沿海地域発展戦略

地域発展戦略
第一次5カ年計画(1953-57)
集権的計画経済システム/重工業優先
内陸部
大躍進期と経済調整期(1658-65)
沿海地域の工業成長にも→大躍進期(西部
への投資がさらに強化)
文化大革命期(1966-77)
三線建設
自己完結的な産業体系
沿海地域発展戦略
1)対外開放は沿海地域で先行
2)沿海地域に各種優遇政策
特殊政策・弾力措置
3)公共投資の傾斜配分
「沿海地区経済発展戦略」
沿海地区の郷鎮企業で輸出志向・労働集約産
業を→「両頭在外」
→21世紀には沿海地域は資本集約産業に
地域均衡発展路線
三沿開発(沿海、沿江、沿辺)
T字型発展戦略
西部大開発(2000年~)
地域格差の拡大
少数民族の対応
内需拡大
生態環境保護
西部大開発の政策
①インフラ建設の加速
②生態環境の保護と改善
③産業構造調整
④科学技術・教育の発展
⑤各種社会事業の発展
→00~03年で7000億元の投資資金
→中央財政2700億元、
長期建設国債1600億元
産業立地
①改革開放以前~内陸傾斜型・地域均衡型発
展戦略~沿海と内陸の平均成長率格差小
②工業生産の地域分散化が進行
タイル尺度~それぞれ自然対数変化された各所得と平均
所得との差を所得の分け前で加重平均した不平等尺度
③改革開放期~沿海と内陸の工業成長率の差
が拡大
④90年代~工業生産の地域集中化
産業集積
沿海地区に工業集中
~東アジアの製造業の再配置
長江デルタ
上海を中心として90年代以降発展
江蘇省や浙江省とともに
珠江デルタ
香港からの製造拠点の移転
拡大する地域格差
①三線建設にも係わらず地域格差拡大
②90年代前半~格差縮小
沿海の後発地域が先発地域にキャッチアップ
初期環境要因
政策要因
市場化要因
集積要因
産業連関
沿海地域から西部地域への波及効果は限定的
南部の沿海地域は西南の内陸地域への波及効
果が大きい
西部大開発
①地域格差の解消(西部に成長拠点)
②少数民族問題への対応
③内需拡大の必要性
④生態環境保護の必要性
2000年~03年 50プロジェクト、7000億元
(うち1600億元は長期国債に依存)
東北振興策
2003年 温家宝総理が東北視察
→東北振興策(100プロジェクト、610億元)
旧工業基地の振興
中部勃興策
(投資規模は異なるが結局全国的に開発計画
を)