セッション管理 Javaによる Webアプリケーション入門 第9回 1 ここでの内容 セッション管理の基本を知る。 HttpSession の使い方を知る。 2 セッションとは何か 次の一連の流れのこと WebブラウザとWebサーバが接続される Webブラウザが要求を出す Webサーバが応答を返す 接続を切る 3 セッション管理 あるセッションと別のセッションとは無関係 ところが、セッション同士を関係付けたい場 合もある 例えばショッピングサイトで、商品Aと商品Bを 同じ人が一緒に購入したい場合 セッションをひとまとめにする仕組みが 「セッション管理」 4 セッションID Webサーバは、セッション管理が必要にな る時点で、Webブラウザに「セッションID」 を発行する。 Webブラウザは、そのWebサーバにアクセ スするときに、セッションIDを使用する セッションIDによって、Webブラウザを識別 する セッションIDの受け渡し方法 Cookie と URL Rewriting 5 Cookie Webブラウザ側のコンピュータにテキスト ファイルとして保存 (保存しない場合もあ る) セッションID のほか、関連するさまざまな 情報を含めることができる。ただしテキスト ベース。 Cookie を使えない場合もある Webブラウザ側でCookie を受入を拒否できる 6 携帯電話のブラウザ URL Rewriting Cookie が使えないときに用いられる セッションID をURLに含めて渡す <a href=“/select?id=12345>購入</a> クリックすると “/select?id=12345” が要求と なる セッションIDが露出しているので、セキュリ ティ上問題がある。 7 HttpSession (1) Java で セッション管理を行うためのインタ フェース HttpSession の取得 HttpSession session = request.getSession(); HttpSession が無い場合には新しく生成。このとき、 セッションIDも生成 HttpSession にオブジェクトを登録 session.setAttribute(“bookList”, list); 8 HttpSession (2) HttpSession からオブジェクトを取得 HttpSession からオブジェクトを削除 List list = session.getAttribute(“bookList”); session.removeAttribute(“bookList”); HttpSession を終了 session.invalidate(); 9 HttpSession による セッションIDの受け渡し 普段は Cookie を使う セッションIDだけが Cookie に含まれる。他の情報 はサーバ側に。 Cookie が使えない場合、URLRewriting response.encodeURL("http://hogehoge.com/te st/select"); Cookie を利用する場合は、そのまま URLRewriting の場合は セッションIDを自動的に 付加http://hogehoge.com/test/select?id=12345 10 セッションタイムアウトの処理 HttpSession には有効期間がある デフォルトでは30分間アクセスがないと廃棄される HttpSession を使いまわす場合 新規に作成するのは最初の1回だけにしておく。 途中でタイムアウトが起きるといろいろ面倒だから。 HttpSession session = request.getSession(false); 11
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