Bluetooth Presentation Bluetooth ー近距離ネットワークの発 展ー 知的システムデザイン研究室 〇 斉藤 宏樹 上川 純一 ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothとは? ・エリクソン社,NOKIA社が考案 ・携帯電話とパソコンを接続する新しい無線技術 ・省電力で小型な無線チップ 近距離ネットワークを構築する無線技術 ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの規格 ・Bluetooth SIG(Special Interest Group)が策定 Bluetooth SIGは通信業界,コンピュータ業界の大手5社, IBM・インテル・エリクソン・東芝・NOKIAから発足 ・1.0b,1.0b+CE,1.1の3つの規格 問題点を解決しながら,定められている ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetooth ver1.1の基本仕様 項目 使用周波数帯域 通信距離 変調方式 同時接続機器数 伝送速度 消費電力 音声チャネル 性能 2.400~2.4835GHz(ISMバン ド) 10m(最大100m) 周波数ホッピング スペクトラム拡散方式 8機器 1Mbps 0.02~0.03W(最大0.1W) 64kbps ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの特徴 ・手軽な無線インターフェース PDAや携帯電話などの小さな機器で, ワイヤレス接続が可能. ・データ通信だけでなく音声通信にも対応 ヘッドセット ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 周波数ホッピングスペクトラム方式 ・ノイズや干渉に強く、電波の傍受が難しい ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 多数の同時接続が可能 要求 各ID取得 スレーブ スレーブ マスター 応答 スレーブ マスターは最大7台と同時接続できる ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの問題点 ・互換性が完全に取られていない 3つの規格(1.0b,1.0b+CE,1.1)で互換性が完全に 取られていない ・価格が抑えられていない 1チップ約8~10ドルかかる ・対応機器・対応アプリケーションの充実度 Bluetoothの特徴が生かされた商品が少ない ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの今後 Bluetoothの普及には問題が多い. 解決策 ・規格を1.1で統一し,各機器内で互換性を 持たせる ・Bluetoothの特徴を生かした商品の発売 ・大量生産により低価格化させる ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetooth対応製品 Linux腕時計 ・シチズンとIBMが開発 ・Linuxを搭載 ・本人(指紋)認証機能 ・リモコン操作 2001年10月11日 試作機開発 腕時計を振るだけで, Power Pointのスライド を切り替えられる (出典 http://nikkeibyte.com/) ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetooth対応製品 電子ペン(Anotoペ ・Anoto社が開発 ン) ・専用紙に書いた文字や絵が PCや携帯電話に転送される ・電子行政システムへ導入 (2002年4月16日発表) 2001年4月 試作機開発 高齢の方に対しても, “ペン”による入力方法は 扱いやすい (出典 http://www.zdnet.co.jp/) ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの展望 身の回りにあるさまざまな機器で操作が可能な 部屋に入ると,腕時計がマスターとなり 違う機器からでも,電源を操作できる 家電製品の電源が自動的に入る 近距離ネットワークが構築 ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Bluetoothの由来 Bluetoothは,さまざまな情報機器通信を相互接続し, 一つのネットワークを構築する技術である 小国に分かれて対立を繰り返していた,デンマークと ノルウェーなどを統一したデンマーク王Harald Blurtoothを もとに付けられた ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 無線LANとの比較 項目 Bluetooth (Ver1.1) 使用周波数帯域 2.4GHz帯 通信距離 10m(最大100m) 変調方式 周波数ホッピング スペクトラム拡散方式 同時接続機器数 8機器 伝送速度 1Mbps 0.02~0.03W 消費電力 64kbps 音声チャネル 無線LAN (802.11b) 2.4GHz帯 30m 直接拡散方式 ー 11Mbps 0.1~0.15W なし ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 2.0と1.1の互換性 Ver1.1 Ver2.0 項目 使用周波数帯域 2.4GHz帯 2.4GHz帯 通信距離 10m(最大100m) 変調方式 周波数ホッピング ー スペクトラム拡散方式 同時接続機器数 8機器 伝送速度 1Mbps 2~12Mbps 0.02~0.03W 消費電力 64kbps 音声チャネル ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation ピコネットとスキャタネット スキャタネット ピコネット マスター スレーブ ピコネット ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation プロファイル(接続仕様) Bluetoothでは,プロファイルに全ての層のプロトコルの 仕様,ユーザインターフェースに至るまで細かな仕様を 規定している 相互接続性を確保 開発企業独自の仕様で通信される可能性を 極力排除しできる ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation プロファイルで規定されている仕様の一部 仕様 コードレス電話プロファイル ヘッドセットプロファイル ダイアルアップ接続プロファイル ファックスプロファイル LANアクセスプロファイル ファイル転送プロファイル 同期プロファイル ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 人体への影響 現在報告されている危険性 ・ホットスポット現象:脳の近くに無線機器を設置することで, 脳の一部だけが集中的に加熱され, 頭痛が起こる現象 ・ウインドウ効果:特定の周波数を脳にあてることで,細胞の カルシウムイオンの流出量が変化する ・長期的使用による影響:ラットに長期的に電磁波を浴びせ 続けることによって,リンパ腫瘍に なる確立が増加した. ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation スペクトラム拡散方式 ・信号の占有周波数帯域を広げて伝送する方式 ・周波数ホッピング拡散方式と直接拡散方式がある 送信時の周波数帯域 送信前の周波数帯域 ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 周波数ホッピング方式と直接拡散方式 項目 周波数ホッピング方式 直接拡散方式 特徴 極めて短い時間ごとに, 広い周波数帯域に, 信号を送信する周波数を 分散して同時に送信 変更 利点 干渉に強く,傍受が困難 伝送速度が速い 欠点 伝送速度が遅い 周波数ホッピングに比べ, 干渉に弱い ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation Linux腕時計(Watch Pad) 項目 性能・機能 CPU 32bit,18~74MHz メモリ DRAM(8MB)+Flashメモリ(16MB) OS/GUI Linux ver2.4/Microwindows 通信機能 Bluetooth,IrDA 入力装置 タッチパネル,ボタン,リューズスイッチ センサー 指紋センサー,加速度センサー バッテリー寿命 1日(通常の使用) その他 スピーカー,マイクなど (価格:5万円になる見込) ISDL Monthly Lecture Meeting Bluetooth Presentation 電子ペン(Anotoペン) 項目 性能・機能 バッテリー寿命 5時間(連続使用),2週間(待機) 紙 各種申請用紙(1枚100円) 専用紙(通常の紙と同じ値段) (価格:現状では2万 円) ・2003年には大きさ・価格は1/2になり, バッテリー寿命は2倍になる ISDL Monthly Lecture Meeting
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