お米から生まれた自然塗料 キヌカ 塗装手順の手引 日本キヌカ株式会社 塗布前に準備しておくモノ ■キヌカ ■手板材サンプル ■ウエス(日本手拭いが○、パイル地タオルはキヌカを多く含み塗り過ぎの原因になります×) ■容器(洗面器等その他容器類) *ハケ、ローラ、スプレーのご使用は塗り過ぎの原因となりますのでお止め下さい。 2 塗装手順1 ■ サンプル材にキヌカを試し塗りし、材に染み込むか確認して下さい。目安として塗布後、約2 時間経過後に指に着くか確認下さい。ほとんど着かなければ含浸しています。 一部ご使用いただけない木材の種類がありますので必ずサンプルにてご確認下さい。 ■ 手板サンプル材にキヌカを試し塗りして板材の色合いを確認して下さい。 *キヌカは必ず無垢材の無塗装品にご使用下さい。 *合板、集成材、すでに別途ワックス、塗料が塗布済みのモノ、無垢材以外のモノにはご使用い ただけません。 また下地剤等の使用もお止め下さい。 3 塗装手順2 ■塗布する材をきれいに乾拭きをして、ゴミやホコリを取り除いて下さい。 *濡れ雑巾はご使用をお控え下さい。 4 塗装手順3 ■容器にキヌカを入れます。目安としてウエスが浸るぐらい。 *下が安定した場所で行って下さい。容器は金物、プラスチックどちらでもご使用頂けます。 5 塗装手順4 ■ウエスにキヌカを十分浸して下さい。 小さな面積や家具への塗布の場合はウエスにキヌカを少し着けてご使用下さい。 6 塗装手順5 ■浸したウエスを堅くしっかり絞ります。 *ウエスにキヌカが含み過ぎての塗布は×です。必ず堅く絞って下さい。 *手袋等をしなくてもご使用いただけます。キヌカは人の肌にも優しい自然塗料です。 7 塗装手順6 ■薄く擦り込む(磨く)ように、板目に沿って塗ってください。 *付きが悪くなったらウエスの内側面をフルに活用して下さい。 *ハケ、ローラー、モップ、スプレー等は必ず塗り過ぎになりますのでお止め下さい。 *直接 キヌカを木材に垂らして伸ばす塗布方法も塗り過ぎになりますのでお止め下さい。 8 塗装手順7 ■キヌカは一度塗りで仕上がります。 *キヌカは含浸力が強く、一度塗りしてください。二度塗りをしますと乾燥の遅れやベ タつきの原因となります。 *木材によって施工直後は塗りムラがあるように見えることがありますが、徐々に木に 馴染みムラが無くなっていきます。 9 塗装手順8 ■塗装施工後 約2時間~4時間で指触乾燥します。 (一部材によっては時間がかかる場合があります。) *指触乾燥時間=材を指で拭いてキヌカが付かなくなるまでの時間 *完全乾燥時間まで約1ケ月程かかります。 10 塗装手順9 ■施工後の後片づけは簡単です! *キヌカが染みこんだウエスや使用した容器類は通常の家庭用洗剤で洗えます。 *手に付いたキヌカは、家庭用洗剤もしくは石鹸で落ちます。 *キヌカは自然塗料特有の自然発火を起こしません。 11 塗装手順10 ■余ったキヌカは開封後はキャップをしっかり閉め日の当たらない場所へ保管下さい。 *開封後、半年間はご使用頂けます。 12 施工の際の注意事項 ■必ず塗布面積に対する塗布量をお守り下さい。 1.塗り過ぎは後々のベタツキの原因となりますので十分ご注意ください。 2.薄く擦り込むように塗布してください。 3.ハケやローラーその他ウエス以外の使用はお控え下さい。 ■床と幅木、柱や羽目板と珪藻土壁(漆喰壁)の境の仕上げに注意が必要です。 キヌカは含浸力が強いため、養生テープを貼ってあっても、木の接点部分内部より浸透し、 塗布していない部分に染み出ることがあります。羽目板に塗った場合も、珪藻土や漆喰の壁 に接している部分が染みることがありますでの施工の際は、特に接点部分は薄く塗布してく ださい。*キヌカ塗布後は養生テープが付かない場合があります。 13 施工後の注意事項 ■完全乾燥までは1ケ月~ほどかかります。 キヌカは含浸力が強いので、含浸しやすいモノに戻りがある 場合があります。 塗布した場所に新聞雑誌やテッシュ箱、ダンボール箱など、し ばらく置いておくとキヌカが戻る場合があります。 ■メンテナンスは1年から1年半に一度(材や環境によって異な ります)を目安にご使用下さい。 ■汚れが目立つ場合は、キヌカを少量つけて強めに擦ってくださ い。それでもとれない場合は、サンドペーパーにて表面の汚 れを研磨し、取り除いた後にキヌカをご使用下さい。 14
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