スライド 1

経済学とは
サミュエルソンの定義

「経済学とは、

複数の代替可能な希少な生産資源をいかに使うか

時間を通じて種々の製品をいかに生産するか

現在と将来の消費のためにどのように分配するか

について、貨幣を使用し、あるいは使用せずにいか
なる選択を行うかの学問」
マクロとミクロ

ミクロ経済学(微視的) 森を歩いて木や草を
調べる。虫の目。

マクロ経済学(巨視的) 航空写真で森をみる。
鳥の目。
需要、供給、市場





需要=人間の欲望から発する おいしいワイ
ン、楽しい食事、優れた音楽
供給=その欲求を満たすための努力
市場=需要する人と供給する人がモノを交換
する場所
価格=需給の状況を教えてくれるシグナル
均衡=みんなが満足する点
水とダイヤモンドのパラドックス

水は誰もが必要なものなのに安く、ダイヤモ
ンドは美しいが必要不可欠ではないのに高い
のはなぜか?
答え
それを供給するためにかかる労力が違うから。
需要の分析も重要だが、供給の分析も重要な
ことを示す。
需要曲線
供給曲線
値
段
150円
100円
50円
1個
2個
3個
個数
需要曲線
値
段
150円
100円
50円
1個
2個
3個
個数
値
段
供給曲線
150円
100円
50円
1個
2個
3個
個数
需要曲線と供給曲線で価格と数量が決まる
需要曲線
供給曲線
150円
100円
50円
値
段
1個
2個
3個
個数
自給自足の場合
島
需要
自分自身
供給
魚、野菜
二人の場合
魚
野菜
牛乳はいらな
いけど野菜は
ほしい
「欲望」が一致しない例
野菜はいらない
けど、魚がほし
い
魚はいらな
いけど、牛
乳がほしい
魚
市場
貨幣
経済主体
家計
財・サービス
賃金
年金、医療費など
公共サービス
労働力
企業
所得税
消費
法人税
公共サービス、補助金
投資
財・サー
ビス
財・サービス
政府支出
政府
経済主体
家計
労働市場
賃金
消費
財・サービス
労働力
投資
企業
年金、医療費など
公共サービス
所得税
代金
法人税
年金保険料
税制
政府
公共サービス、補助金
財・サービス
代金
財・サービス
代金
政府支出
インフレとデフレ

インフレ 継続的に物価が上昇すること

デフレ 継続的に物価が下落すること

スタグフレーション=
スタグネーション+インフレーション
(停滞)
(物価の上昇)
経済政策の担い手

財政政策
財務省

金融政策 日本銀行
アダム・スミス

アダム・スミス(Adam
Smith, 1723年6月5日は、イ
ギリスの経済学者・哲学者。
主著は『国富論』(または
『諸国民の富』とも。原題
『諸国民の富の性質と原因
の研究』An Inquiry into the
Nature and Causes of the
Wealth of Nations)。「経済学
の父」と呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アダムスミス

国富論

神の見えざる手=市場

分業

リカード 比較生産費説
リカード

出典: フリー百科事典『ウィキペ
ディア(Wikipedia)』
デヴィッド・リカード(David
Ricardo, 1772年4月19日 - 1823
年9月11日)は自由貿易を擁護す
る理論を唱えたイギリスの経済
学者。各国が比較優位に立つ産
品を重点的に輸出する事で経済
厚生は高まる、とする「比較生産
費説」を主張した。労働価値説
の立場に立った。 経済学を体系
化することに貢献し、古典派経
済学の経済学者の中で最も影
響力のあった一人であり、経済
学のなかではスミスと並んで評
される。彼は実業家としても成功
し、多くの財を築いた。
絶対優位

英国とポルトガルではどちらがワインを少な
い労力で生産できるか?
ポルトガル

英国とポルトガルではどちらが布地を少ない
労力で生産できるか?
ポルトガル
比較優位

英国は、ワインと布地のどちらを生産するの
に労力がかからないか。
布地

ポルトガルは、ワインと布地の生産のうち、ど
ちらが労力がかからないか。
ワイン
比較優位とは


A子さん 料理もピアノもB子さんよりうまい
料理>ピアノ
B子さん
料理<ピアノ
比較優位
国
生産物1単位を作
るのに必要な
労働
英国
生産物
布地
ワイ
ン
ポルトガル
100人
90人
120人
80人
布地の価値=ワインの価値

英国とポルトガルがそれぞれワインと布地を1
単位ずつ作ると何人かかるか。
(100+120)+(90+80)=
390
英国

ポルトガル
英国が布地を2単位、ポルトガルがワインと2
単位作って、1単位を交換すると、何人かかる
か。
100×2+80×2= 360
英国
ポルトガル
マルサス

出典: フリー百科事典『ウィキペ
ディア(Wikipedia)』
トマス・ロバート・マルサス
(Thomas Robert
Malthus,1766年2月17日 1834年12月13日)はイギリス
経済学における〈古典派〉の
代表的経済学者、人口学者。
リカードの親友で、かつ最大
の論敵として知られる。
マルサス

人口論

人口 1 → 2 → 4 → 8

食料 1 → 2 → 3 → 4
ケインズ


出典: フリー百科事典『ウィキペ
ディア(Wikipedia)』
ジョン・メイナード・ケインズ(John
Maynard Keynes, 1883年6月5日 1946年4月21日)イギリス生まれ、20
世紀学問史において最重要人物の
一人とされる。経済学者、ジャーナリ
スト、思想家、投資家、官僚。経済学
において有効需要の概念を着想しケ
インズサーカスを率いてマクロ経済
学を確立させた。
経済学者の大家アルフレッド・マー
シャルの弟子であり、論敵アーサー・
セシル・ピグーとは兄弟弟子、ルート
ヴィヒ・ウィトゲンシュタインやブルー
ムズベリー・グループとの交流は有
名。
需要か供給 政府か市場 財政政策か
金融政策
ケインズ
需要
政府
財政政策
新古典派
供給
市場
金融政策
マルクス


出典: フリー百科事典『ウィキペ
ディア(Wikipedia)』
カール・ハインリヒ・マルクス
(Karl Heinrich Marx, 1818年5
月5日 - 1883年3月14日)は、ド
イツの経済学者、哲学者、革
命家。20世紀において最も影
響力があった思想家。
産業革命後の資本主義経済
を分析し、フリードリヒ・エンゲ
ルスとともに、自らの共産主
義を打ち立てた。『共産党宣
言』の結語「万国のプロレタリ
アよ、団結せよ!」
“Proletarier aller Länder,
vereinigt Euch!”の言葉は有
名である。
シュンペーター

出典: フリー百科事典『ウィキペ
ディア(Wikipedia)』
ヨーゼフ・アーロイス・シュ
ンペーター(Joseph Alois
Schumpeter, 1883年2月8
日 - 1950年1月8日)は、
オーストリア出身の経済
学者である。企業者の行
う不断のイノベーション
(革新)が経済を変動させ
るという理論を構築した。







マルクス
著書 資本論
資本家(お金持ち) ⇔ 労働者
共産主義
シュンペーター
創造的破壊
企業家が重要
実質GDP成長率




60年代から70年代前半 高度成長期
74年 第一次石油危機(オイルショック)
80年 第二次石油危機(オイルショック)
90年 バブル崩壊
失業率=失業者数/労働力人口
労働力人口=15歳以上で、働きたいと思ってい
る人
円高と円安





円相場は 1ドル当たりの円の価値で表す。
1ドル=100円
これは1ドルの価値を表しているため、
1ドル=100円 から 1ドル=200円になること
は、ドル高である。
為替レートは通貨の価値の比率だから、一方
が上がることは、もう一方が下がることを示す。
ドル高と円安は同じことを表している
ドル高
ドル
円安
円
まとめ
1ドル=100円
→
1ドル=200円
ドル高=円安
1円=
0.01 ドル →
円安
1円=0.005ドル
フローとストック
フロー
一定期間内の量
ストック
ある時点で存在する量
フロー
一分間に落ちる水滴の量
毎分2滴
ストック
バケツにたまる水滴の量
1分後
2分後
3分後
2滴
4滴
6滴
水滴の表
1分
2分
3分
フロー
2
2
2
ストック
2
4
6
GDPの例
GDP=フロー
一年間の生産量
500兆円
ストック=国富
国に存在する富の量
2000年
2001年
2002年
500兆円
1000兆円
1500兆円
マネーサプライの例
毎月の現金発行額=フロー
1ヶ月の発行額
100兆円
ストック=マネーサプライ
国に存在するお金の量
1ヶ月後
2ヶ月後
3ヶ月後
100兆円
200兆円
300兆円
生産の2つの表し方
個数と金額
りんごの生産量
1年目
2年目
りんごの生産額
1個=100円
1年目
300円
1個=200円
2年目
800円
名目と実質
名目は、生産額を表す。
実質は価格変動を調整した後の生産
額を表す。個数の動きと同じになる。
名目値=体重
同じ70キロでも、脂肪が多い人と筋肉質では運動
能力に差がある。
価格=脂肪
実質値=脂肪を除いた体重

実質値=名目値/物価


物価は基準年を100とした指数。
デフレーターなどは基準年を100とする場合が
多い。

実質値=名目値/デフレーター×100
物価

さまざまな商品の値段の動きを総合的に示す。

基準年=100で表されることが多い。
例 消費者物価指数、企業物価指数、
GDPデフレーター


実質値=名目/物価×100
1個=200円
物価指数=100
名目値600円
1年目
実質値600円
1個=400円
2年目
物価指数=200
名目値1600円
実質値800円
生産量は変わらず、価格だけ上がっ
た場合
名目G
DP
2000
(基準
年)
2001
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
100
10
100
10
150
生産量は変わらず、価格だけ上がっ
た場合
名目G
DP
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
2000
(基準
年)
1000
1000
100
10
100
2001
1500
1000
150
10
150
生産量が増えて、価格が変わらない
場合
名目G
DP
2000
(基準
年)
2001
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
100
10
100
15
100
生産量が増えて、価格が変わらない
場合
名目G
DP
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
2000
(基準
年)
1000
1000
100
10
100
2001
1500
1500
100
15
100
生産量が増えて、価格も上がった場
合
名目G
DP
2000
(基準
年)
2001
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
100
10
100
15
150
生産量が増えて、価格も上がった場
合
名目G
DP
実質G
DP
GDPデ りんご 価格
フレー の生産 (円)
ター
量(個)
2000
(基準
年)
1000
1000
100
10
100
2001
2250
1500
150
15
150
付加価値とは
ある国での生産額
20万円
50万円
100万円
170万円が付加価値ではない
付加価値=生産額ー中間投入
生産額
20万円
50万円
100万円
中間投入
20万円
50万円
付加価値
100万円
20万円
30万円
50万円
国内総生産の内訳
家計
企業
政府
消費
最終消費 民間最終消費
支出
支出
政府最終
消費支出
投資
総固定資 民間住宅投資 民間企業設
本形成
備投資
公的固定
資本形成
在庫品増
加
輸出
財貨・サービスの輸出
輸入
財貨・サービスの輸入
5ページの問題







GDP 250+120+5+60-40=395
GNP 395+10-15=390
国民純生産 390-50=340
正解は (3)
GDP 300+45+90+15+70-30=490
GNP 490+0=490
正解は (4)
ライフサイクル仮説
消費・所得
貯蓄
消費水
準
労働所得
年金
幼年期
若年期
老年期
日銀預け金(準備預金)
信用創造
預金準備率が10%の場合
日本銀行
10万円
8万1000円
9万円
A銀行
B銀行
貸出
預金額 100万円
C銀行 …
81万円
90万円
Dさん
貸出
X社
Y社
90万円
81万円
…
貨幣の機能

交換手段

価値尺度

価値保蔵機能
経済学の貨幣の定義
 流動性の高い金融資産
賃
金
労働市場の均衡(新古典派)
労働需要曲線
労働供給曲線
150円
100円
50円
雇用量
問1 正解は5








問2
MV=PT
100v= 3×200
V=6 選択肢は5が正解
問3
M=k×GDP
750=k×500
k=1.5 選択肢は3が正解
問4

C+D=M
C+R=H
両方ともDで割る
C/D+1=M/D
C/D+R/D=H/D
0.3+0.1=30/D

D=30/0.4=75 選択肢は5





労働市場の均衡(ケインズ)
賃
金
労働需要曲線
労働供給曲線
150円
労働供給量
賃金の下方硬直性
100円
非自発的失業
50円
労働需要量
雇用量
練習問題6


問1 正解は4
問2 正解は4
労働市場の均衡(ケインズ)
賃
金
労働需要曲線
労働供給曲線
150円
100円
非自発的失業
50円
雇用量

GDP=M/k

kをマーシャルのkと呼ぶ
問1





1 将来→過去
2 クズネッツ⇔ケインズ
3 変動所得仮説→恒常所得仮説
4 省略
5 正解
問4






1 生産量の変化分=望ましい資本ストックと
現実の資本ストックの差と考えられる
2 新古典派はレンタルコストを考慮
3 望ましい資本ストックは、需要量などで決
まり、現実の資本量は関係がない
4 上回る→下回る
5 正解
q=企業の株式総額/資本設備の再取得価
格
問5

q=資本の市場価値/資本の再取得価格
a 正解
b 正解 分母のこと
c 正解 分子
d 1より小さいと→1より大きいと

正解は1



