PowerPoint プレゼンテーション

http://altair.sci.hokudai.ac.jp/
生物科学科(高分子機能学)
• 生体高分子解析学講座(第3)
スタッフ
• 教授 新田勝利
• 助教授 出村誠
• 助手 相沢智康
タンパク質工学:キーワード
• タンパク質工学の利用分野
学術、工学、農学、医薬
• タンパク質工学とは
遺伝子組換え技術、遺伝子化学合成技術、新しいタンパク質の人工合成
• ゲノム・遺伝子・タンパク質
ゲノム遺伝子>遺伝子
• DNA分子の塩基配列とアミノ酸配列
コドン、アミノ酸の一次配列
• タンパク質分子とアミノ酸配列
ペプチド結合、ヘリックス、シート
• 立体構造解析と NMR
ノーベル化学賞 K.Wüthrich
Protein Engineering
タンパク質工学の利用分野
学術:タンパク質の立体構造、生物進化
工学:安定化酵素、ナノテクノロジー
農学:遺伝子組換え作物、クローン家畜
医・薬:病気の治療、遺伝子診断(遺伝病)
立体構造のわずかな違いだけで
機能が異なる場合もある!
立体構造とNMR
原子核の磁気的性質を非破壊で観測できる
装置(NMR)を用いて、生体高分子(タンパク
質、核酸、糖質など)の立体構造が水溶液に
溶けたままの状態で決定できるようになって
きた。
http://www.nobel.se/
NMR分野のノーベル賞
1952
1952
1991
2002
Felix Bloch
(1905 - 1983)
Stanford University
USA
Edward Mills Purcell
(1912 - 1997)
Harvard University
USA
Richard R. Ernst
(1933 - )
ETH, Switzerland
Kurt Wuthrich
(1938 - )
ETH, Switzerland
Scripps Research Inst.,
USA
物理学賞(1952)
for their development of new methods for nuclear
magnetic precision measurements and discoveries
in connection therewith.
化学賞(1991)
for his contributions to the
development of the
methodology of high
resolution nuclear magnetic
resonance (NMR)
spectroscopy.
化学賞(2002)
for his development of NMR
spectroscopy for determining
the three-dimensional
structure of biological
macromolecules in solution
NMRでわかる距離・角度情報
アミノ酸の一次配列から立体構造を決定
するために、NMRからわかる原子間距離、
結合の回転角度が利用可能
すべてのNMR距離・角度情報を満たす構造
= 立体構造
ヒトとウシの正常型プリオンタンパク質(23-230)のNMR立体構造
(K. Wüthrich et al., )
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 97(1), 145-150 (2000).
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 97(15), 8334-8339 (2000).
原子核固有のNMR周波数
磁場強度: 9.4テスラ
磁場強度:18.8テスラ
1H共鳴周波数=400MHz
1H共鳴周波数=800MHz
化学シフト(微細構造による共鳴周波数の変化)
1H:0〜10 ppm, 13C:0〜20 ppm, 31P:0〜600 ppm