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低周波インピーダンス/交流電気計測
クラブ研究会
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
計測トレーサビリティ専門委員会からの提言
2006年1月18日
電子情報技術産業協会(JEITA)
計測トレーサビリティ専門委員会
委員長 池田 勝
http://www.jeita.or.jp/japanese/index.htm
http://home.jeita.or.jp/iess/
1.組織 (社)電子情報技術産業協会(JEITA) [正会員約400社]
旧日本電子工業振興協会(JEIDA)と旧日本電子機械工業会(EIAJ)の統合)
産業・社会システム部会
社会システム
グループ
医用電子
グループ
産業システム
グループ
無線通信・放送システム
事業委員会
各専門委員会
産業用AVシステム
事業委員会
各専門委員会
医用電子機器
事業委員会
各専門委員会
電子計測器
事業委員会
専門委員会
計測トレーサビリティ専門委員会
2.計測トレーサビリティ専門委員会
目的
・国内外トレーサビリティ体系の調査研究と普及推進
・JCSS制度(ISO/IEC17025)の普及推進と活用に向けての意見提言
・知的基盤整備(行政及び国家標準)への意見提言 etc.
委員長
(松下電器)
副委員長 (沖エンジニアリング)
(日本電気ファクトリエンジニアリング)
監事
(横河電機)
幹事
(パナソニックMCE) (日立製作所)
(アドバンテスト)
(アンリツ)
会員会社 16社 ・電気電子機器メーカ
・電子部品メーカ
・計測器メーカ
委員会
開催頻度
3回/年
客員:産総研
計量標準管理センター長殿
幹事会・WG 6回/年
3.おもな活動実績
1.関係機関への提言活動
知的基盤整備特別委員会への意見要望
2.国内巡回比較試験(JCSS技能試験プロバイダ認定取得)
・2003年度JCSS技能試験 レーザーパワー巡回比較試験実施(参加10社・機関)
・2005年度JCSS技能試験 高周波減衰量巡回比較試験実施(参加10社・機関)
3.計測の不確かさ研究
デジタルマルチメータの直流電圧の不確かさの算出マニュアル発刊
4.校正サービスの需要動向研究/計測標準の重要性啓発
・2003年度 校正サービスの海外実態調査(三菱総研)の特別講演会開催
・2004年度 中国の計測実態調査(実地) ・2005年度 中国の計測実態調査(アンケート)
5.セミナー、見学会の開催
・2003年JQA(世田谷)見学会
・2004年トヨタ自動車&トヨタマックス 見学会
・2005年自衛隊関東補給処見学会 ・2005年トヨタ自動車の計測管理 講演会
6.関係委員会等への参加
JCSS技術委員会、計測標準フォーラム、知的基盤整備特別委員会、等
4.産総研・クラブ活動との連携
トレーサビリティの課題
◎企業内計測校正の課題(トレーサビリティ体系構築・維持)
◆モノづくりのグローバル化への対応
・国際規格への適合(ISO17025適合/JCSS取得)
・校正の不確かさの表記(不確かさ評価のできる人材育成)
・海外工場のトレーサビリティ体系構築
◆高精度化する計測技術への対応
・ナノテクノロジー(半導体など)、3次元(高精度、大型化)
・光計測(ブルーレイなど)、光通信(データ圧縮など)
◆フルタイム生産への対応
・現地出張校正(工程組み込み計測器の校正)
・Q(品質/精度)C(校正価格)D(納期)の要求
5.産総研・クラブ活動との連携
◆ISO17025適合
・JCSS普及拡大
◆計測技術者育成
・巡回比較試験
・不確かさ評価
◆グローバル化
・情報の共有化
ISO/MRA・他
課題解決への取組み
◎産総研との連携によって
企業のニーズ
●グローバル
もの造り
●高精度計測技術
●フルタイム生産
6.JEITAの主催した主な巡回比較試験の実績
年度
巡回比較試験名称
仲介器
1976年 高周波減衰量
減衰器 20dB
1976年 高周波電力
試験項目
30,300MHz、1,3,7GHz
産総研による
技術アドバイザ
パイロットラボ
参加社数 持ち回り方式
機械電子検査検定協会
12社
ラウンドロビン
F1105N(サーマルヘッド) 10mW:3GHz、10GHz
機械電子検査検定協会
12社
ラウンドロビン
1981年 高周波電力
パワーメータ(hp435A)
3mW:1,3,10GHz
機械電子検査検定協会
15社
ラウンドロビン
1983年 直流電圧MAP
デジタルボルトメータ
1000,100,10,1,0.1V
日本電気計器検定所
12社
スター
1985年 コンデンサ
3端子マイカコンデンサ
10,100,500,1000pF
日本電気計器検定所
17社
ペダル
1985年 直流抵抗
3、4端子標準抵抗
100Ω、1MΩ
日本電気計器検定所
13社
ペダル
1985年 高周波減衰量
減衰器 20dB,50dB
30、300MHz、1、3、7GHz
機械電子検査検定協会
13社
ラウンドロビン
1986年 高周波電力
パワーメータ(hp435A)
1mW,10uW:1,3,10GHz
機械電子検査検定協会
16社
ラウンドロビン
1988年 直流電圧MAP
デジタルボルトメータ
1000,100,10,8,6,4,2,1,0.1V
日本電気計器検定所
12社
スター
1991年 高周波減衰量
減衰器 20dB,50dB
30、300MHz、1、3、7、18GHz 機械電子検査検定協会
13社
ラウンドロビン
1993年 直流抵抗MAP
3端子,4端子標準抵抗器
100Ω、1MΩ
日本電気計器検定所
18社
ペダル
1993年 直流電圧MAP
デジタルボルトメータ
18社
スター
1996年 交流電圧
DMM:hp3458A
1000,150,10,8,6,4,2,1,0.1V
日本電気計器検定所
40Hz,1V : 1kHz,0.5,1,10,500V
日本電気計器検定所
10,100kHz,1MHz,1V
17社
ラウンドロビン
1996年 レーザーパワー
空間光:ファイバー光
0.85,1.3um : 0,-10,-20dBm
日本品質保証機構
10社
ラウンドロビン
1997年 高周波電力
パワーメータ(hp437B)
日本品質保証機構
12社
ラウンドロビン
1997年 L/C/R(交流)
L:2端子
C:4端子 BNC
R:2端子N/4端子BNC
10、1mW,10uW:100MHz
1,3,12GHz:CALOUT
L:1kHz/1,100mH
C:10pF~1μF/1~100kHz
R:50Ω,1kΩ/1kHz,0.1,1MHz
日本電気計器検定所
16社
ペダル
2000年 直流電圧MAP
ツェナ-FLUKE732B
10V,1.018V
電子技術総合研究所
36社
ペダル
2003年 レーザーパワー
ファイバー光
0.85,1.3um : 0,-10,-20dBm
日本品質保証機構
10社
ラウンドロビン
2005年 高周波減衰量
減衰器 20dB,50dB
10、30MHz、1、10、18GHz
産業技術総合研究所
10社
ラウンドロビン
7.計測技術講演会や見学会による相互啓発活動
<講演会の様子>
産総研とクラブ活動を通して
・計測技術の習得
・不確かさ評価技術の習得
・先進事例の見学会
などの相互啓発推進
<見学会の様子>
8.遠隔校正技術(e-trace)の普及推進
GPS 衛星
GPS 衛星
階層化
中国
・モノづくりの現場で
校正の自動化推進
企業 工場機器
海外 工場機器
GPS アンテナ
・グローバル化を
支えるトレーサビリティ
企業 標準器
産総研
9.最後に
産業技術総合研究所に期待すること
(産業界との連携強化によって)
◆日本のモノづくりを支える標準供給
・新規技術・商品の計測技術
◆計測校正技術者の育成
・計測校正技術者の資格制度/研修制度
◆トレーサビリティのグローバル化への適合推進
・海外会社へのトレーサビリティ証明
◆校正コスト、納期短縮への取り組み
・階層化した校正標準部署・標準器の構築
産業界の仕組み構築に向けて、指導・支援を期待します。