サプライ・チェインの設計と管理 第5章 ロジスティクス戦略

サプライ・チェインの設計と管理
第9章
顧客価値とサプライ・チェイン・マネジメント
pp.233-254
デルのケーススタディを読んでおくこと!
東京商船大学
久保 幹雄
ここで学ぶこと
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顧客価値とは何か?
顧客価値の色々な側面
顧客価値の測定
顧客価値を上げるための情報技術の利用法
サプライ・チェイン・マネジメントと顧客価値
顧客価値とは?
• 供給指導型(従来):不良数などの社内の
品質保持基準,顧客サービス(納期遵守
率など)の品質
• 顧客主導型:顧客価値(顧客がその製品を
選択した理由)中心
顧客価値の切り口
• 顧客の要求との適合性
サプライ・チェインの役割=顧客に必要な製品を必要なと
きに供給する(市場仲介機能)
• 製品ラインアップ
– 1種類の製品を提供(スターバックス,サブウェイ)
– 1箇所で多種の製品を提供(ウォルマート)
– 1つの製品領域に特化(ホーム・デポ)
• 価格とブランド
– 価格重視(ウォルマート:Every Day Low Price)
– ブランド重視(フェデックス:翌日配送)
• 付加価値サービス
• 関係と経験
– 顧客一人一人の好みの考慮(アマゾン・コムのお奨
め)
顧客価値の評価尺度
• サービスレベル
企業の市場に対する適合度(企業ごとに異なる)
• 顧客満足度
顧客のロイヤリティ(忠誠度)
• サプライ・チェインの効率の尺度
サプライ・チェイン運用参照(Supply Chain Operation
Reference: SCOR)モデル
– 納期遵守率,充足率,従業員1人あたりの付
加価値,在庫日数,在庫回転率など
情報技術と顧客価値
• 顧客-企業間(Business-to-Customer: B-C)
– (インターネットによる)データの入手
注文した製品の状態の確認
– (インターネットによる)取引
インターネット直販,インターネット銀行口座
• 企業-企業間(Business-to-Business: B-B)
情報の共有による在庫削減など