Logo 銀行等保有株式取得機構とは 業務フロー図 随時売却 業務内容 会員(銀行等) 銀行等以外の会社 ①一般勘定での買取・媒介業務 株式 会員が発行する株式 株式市場 会員が保有する株式の買取りor売付けの媒介を行う 買取資金 買取り 買取り (政府保証付借入) 一般勘定 特別勘定 ②特別勘定での買取業務買取資金 (政府保証付債券) 会員からの特別株式買取りと発行会社からの株式買取り 自己株式買入 証券会社等 ※ETF組成等 発行会社 ③買取りした株式の処分 ETF等 投資家等 株式市場 金 融 機 関 投 資 家 日銀による株式買取りとは 業務フロー図 業務内容 日本銀行 運用の委託 ①株式買取り 買入れ ②買取りした株式の処分 銀行 信託銀行 過去に行われた株式買取りとの比較 日銀 取得機構 2002年 2002年 3兆円 □買取額 □買取額 政府保証のついた買取枠は20兆円 □買入対象機関 株式保有額が自己資本(Tierr1) 2009年 2009年 1兆円 2002年と2009年の買取の違い 2002年と2009年の違い □買入対象機関 買取額 左と同様 □買入対象銘柄 □買入対象銘柄 上場株式or店頭登録株式(BBB-左+事業法人の保有する持ち 買取対象機関 相当以上) 合いの金融機関株式も対象 上場株式or店頭登録株式(BBBマイ を超過している銀行 ナス相当以上)事業 法人の保有する持ち合いの金融機 関株式も対象 □買入方法 □買入方法 政府保証のついた買取 株式保有額が5000億円超の金融機関 枠は20兆円 上場株式(BBB-相当以上) 左と同様 日銀を委託者受益者とし、 左と同様 信託銀行を受益者とする信託を 時価 □買入後の扱い 行い、当該信託にかかる信託 財産として買入対象先から株式 買取業務が終了し相当の時間が を買入れる □買入後の扱い 経過した後に十分な時間を費やし 売却原則期間中は処分を行わない 左と同様 左と同様 左と同様 買取り実績 取得機構 日銀 2月末時点: 買取りなし 3月20日時点: 11億3742万4000円 4月10日時点: 53億8775万1000円 取得機構 現在の金融危機と2002年の相違点 買取った株式が値下がりした場合の影響 銀行株式保有制限法の発動 ◇日銀の場合 金融機関は2004年9月中間決算から、Tier1を超えた 日銀の財務悪化→政府に支払う国庫納付金の 株式の保有が禁止された 減少する恐れ →日銀に企業との持ち合い株を購入してもらえば、株 式保有の基準をクリアし易い ◇取得機構の場合 →金融機関は株式売却のインセンティブが働いた 取得機構の財務悪化→銀行などの出資者の拠 出金が戻らない恐れ 現状の問題点 ◇銀行が保有する株の多くが持ち合い株の為、相手方の同 ◇今後の株価次第では、売却損が大幅に出て売却しづらい 三菱東京UFJ決算 みずほFG決算 意なしの売却が難しい 状況を生む ◆取引先企業の懸念点 株式買取りは時価で行われる →時価よりも高い簿価の保有株式売却に踏み切ると損失が確定する 自社の株価の下落 新たな安定株主対策 三井住友FG決算 保有期限が設定されてお り、それまで売却されない 為、急激な株価の下落は 回避出来る メガバンクでは株式関係損失が計上さ れている →現在これだけの評価損が出ている株 事業会社としては、銀行という安 式を売却すれば、更なる損失の確定 定株主を失う痛手が大きい為、 →売却しようとするインセンティブが働 売却を承諾しない可能性が高い かない 銀行の株式保有の推移 一度は株式持合いが減少したが、近年はまた増加傾向にあった →売却しづらい状況に陥っている ~論点~ 『銀行の株式持ち合いを減らす為に議決権行使情報 開示を銀行にも組み込むべきではないか』 ~感想~ 株式買取りというテーマから議決権行 使情報開示について論点を出した事 に不安がありましたが、自分の意見の 優位性を貫き通す事が出来たという点 は良かったと思いました。
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