第５章 新たな銀行の取り組み ～地方銀行～ 1：地方銀行の現状 2：地方銀行の利点 3：横浜銀行の改革と経営 4：今後の展開（滋賀銀行を例に） １：地方銀行の現状 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 銀行名 横浜銀行 阿波銀行 静岡銀行 中国銀行 三井住友銀行 山陰合同銀行 伊予銀行 京都銀行 東京三菱銀行 稚内信用金庫 所在地 神奈川 徳島 静岡 岡山 東京 島根 愛媛 京都 東京 北海道 種別 地銀 地銀 地銀 地銀 都銀 地銀 地銀 地銀 都銀 信金 • 上位１０行に地銀が７行 • 都銀は２行 表は『日本の銀行・信金・信組ベスト１００』（株）中経出版より ２：地方銀行の利点 ①地域密着型 →域内の支店が充実 ②改革がやりやすい（明確） →例：横浜銀行（ランキング１位） ３：横浜銀行の改革、経営 地元密着路線への展開 →海外の拠点を廃止 （億円） →人員の削減 3,000 業務純益と不良債権処理額 2,824 2,500 2,000 熱心な不良債権処理 →９４年から０１年まで に１兆円処理 （右図参照→） 1,500 1,000 500 0 457 71% 業務純益 不良債権処理額 比率 400% 350% 3 1 8 % 2,135 300% 313% 274% 250% 1,465 1,381 200% 150% 566 398 503 450 100% 6 2 % 52% 4 7 % 4 4 50% % 0% 364% 94年95年 96年97年98年99年00年 01年02年 ４：今後の展開（例：滋賀銀行） 産、学、官との連携 →地元の大学などとの協力 優良中小企業への協力 →様々な融資サービス 公共事業へ融資 →小学校校舎建設など 金融グループ ～総括～ 銀行の不振→不良債権 ★不良債権処理のために・・・ ①間接金融→直接金融 ②会計基準の見直し→国際基準へ ★一方で・・・ 今、できること→地方銀行の経営
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