 をリアルタイム (必要に応じて督促:メール) で確認可 メール受信 Webにアクセスして、アンケート回答 調査終了 結果公開:メール 個票ファイルをダウンロードして、 PCで解析 メール受信 Webにアクセスして、結果を閲覧 WebQで作成できる質問パターン 通常、使われる質問は、概ね対応 – 単一回答(SA) – 複数回答(MA) – マトリックス回答 – 自由回答(テキスト入力) 紙媒体に対する利点(優位性) – 回答肢の並び順をランダム化 – 画像の貼り付け – Webへのアクセス 管理機能(利用権限)について アンケート作成機能 – 登録が必要 利用する際には、IDとパスワードが必要 サーバ – 外部サーバを利用 理由: – 科学院サーバには、Webアンケート機能を発揮するた めの言語(SQL、PHP)が実装されていなかったため 活用例 調査 – メーリングリストメンバー(数百名規模)に対する アンケート調査 コンセンサス形成 – ガイドライン作成・普及時のコンセンサス形成 メーリングリストメンバー(十数名程度)の仕事 の役割分担決め 国立保健医療科学院の研修(演習) – 研修後に現場で活用された事例あり 等々 考察 WebQの短所と長所 短所 – 一般的なWebアンケートと同様 代表性、なりすまし問題 長所 – 一般的なWebアンケートと同様 迅速、低コスト – 双方向コミュニケーションのツール(活用の可能性) 結果を迅速にフィードバックできる → 参加意識を高める メーリングリストの欠点を補えるかもしれない WebQ:さらに興味のある方へ 本発表に関するWebアンケートに御協力 ください IDを登録したい方は、発表者にメールで 御依頼ください – [email protected] ご静聴、ありがとうございました。
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