タイにおける GPS可降水量研究の現状 静岡大学理学部 里 村 幹 夫 バンコクでのGPS可降水量と 降水量 mm mm Khon KaenのGPS可降水量 KogMaの降水量・可降水量 KogMaとChiang Mai 比較 KogMa-Chiang Mai 比較 70 60 40 Chiang Mai (h=320m) KogMa (h=1364m) Chmi-KogMa 30 20 10 6 1 4/ 26 21 16 11 6 1 0 3/ 可降水量(mm) 50 ま と め ① 雨季は常に可降水量が高く、変化が非常に小さい。 ② 乾季は、可降水量が1~2週間の周期で大きく変動する。 ③ 乾季の初期は可降水量は気圧と負の相関を持つ。これ は、コールドサージの通過を見ていると考えられる。 ④ 乾季の終わり(プレモンスーン期)は、可降水量は気圧 と正の相関を持つ。これは南の高気圧が水蒸気をもたら していると考えられる。 ⑤ 可降水量の日変化はローカルな影響を受け、場所 にとって異なるが、タイでは一般に小さい。 ⑥ 標高の高いKogMaとふもとのチェンマイとの可降水 量の差は両点の可降水量にほぼ比例するが、可降水 量が大きいときは、2点の差は頭打ちになる。
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