サプライ・チェインの設計と管理 第10章 サプライ・チェイン・マネジメントのための情報技術 pp.254-298 スターバックスとグリーンマウンテンのケーススタディを読ん でおくこと! 東京商船大学 久保 幹雄 ここで学ぶこと • • • • • サプライ・チェイン情報技術の目標 標準化 情報技術基盤 電子商取引 サプライ・チェイン情報技術の構成要素 (企業体資源計画システムと意思決定支援 システム) • 情報技術の導入の手順 サプライ・チェイン情報技術の目標 • 情報技術の目標 – (製造から出荷,販売に至る)情報を収集する. – 情報へのアクセスを可能にする. – 情報の分析し,計画を立案する. • 目標達成のために必要な道具 – – – – 標準化 情報技術基盤 電子商取引 計画のためのコンポーネント(各種システム) 標準化 • なぜ情報技術の標準化が必要か? – ユーザーからの圧力 – 費用削減 – 規模の経済性の追求 • 例: – サプライ・チェインの用語の統一 RossettaNet: www.rosettanet.org – データベース ODBC (Open Database Communication)や SQL (Structured Query Language)による標準化の仕組み – ビデオ標準の対立(ベータマックスとVHS) – パソコンのOS(マイクロソフト, アップル,UNIX) 情報技術基盤 • インターフェイス機器 パソコン,バーコードスキャナー,RF (Radio Frequency)タ グ • 通信 LAN (Local Area Network), WAN (Wide Area Network), インターネット,GPS (Global Positioning System) • データベース – – – – レガシー(遺物)データベース リレーショナルデータベース オブジェクトデータベース データウェアハウス,データマート,グループウェア • システム・アーキテクチャー 電子商取引(e-コマース) • 一方向コミュニケーション e-mail, ftp, ブラウジング(www) • データベースアクセス 問い合わせ,購入,荷物(商品)追跡,オークション • データ交換 EDI (Electric Data Interchange),電子決裁 • プロセス共有 マイクロソフトVCI (Value Chain Initiative),CPFR (Collaborative Planning, Forecasting and Replenishment) サプライ・チェイン・マネジメント のための情報技術の構成要素 • 企業体資源計画(Enterprise Resource Planning: ERP) システム • 意思決定支援システム(Decision Support System) – 需要計画 – 容量計画と供給計画 – 購買支援 サプライ・チェイン情報技術の 開発の各段階 • 個別部門による基礎段階:スプレッドシート • 横断的機能チーム:個別ソフトウェア(ポイントツー ル) • 企業レベルの統合:企業体資源計画(ERP)システム • サプライ・チェイン:顧客管理システム,POS(PointOf-Sales)情報を用いたデータウェアハウス • サプライ・チェイン共同体:意思決定支援システム (DSS)
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