Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタ におけるディスク障害の対処方法 共有ディスクの管理情報 クラスタ共有ディスク固有の情報となる、ディスク署 名(Disk Signature)情報はクラスタ サービス側で も管理している。 クラスタ共有ディスクの構成情報はク ラスタデータベース(レジストリ HKLM\Cluster )で管理されている。 同じ署名情報 Signature= 0x01234567 Signature= 0x01234567 共有ディスクの MBR 領域には 署名 データが保存されている。 クラスタ共有ディスクを交換すると・・・ 共有ディスクで障害が発生し、ディスク交換を行うと、 クラスタ上で管理するディスク情報が変わってしまう。 異なる署名 同じ署名情報 Signature= 0x01234567 Signature= 0x13570246 0x01234567 Windows 2000 Server 環境の場合 使用するツールは dumpcfg.exe dumpcfg はディスク署名を参照、変更するツール。 リソース キットを別途購入する必要があった。 64 ビット対応していない。 クラスタの情報に合わせる Signature= 0x01234567 Signature Signature= 0x13570246 0x01234567 Windows Server 2003 環境の場合 使用するツールは ClusterRecovery.exe ClusterRecovery は依存関係などの設定情報を含め、新し いディスク リソースに対し、クラスタ データ ベース上で変 更する。 リソース キットでの提供のため日本語対応していない。 64 ビット対応していない。 ディスクの情報に合わせる Signature Signature == 0x01234567 0x13570246 Signature= 0x13570246 Windows Server 2008 環境の場合 Windows Server 2008 では ClusterRecovery.exe の ディスク復旧機能と同等の機能を標準機能として持つ。 DEMO 環境 • • Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタ 2 ノード環境 仮想ファイル サーバーを作成 Windows Server 2008 では以下のクォーラム構成を選択可能。 • ノード マジョリティ (奇数のノードから成るクラスターの場合に推奨) • ノードおよびディスク マジョリティ (偶数のノードから成るクラスターの場合に推奨) • ノードおよびファイル共有マジョリティ (構成が特殊なクラスター向け) • マジョリティなし: ディスクのみ (推奨されません) DEMO 障害復旧シナリオ 1 データ ディスクの障害 障害復旧シナリオ 2 監視(Witness)ディスクの障害 まとめ • 参考資料 • [< リソース > のプロパティ] : [全般] タブ http://technet.microsoft.com/jajp/library/cc771798(WS.10).aspx • フェールオーバー クラスターのクォーラム構成について クォーラム構成の選択 http://technet.microsoft.com/jajp/library/cc731739(WS.10).aspx#BKMK_how • フェールオーバー クラスターのクォーラム オプションを選択する http://technet.microsoft.com/jajp/library/cc733130(WS.10).aspx
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