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学校における
著作権
長崎県教育センター
著作権に対する意識は?
このようなことを、行っていませんか?
販売用の教材サン
プルを生徒数分コ
ピーして、授業で使
用
1ライセンスの教材
ソフトを複数台の
PCにインストール
著作権者の利益を不当に害するため
違反
このようなことを、行っていませんか?
教材データ(教科書
画像、テレビ番組録
画等)を、許可なくサ
ーバ等で共有
学校新聞 にWebペー
ジから画像や文章を
無断で、そのままコピ
ーして配布
本人(教師、生徒)の授業での使用ではないため
違反
このようなことを、行っていませんか?
・保護者向けの学校(学級)新聞に、Webペ
ージから画像や文章を無断でコピーして、
そのまま貼り付けて配布
本人(教師、生徒)の授業での使用ではないため
違反
このようなことを、行っていませんか?
・ネット上の画像(著作権あり)を許可なく
コピーし、デジタル教材を作成して授業を
行った。
・数日後、研究発表会でそのデジタル教材を
そのまま使用して説明した。
授業
研究発表
本人(教師、生徒)の授業での使用ではないため
違反
著作権とは?
誰もが著作権者に
絵を描いた時点で、
自動的に著作権者に
子どもが描いた絵
著作権発生
生存中および死後
50年間保護される
利用するには、原則、
著作権者の許可が必要
学校における例外措置
小説、絵、音楽などの作品をコピーする際に
は、原則として著作権者の了解(許諾)を得る
必要がありますが、学校などの教育機関にお
いては、その公共性から例外的に著作権者の
了解(許諾)を得ることなく一定の範囲で自由
に利用することができます。
学校における著作権例外措置について
1
教員及び児童・生徒が、授業の教材として使うために
他人の作品をコピーし配布する場合(第35条第1項)
2
「主会場」で行われている授業で教材として使われた他人の作
品等を遠隔地にある「副会場」に向け、同時中継する場合(第
35条第2項)
3
試験又は検定のために、他人の作品を使って入学試験問題を作成し
配布する場合又は当該試験問題をインターネットなどで送信する場
合(第36条)
4
発表用資料やレポートの中で他人の作品を「引用」し
て利用する場合(第32条第1項)
5
学芸会、文化祭、部活動などで他人の作品を上演・演
奏・上映・口述(朗読等)する場合(第38条第1項)
教員及び児童・生徒が、授業の教材として使うために
他人の作品をコピーし配布する場合
(第35条第1項)
学校における例外措置
利用可能な例
○教員が授業で使用するために、小説などをコピーし
て児
童・生徒に配布する場合
○児童・生徒が、「調べ学習」のために、新聞記事など
をコピー
して、他の児童・生徒に配布する場合
教員及び児童・生徒が、授業の教材として使うために
他人の作品をコピーし配布する場合(第35条第1項)
著作権者の了解なしに著作物を利用できる条件
①営利を目的としない教育機関であること
②授業を担当する教員やその授業等を受ける児童・生徒
がコピーすること
③本人(教員又は児童・生徒)の授業で使用すること
④コピーは、授業で必要な限度内の部数であること
⑤既に公表された著作物であること
⑥その著作物の種類や用途などから判断して、著作権者の
利益を不当に害しないこと
⑦原則として著作物の題名、著作者名など「出所の明示」
をすること
教員及び児童・生徒が、授業の教材として使うために
他人の作品をコピーし配布する場合(第35条第1項)
著作権者の了解なしに著作物を利用できる条件
①営利を目的としない教育機関であること
②授業を担当する教員やその授業等を受ける児童・生徒
がコピーすること
③本人(教員又は児童・生徒)の授業で使用すること
④コピーは、授業で必要な限度内の部数であること
⑤既に公表された著作物であること
⑥その著作物の種類や用途などから判断して、著作権者の
利益を不当に害しないこと
⑦原則として著作物の題名、著作者名など「出所の明示」
をすること
よく考えながら
発表用資料やレポートの中で他人の作品を「引用」し
て利用する場合
(第32条第1項)
学校における例外措置
利用可能な例
・ 教員が、研究会の発表資料を作る際に、指導の
成
果
を比較して解説するため、発行された記念文集
の
作
品の一節を「引用」して使う場合
・ 地域産業の歴史について調べている生徒が、自
分
の
考えを記述するにあたり、博物館のホームペー
ジ
か
ら
入手した郷土の歴史の文章の一部分を「引用」
発表用資料やレポートの中で他人の作品を「引用」し
て利用する場合(第32条第1項)
著作権者の了解なしに利用できるための条件
①既に公表された著作物であること
②利用方法が、「公正な慣行」に合致していること(例:自
分の考えを補強するためなど作品を引用する「必然性」
があること)
③利用の目的が、報道、批評、研究などのための「正当な
範囲内」であること (例:引用の分量については、引用
される部分(他人の作品)が「従」で、自ら作成する部分
が「主」であること)
④引用部分については、カギ括弧などを付して、明確にす
ること
⑤著作物の題名、著作者名などの「出所の明示」をすること
2
発表用資料やレポートの中で他人の作品を「引用」し
て利用する場合(第32条第1項)
著作権者の了解なしに利用できるための条件
①既に公表された著作物であること
②利用方法が、「公正な慣行」に合致していること(例:自
分の考えを補強するためなど作品を引用する「必然性」
があること)
③利用の目的が、報道、批評、研究などのための「正当な
範囲内」であること (例:引用の分量については、引用
される部分(他人の作品)が「従」で、自ら作成する部分
が「主」であること)
④引用部分については、カギ括弧などを付して、明確にす
ること
⑤著作物の題名、著作者名などの「出所の明示」をすること
学校における例外措置
本来、著作物を著作権者の許可なしに勝手
に使用することは、よくないことである。
しかし、学校などの教育機関では、
「特別」に、いくつかの条件のもとで、
使用することができる。
学校における例外措置
本来、著作物を著作権者の許可なしに勝手
に使用することは、よくないことである。
教師自身も
しかし、学校などの教育機関では、
著作権を尊重する行動を
「特別」に、いくつかの条件のもとで、
使用することができる。
著作権について
心配することなく
ネット上の文章や画像
を利用できる例
http://creativecommons.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/
著作権
どこから始めれば?
著作権に関するWebサイト
http://www.cric.or.jp/
先生たちの勉強
著作権虎の巻
http://www.chosakuken.jp/key.html
http://www.chosakuken.jp/
http://www.kidscric.com/school/school.html
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/index.html
http://chosakuken.bunka.go.jp/naruhodo/index.html
http://www.jasrac.or.jp/info/school/index.html
http://www.jasrac.or.jp/info/create/index.html
http://www.pressnet.or.jp/statement/copyright/index.html
http://www.jbpa.or.jp/guideline/index.html
著作権に関する参考Webサイト
●文化庁著作権 http://www.bunka.go.jp/chosakuken/index.html
●著作権情報センター(CRIC)
http://www.cric.or.jp/index.html
・5分でできる著作権教育
http://chosakuken.jp/
・著作権教育の実践事例
http://www.cric.or.jp/education/jissenrei.html
・コピーライト・ワールド KIDS-CRIC
http://www.kidscric.com/
・教師のための著作権講座・生徒のための著作権教室
http://www.kidscric.com/school/school.html
●クリエイティブ・コモンズ http://creativecommons.jp/
●Wikipedia(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/
著作権に関する参考Webサイト
●著作権なるほど質問箱
http://chosakuken.bunka.go.jp/naruhodo/index.html
●日本音楽著作権協会(JASRAC) (学校などでの音楽利用)
http://www.jasrac.or.jp/info/school/index.html
●コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/
●日本新聞協会
http://www.pressnet.or.jp/statement/copyright/index.html
●日本書籍出版協会
http://www.jbpa.or.jp/guideline/index.html