UDPとCBR

UDPとCBR
演習第3回
情報通信技術論
インターネット工学
情報通信技術論/インターネット工学
コンテンツ配信

エンコード (符号化)
– 音楽・動画などをデータに変換(圧縮)

CBR (Constant Bit Rate)
– 固定ビットレート
– 常に一定のビット量を割当てる方式 (MPEG2)

VBR (Variable Bit Rate)
– 可変ビットレート
– 動き/色の変化の激しい部分に多くビット量を割当てる方式 (MPEG2)
ビットレート: 1秒間あたりのデータ容量 [bps (bit per second)]。
ビットレートが大きくなるほど情報量も多く、画質・音質は高くなる。
1
情報通信技術論/インターネット工学
UDP (User Datagram Protocol)



トランスポート層のプロトコル
信頼性は低い (相手に確実に届く保証はない)
音声・映像の配信(ストリーミング)等に使用される
ネットワークの状態は考慮せず
上位層からの要求に応じたレートでデータを送信
応用層
データ送信
トランスポート層
ネットワーク層
物理・データリンク層
FTP, CBR
HTTP, SMTP
TCP
UDP
IP
Ethernet
2
情報通信技術論/インターネット工学
階層アーキテクチャ
送信側
受信側
データ
データ
付加 UDPヘッダ
データ
付加
IPヘッダ
データ
付加 Ethernetフレームヘッダ
データ
応用層
UDPヘッダ
解析
データ
IPヘッダ
トランスポート層
解析
データ
Ethernetフレームヘッダ 解析
データ
送出
受信
通信媒体(LANケーブル・光ケーブル・無線など)
ネットワーク層
物理・
データリンク層
3
情報通信技術論/インターネット工学
UDPパケットの構造
31
0
送信元ポート番号
Source Port
宛先ポート番号
Destination Port
パケット長
Length
チェックサム
Checksum
UDPヘッダ
データ
Data
(注) UDPヘッダはサイズが小さいため、NSではデータに含めて考えてい
るため、見掛け上ヘッダサイズはゼロである
4
情報通信技術論/インターネット工学
CBR/UDPのシミュレーション
パラメータ
CBRでエンコード
されたデータ
・パケットサイ
ズ
・送信レート
音声・動画再生
UDP Agent
ネットワーク
UDP Agent
ルータ
ネットワーク
5
情報通信技術論/インターネット工学
実験1-1
0
4
CBR/UDP
40Mbps
2
帯域: Bw
40Mbps
3
(ボトルネックリンク)
5
1

スループット[Mbps] =
(総受信パケット数)×(パケットサイズ(ヘッダ含む))[bytes]
(送信時間)[s]

パケットドロップ率[%] =
(総ドロップパケット数)
×100
(総送信パケット数)
6