第2回人と環境にやさしい交通をめざす全国大会in京都 茨城交通湊線の再生に向けて - 茨城県及びひたちなか市からの受託調査のご紹介 - (株)ライトレール 代表取締役社長 阿 部 等 http://www.LRT.co.jp 平成19年9月22日 1.はじめに – 茨城交通(株)の廃止意向に対し存続協議中1 2.再生に向けたコンセプト • 市民を対象としたアンケート – 316人中の179人(57%)が湊線を利用せず – 乗らない理由「他の交通手段の方が便利」 • 湊線再生には利便性向上が肝要 1)適正な方策による利便性向上を通した 利用者増・収益改善・地域貢献向上を図る 2)利便性向上の具体的方策は、 本数増・スピードアップ・ドアツードア性の3点 3)創意工夫と先端技術の導入により、 経費増は極力抑える 2 富山(富山駅北)発 3.富山ライト レール • 本数を3.4倍 ↓ 利用が2.7倍 • 高頻度運行が鍵 富山港線 47 52 08 23 36 01 00 11 09 04 04 04 08 51 26 32 13 20 32 19本 時 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 計 富山ライトレール 57 35 53 14 24 35 45 55 05 15 25 45 57 14 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 30 45 00 15 45 15 45 15 45 15 64本 3 4.湊線沿線のポテンシャル • 1km圏夜間人口:いずれも5.4万人 – 湊線のポテンシャルは決して低くない 4 5.現行時刻表 • 本数少ない • 終電早い • 接続良くない • 速度遅い 湊線 出発 32 18 54 33 08 47 22 00 43 24 00 37 14 54 41 21 56 32 11 48 30 14 49 22 00 39 20 常磐線 常磐線 水戸・上野方面から到着 いわき方面から到着 5 11 55 30 48 58 6 15 36 51 23 39 59 7 04 07 20 30 45 55 09 23 38 46 59 8 02 18 24 32 37 44 51 54 06 21 27 46 55 9 08 17 25 30 51 54 06 19 30 38 10 09 20 24 37 48 53 08 20 30 42 50 11 03 10 15 30 38 42 52 08 16 43 12 11 19 30 34 52 11 18 36 13 04 07 11 33 38 50 08 20 42 49 14 09 11 16 31 34 50 03 16 30 15 05 11 16 32 39 43 50 11 16 36 16 12 19 35 50 56 09 17 39 42 17 08 11 18 29 42 51 10 18 35 18 03 13 20 24 46 53 08 18 25 41 53 19 04 10 15 21 31 46 51 01 18 27 57 20 12 18 37 43 52 55 16 37 21 08 13 16 33 45 54 20 29 22 08 16 31 50 56 15 31 23 03 30 34 40 51 59 25 0 30 39 1 15 27本 特急34本、 普通78本 特急22本、普通42本 ※赤字は、 下り から 15分以上、 上り から 20分以上の接続 時 5 6.ダイヤ形式 • 終日、2編成が行き来 – 那珂湊で行違い、ケーブルカー方式の運行 – 平均26分走行、14分折返しの繰返し 6 7.スピードアップと増発 • 加減速の良い車両に統一 – 新しい車両3両+他社中古車両の2両 • 最高速度を現行50km/h ⇒ 70km/h – 軌道状態は良好なので、充分に可能 • 23分走行が可能に – 現行設備のまま30分サイクル化が可能 – 23分走行、7分折返し – 同時に終列車を繰下げ、27本/日→37本/日 7 8.提案ダイヤ • ケーブルカー方式の運行は現行と同様 – アコーディオンを30/40倍 – 編成数・運転士数変らず=経費増わずか 8 9.その他の利用促進策 • ICカードによる自動改札を活用し、 – 利用区間・曜日・時間帯等で運賃を変動 – 多頻度利用・家族・グループ・乗継ぎ割引 – 学生・高齢者等への公的補助のデータ管理 • その他 – 柳が丘団地のすぐ裏に新駅を設置 – 駅を拠点とした150円/人の乗合タクシー – 自転車の車内持込み – 商店等の負担で電車運賃を割引き – 行違い設備を増設し起点方15分サイクルに 9 10.DMVの導入 • DMV(Dual Mode Vehicle)の特徴 – 在来鉄道車両と比べて低価格かつ高性能 – 線路外の市街地や施設へ直接乗入れ • DMVの使い方 – おさかな市場・大洗水族館へ乗入れ – 昭和通を経由したループルート • もう1つのメリット – 期間を区切って区間毎に線路を使用停止 道路迂回して営業継続し、低コストに線路改良 10年後には最高120km/hの急行が5分おき? 10 11.DMV活用パターン (往路) 学校 ターミナル 病院 A駅 住宅団地 B駅 C駅 観光地 D駅 11 12.DMV活用パターン (復路) 学校 ターミナル 病院 A駅 住宅団地 B駅 C駅 観光地 D駅 12
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