21世紀における情報サービスのあり方

LIPER小研究会
2005.1.29
東洋大学
メディアコミュニケーション
学科の設立経緯と現状
東洋大学 社会学部
戸田 愼一
報告内容
• 学科設立の経緯
• 学科カリキュラムと図書館情報学教育
の位置づけ
• 学科運営上の問題点
学部改組
応用社会学科
図書館学専攻 専任教員4名 学生定員70名
マスコミ学専攻 専任教員4名 学生定員70名
メディアコミュニケーション学科
専任教員12名
学生定員110名
改組の背景
• 教養課程解体
• 専門教育の行き詰まり
• 就職状況の変化
• 専任教員の交替
資格教育の選択肢
• 学科内に閉じた資格教育
• 全学に開放した資格教育
• 資格教育の中止
資格教育継続の風圧
• 外部からの資格教育の要請
• 専任教員増の誘惑
• 一部教員の拘り
司書養成に対する認識
• 市場がノーといい続けている製品を供
給
• 質・量をコントロールできない
• 資格を出すほど、司書の市場価値が低
下
• 学生にとって中途半端な知識でしかな
資格教育の中止
• 学科内に閉じた資格教育は無理
• 現行養成制度への疑問
• 新たな図書館情報学教育の可能性
反発は予想外に大きかった
現行カリキュラム
• 3分野を提示し、自由な受講
• 実習科目の強化
• 学部共通科目への貢献
• 情報学は「情報組織化」をコアと位置づけ
づけ
• 「情報学」の授業はむずかしそう
• カリキュラムを自由に変更できる
学科運営上の問題点
• パワーバランスの不均衡
• 寄り合い所帯による科目数の膨張
• 司書資格を口実にした勝手ができない
• 他学部による司書資格科目の開講
課 題
• アイデンティティの形成
• 学生の就職分野の開拓
• 教員ポストの維持
• 専門家養成
• 大学院教育