日韓携帯電話市場の比較 日本大学D班 伊藤 洋平 井上 直也 河野 忠俊 目次 1、はじめに 2、日本と韓国の携帯電話市場 3、韓国の携帯電話市場 4、日本の携帯電話市場 5、日韓の市場構造の違い 6、国内携帯電話市場における垂直統合のメリット 7、販売奨励金 8、 SIMロック 9、国内携帯電話市場における垂直統合のデメリット 10、まとめ 11、展望 12、参考文献 1、はじめに 世界市場における携帯電話メーカーのシェア その他 19% (57,970) Nokia 39% 海外でシェアを伸ばすことが成功で、 合計 (120,353) シェアを伸ばすことができなかった事が (304,722) LG失敗といえるのか? Sony Ericsson 8% (22,951) 9% (26,698) Motorola 10% (30,371) Samsung 15% (46,376) (カッコ内は台数 [単位:万台]) 2、日本と韓国の携帯電話市場 共通点 ・世界最高レベルのブロードバンド・インフラを持っている ・通信キャリアがほぼ三社で占められている ・世界標準の通信方式「GSM」を採用しなかった その他 日本 韓国 LGT 16% SOFTBANK 19% au 29% NTT Docomo 51% KTF 32% SK 52% 3、韓国の携帯電話市場 通信キャリア 端末納入 端末メーカー 端末納入代金 回線契約 通話料 利用者 メーカーの直営店、 大手家電量販店 端末販売 端末購入代金 4、日本の携帯電話市場 通信キャリア 端末仕様提示・共同開発 端末卸売 端末納入 販売代理店 端末メーカー 端末購入代金 回線契約 通話料 端末販売 利用者 5、日韓の市場構造の違い 日本 端末メーカーと 通信キャリアの関 係 韓国 通信キャリアが端末メーカーを 通信キャリアと端末メーカーが 支配 独立 (垂直統合) (水平分業) 戦略策定の主導権 通信キャリア主導 端末メーカー主導 価格の決定権 通信キャリア 端末メーカー 販売奨励金の有無 有 無 代金回収の流れ 販売店→通信キャリア 販売店→端末メーカー 端末メーカーの 国際化 しにくい しやすい 6、国内携帯電話市場における垂直統合の メリット ・垂直統合の最大のメリットは・・・・ 市場内すべての企業の成長の方向や将来的な ビジョンが共有されるため、無駄な時間やコスト が省かれ短期間での市場の急成長が可能 ・垂直統合による成功 典型的な例 iモード 7、販売奨励金 通信キャリア 販売奨励金 端末卸売 通信料 販売代理店 通信料で、販売奨励金をまかなう 端末販売 端末購入代金 表面上の値下げ 利用者 8、SIMロック SIMカード FOMAカード au ICカード USIMカード 9、国内携帯電話市場における垂直統合のデメリット ・日本の端末メーカーのビジネスシステム 商品企画 端末設計 部品生産 ソフト開発 端末組立 マーケティ ング 販売 ・韓国の端末メーカーのビジネスシステム 商品企画 端末設計 部品生産 ソフト開発 端末組立 マーケティ ング 自社で行う 業務 販売 他社に任せる 業務 10、まとめ 海外でシェアを伸ばすことが成功で、 シェアを伸ばすことができなかった事が 失敗といえるのか? 失敗とは言い難い なぜなら・・・国内、海外メーカーは 同じ土俵にすら立っていない!! 11、展望 SIMロックの解除 販売奨励金の廃止 海外メーカーの日本参入により 国内端末シェアが奪われたときこそ 日本携帯端末メーカーの 真の失敗である 垂直統合構造の崩壊 12、参考文献 Samsung mobile HP(http://jp.samsungmobile.com) NBonline(http://business.nikkeibp.co.jp/index.html) IT pro ( http://itpro.nikkeibp.co.jp/index.html) 「サムスンCEO」 福田恵介(訳) 東洋経済新報社 2005.10 「世界最高企業サムスン電子恐るべし」 北岡俊明(著) こう書房 2005.9
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