薬物の適用外使用:状況

薬物の適用外使用:状況
• 疾患・病態など:
– ネオスティグミンによる筋弛緩薬拮抗
• 対象:
– 小児への投与:ほとんどの薬物
• 投与経路:
– エフェドリンの静注!
• 投与量:「基準最高用量」?!
– リドカインの極量は200mg!
1999年日本麻酔薬理学会、2000年日本麻酔学会
薬物の適用外使用:問題点
• 適用を破る問題:
– 医師法?薬事法?刑法?
• 医療過誤との関係
• 医療保険
薬物の適用外使用:改善策
• 放置して勝手に?知らぬが仏?
• ただ厳重に守る?
• 正規の手続きをとるとしたら?
• 「みんなで渡れば恐くない」か?
• 報告・論文と法律の関係?
医療行為は傷害罪?
• 医療行為が傷害罪を免れる条件:
定説は? 一つの意見は?
– 患者の依頼と承認
– 社会通念
– 学理
– 法律の保護は?
解決策の案
1.個人の努力
2.学術雑誌編集部への提案と要望
3.日本麻酔学会への提案
個人の努力
• 論文発表,特に多数発表の意義
• 「自己規制しない」?
• インフォームド・コンセントで解
決?
• インフォームド・コンセントを
「常時」施行すべきか?
学術雑誌への提案と要望
• 各編集部への働きかけ
• 日本麻酔学会の雑誌(「麻酔」と J
Anesthesia )はネガティブな態度をと
らないよう要望
• 「認められていない薬物の使い方」を
非採用の理由としない」こと
日本麻酔学会への行動提案
1.日本麻酔学会としての宣言
基本の考え方
具体的なリスト
2.厚生省などとの折衝
何らかの意思表示