谷口吉生 法隆寺宝物館

建築材料演習・建築家の材料選定
谷口吉生 法隆寺宝物館
6班
概要
構成
石とRCでできた展示室をガラスで覆い囲んでいる
設計方針
国の文化財を保護するための閉鎖性と公開展示
という開放性を同時に建築化する
外装材
コンクリート・石とガラス・金属(サッシュ含む)という対照
的な材料を使用している
なぜこのような対照的な材料を使用したのか?
→展示空間とその他の空間の性格の違いを表現
コンクリート・石
・機能からの要求
展示空間を守る堅さの表現と日本の気候に耐えう
ることができるということ
・周辺環境との調和
周辺が緑豊かな環境であること。展示物が仏像
や染色・絵画であるということ
→外装材としてはライムストーンという石灰岩を使用
ライムストーン
ガラス
ガラスを用いる一般的な理由
外からの視線の透過、開放感、採光etc
宝物館の場合
周辺の緑との調和、建築内部とそれを取り囲む周
辺環境を意識させる
サッシュ
父・谷口吉郎氏設計の東洋館を意識
美術館としてふさわしいパブリック性の確保
ワンクッションおいて自然とつながっている感覚を与える
サッシュ
東洋館
谷口吉生氏の建築
外壁は抽象性が非常に高い
→与えられたコンテクストのなかで材料を選択・構築
例
・資生堂アートハウスのラスタータイル
・葛西臨海公園展望広場レストハウスのガラス
・豊田市美術館の半透明ガラスとスレート