宮城県石巻市 地域福祉計画

石巻市地域福祉計画
住民懇談会
平成18年6月
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計画の期間
石巻市総合計画
(平成19~28年度)
石巻市地域福祉計画
(平成19~23年度)
老人保健福祉計画
介護保険事業計画 (平成18~20年度)
次世代育成支援行動計画
(平成17~21年度)
健康増進計画 (平成19~28年度)
障害者計画 (平成19~23年度)
みやぎ保健医療福祉プラン
(平成18~22年度)
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石巻市の概況からの課題
■人口や世帯の動向、就業形態の変化に伴う地域福祉にかかる課題
人口減少、少子化と高齢化の進展
小家族化の増加、
ひとり暮らし高齢者の増加
<地域福祉の課題>
・担い手の減少
・地域活動の停滞
・結びつきの希薄化
・福祉ニーズの増加等
第3次産業中心の就業形態
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主な対象者と福祉の課題
子ども
子育て
・子ども同士のふれあい機会が減少
・保護者の3割が子育ての仕方に悩みを抱えている →
保護者(特に専業主婦)の孤立、児童虐待につながる懸念
高齢者・
要介護者
・多くの市民が自宅や地域での暮らしを望む(アンケート)
・健康寿命の延伸、介護状態になる前の介護予防の重要性
・権利意識の浸透(介護サービスへの抵抗感が低下)
・介護サービスの量と質の向上が一層求められる
障害者
・平成18年度から障害者自立支援法が施行(市町村がす
べての障害者に対して一体的な支援を行う制度に移行)
・障害者の自立を支える地域全体の取組みが一層求めら
れる
4
主な対象者と福祉の福祉課題
難病患者、母
子・父子家庭、
生活保護
・医療にかかる費用控除・助成以外の支援のあ
り方
・自立に向かうための地域の支え
市民
・ 「21世紀における国民健康づくり運動(健康日
本21)」を展開
・健康意識の向上が不可欠
・行動へのきっかけづくり(運動、禁酒禁煙、食生
活ほか)
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地域支援体制
石巻市社会福祉協議会
民生委員・児童委員
各町内会・行政区
ボランティア
保健・医療・福祉施設
小・中学校
石巻養護学校
市民
石巻専修大学
特殊教育共同実習所
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地域支援体制 (石巻市社会福祉協議会)
地域に根ざした福祉活動の中核的な役割を担う団体
(旧市町単位)
各支所(地区)に、福祉協力員と地域福祉推進委員会を設置
7つの支所








在宅福祉サービス事業
障害者授産所・作業所の運営
世代間交流
福祉教育
災害危機管理体制の整備
地域包括支援センター、在宅介護支援センターの管理運営
ボランティアセンターの運営
サービス事業所間の連携調整 など
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地域支援体制(民生委員・児童委員 )
区
分
民生委員・児童委員
主任児童委員
合
計
人数(平成18年3月末現在)
337人
32人
369人

担当区域内の住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握
する「社会調査活動」

地域住民がかかえる問題に親身になって相談を受ける
「相談活動」

社会福祉の制度やサービスの内容や情報を地域住民に
的確に提供する「情報提供活動」 など
8
地域支援体制(地域、ボランティア )
各町内会・行政区


災害時要援護者(障害者、高齢者、外国人、妊産婦、
子ども等)の支援のため、役員や民生委員・児童委員を
中心に防災ネットワークを設立
要援護者情報の共有化を図り、自主防災訓練や地域
の防災マップの作成などにも取組む
ボランティア




各種ボランティア団体
NPO法人(特定非営利活動法人)
老人クラブ、食生活改善推進員会
障害者団体 など
9
これからの福祉施策の課題
◎ すべての人の地域での暮らしを支え続ける
環境づくりが課題
具体的にいうと




社会保障などの制度の安定
身近で良質な相談体制づくり
関係機関の協力と連携による利用者本位の保健福祉サー
ビスの供給体制の充実
市民を主体とした地域で支えあう仕組みの強化
さらに、具体的
にいうと
10
これからの福祉施策の課題
さらに、具体的
にいうと
①相談体制の強化
⑥情報の提供
②狭間の要援護者への対応
⑦ボランティア活性化
③事業者の参入促進
⑧連携・地域組織の活性化
④サービスの質の向上
⑨教育・交流の充実
⑤利用者の権利擁護
⑩安全の確保
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地域福祉の基本理念(案)-1
そばに・いつも・みんなで
~安心を実感する暮らしを支え続ける、
みんなの力(ちから)~
『健康で安心を実感できるまち』の実現に向けて、
市民の“自分らしく生きる努力”を前提に、
◎いつもそばにいて支えられる安心感の実現
◎支援が必要な時には適切かつ良質なサービスを選ぶことのできる環境
◎みんなの力(ちから)の結集
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地域福祉の基本理念(案)-2
ともに生きる、ともに支えあう、
新しい”結(ゆい)”づくり
『健康で安心を実感できるまち』の実現に向けて、
市民の“自分らしく生きる努力”を前提に、
◎みんなが一緒に暮らし、一緒に生きることのできる地域づくり
◎家族で支えあい、隣近所で支えあい、そして地域全体で支えあう
◎これからの時代に適した新しい地域の結びつき=結(ゆい)= の形成
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地
域
福
祉
の
目
指
す
姿
そばにいる
~安心感のある
地域づくり
いつも
その人らしく
~支え続ける
地域づくり
1-1 身近な相談体制の構築
1-2 狭間にいる人への支援
2-1 計画的なサービス主体の参入促進
2-2 良質なサービスの供給の仕組みづくり
2-3 利用者の権利擁護の確保
2-4 適切な量と質の情報提供
3-1 ボランティア活動の活性化
みんなで
支える
~みんなの力に
よる地域づくり
3-2 地域全体で支える体制の強化
3-3 みんなの心のバリアフリー化
(交流と人権意識の醸成)
3-4 みんな暮らしやすい環境の向上
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地
そばにいる ~安心感のある地域づくり
域
福 ◇1-1 身近な相談体制の構築
祉 相談機能の分担と連携強化
の 地域の相談体制の充実
目
指 ◇1-2 狭間にいる人への支援
す 孤立、虐待、ひきこもりなど、要支援者を発見し、支
援につなげる仕組みの検討
姿 制度の狭間の人について、分野を越えた支援策の検
① 討




15
地
いつもその人らしく ~支え続ける地域づくり
域
福 ◇ 2-1 計画的なサービス主体の参入促進
祉 個別計画に掲げる整備目標に向けた着実な取組み
サービス主体となる事業者及びNPOとの情報交換、
の 働きかけ
目
指
◇2-2 良質なサービスの供給の仕組みづくり
す 本市における福祉サービス第三者評価推進方策の
姿 検討
② 県や関係機関と連携した苦情処理体制の強化




16
地
いつもその人らしく ~支え続ける地域づくり
域
福 ◇ 2-3 利用者の権利擁護の確保
祉 サービス事業者における権利擁護の徹底
人権侵害事例を発見・対応する関係機関との連携体
の 制の強化
目
指
◇2-4 適切な量と質の情報提供
す 市の窓口、地域子育て支援センター、包括支援セン
姿 ター、地域生活支援センターなど、専門機関からの
② 良質な情報提供の充実




出前講座の充実
17
地 みんなで支える ~みんなの力による地域づくり
域
◇3-1
ボランティア活動の活性化
福
市民に向けた、ボランティア活動への年代に応じた
祉 参加促進方策の検討
の ボランティア同士の情報交換・相互援助の活性化方
目 策の検討
指
す ◇3-2 地域全体で支える体制の強化
姿 社会福祉協議会と連携した活性化策の検討
③ 地域と行政の役割の検討




18
地
域
福
祉
の
目
指
す
姿
③
みんなで支える ~みんなの力による地域づくり
◇3-3 みんなの心のバリアフリー化(交流と人権
意識の醸成)


学校教育、社会教育(生涯学習講座等)における人
権意識の啓発
正しい知識に基づく偏見や人権侵害の事例を解消し
ていく継続的な取組み
◇3-4 みんな暮らしやすい環境の向上


緊急時の要援護者への支援体制の市全体への普及
住環境の向上
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地域福祉の基本理念(案)
そばに・いつも・みんなで
~安心を実感する暮らしを支え続ける、
みんなの力(ちから)~
ともに生きる、ともに支えあう、
新しい”結(ゆい)”づくり
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