第11回県南部血液浄化技術透析懇話会 透析業務支援システムの構築 「透析記録用紙・IT化への工夫」 埼仁クリニック 透析室 千葉 法男 鈴木 隆浩 荒 逸子 西堀 文男 荒 隆一 2006年05月11日(木) 業務支援システムの特徴 1、毎回の透析記録用紙への手書きを解消 ★ スタッフの仕事効率を大幅に軽減 2、透析記録用紙へのデータ一元化 ★ A4用紙に集約記載が可能 3、定期投与薬剤のうっかりミスを防止 ★ 毎回定期薬剤名の自動印字が可能 4、最新検査データの共有化と維持範囲での表示 ★ 維持範囲外は警告カラー印字 5、透析記録用紙の保存はDVDの取り込み省力化 ★ 透析患者一年分(約100名)の用紙はDVD1枚に保存可能 透析業務支援システム変更 変更前の作業 患者氏名、生年月日、透析 実施日、ベッド番号、標準体 重、前回体重、Δ体重 ダイアライザー名、透析液名 抗凝剤量、定期薬剤、注射 処置等の手書き作業 変更後の作業 透析後の体重・Δ体重の入力 と次回記録用紙の印刷 透析記録用紙 透析記録用紙 入 力 か ら 印 刷 ま で の 手 順 透析業務支援システム 入 力 項 目 患者基礎データ 体重データ CTR/DWデータ 血液検査データ 患者来院設定カレンダー カルテ印刷確認カレンダー ダイアライザー項目設定 検査項目設定 印刷カラー設定 システム終了 システムTOP画面 透析支援システムの日常 入力項目 毎回入力 カルテNO 患者氏名 ○ 毎月入力 ○ 年 月 日 ○(半) 透析後体重 ○ Δ体重 ○ CTR/BW 自動入力 ○ 検査データ ○ 定期薬剤 ○ 日常業務入力画面 透析業務支援システム 日常入力業務 血液浄化記録用紙出力 検査データ取り込み・表示 透析記録用紙取り込み状況 連続読み込み 透析記録用紙保存用ソフト 透析記録用紙保存方法の比較 透析記録用紙保存方法の比較 旧ファイル保存 ・操作性 ・管理面 ・費 用 ・保存量 ・具体例 煩 雑 書棚に保管 ファイル人数分 108kg(90人) ダンボール箱約4箱 DVD入力保存 簡 単 DVD・HDD DVD1~2枚 10g(90人) 記録用紙1枚当り326KB 結 語 • 本システムを導入し、スタッフの手書きによ る記録用紙作製の仕事量を大幅に軽減す ることができた。 • 定期薬剤・処置・注射薬の記入が自動化さ れ、うっかりミスの防止に有益であった。 • 透析記録用紙保管が、簡素化・省力化さ れた。 • 透析業務支援システムは操作・設計が容 易で機能の追加変更ができ、業務効率の 改善に寄与した。
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