高率小作料をなぜ問題にするのか。

失われた20年の原風景→都市と農村の限界集落
見過ごされてきた問題(なぜ土地所有にこだわるか)
① 全構造把握の三大範疇 ; 資本・土地所有・賃労働
②67年土地制度の提起=「土地国有論」病巣切除手術
加藤周一;土着思想 丸山真男;執拗低音/古層
加藤「社会発展と土地私有や地主権力の意義・役割 強調 」
丸山「西欧の衝撃(横波)と明治維新:封建制の高額小作料」
戦後日本資本主義=〔外生循環構造〕基盤としての土地
高度成長:強蓄積の根源=病巣
■戦後発生した土地所有関係(断絶)■
①戦時利得の吐出(GHQ→財産税1946年)
都市の零細宅地所有,労働者の住宅問題
戦前の都市「総世帯数の93.6%(明治41年)
94.6%(昭和2年)は借地人・借家人
②投機・含み益 = 資本・企業の大土地所
土地バブル崩壊=銀行経営の毀損
③ 農地改革 = 農村の零細地片農地所有
=零細農耕(農業解体)
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水田の高率賃貸・小作料と高地価
• 平成18年の農地価格と実納小作料(い
ずれも都府県・水田)を比較すると、農
地価格は実納小作料の約100倍の水準
となっている。また、農地を購入した場
合の毎年の支払額を試算すると約6万
円となり、通常の農業経営では成り立た
ない水準となっている。(農水省経営局)
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