1.研究目標

1.研究目標
•日本人管理者と現地従業員の意識の違い
•計画経済から市場経済の変化のよる現地従業員の意識変化
•中国における日本式人材管理への疑問(適合性)
•中国市場の人材マネジメントの現状
•日系企業におけるトラブル要因
2.問題提示
・2-1 企業内部におけるコミュニケーションについて
表1-3-6 日本人と現地従業員とのコミュニケーションの頻度
出所:アジア社会問題研究所[1992:15]『中国における日系企業の人的資源管理
についての分析』 P.94
(%)
華北
華東
華南
華南(独資)
全体
かなりある
何回かある
ほとんどない
全くない
無回答
9.3
12.6
23.0
53.5
1.7
6.9
11.1
18.4
60.5
3.2
6.6
7.0
18.0
64.8
3.6
7.3
9.5
26.0
53.1
4.0
7.5
10.0
20.9
58.6
3.0
計
100
100
100
100
100
回答者数
1784
1576
1971
1147
6478
➀ 日本人と現地従業員とのコミュニケーションの頻
度が低い
↓
➁ 意思伝達の不十分、誤解
↓
➂ 誤解を招いたり、価値観や文化的背景によって
異なる行動様式など相互にぶつかる
↓
➃ トラブルの発生、拡大
・2-2 日系企業に対する現地従業員の価値観
について
表1-3-8 同じ労働条件での企業選好度
資料:アジア社会問題研究所[1992:19]『中国における日
系企業の人的資源管理についての分析』 P.96
(%)
華北
華東
華南
華南(独資)
全体
同じ条件なら現地系企業
同じ条件なら日系企業
同じ条件ならどちらでも
無回答
47.1
14.1
34.2
4.6
42.3
14.8
16.4
6.5
37.0
8.9
44.9
9.2
44.5
7.8
41.5
6.3
42.4
11.6
39.3
6.8
合計
100
100
100
100
100
同じ条件なら欧米企業
同じ条件なら日系企業
同じ条件ならどちらでも
無回答
36.6
9.9
47.1
6.4
31.1
10.5
51.8
6.6
12.6
12.1
65.0
10.3
25.9
7.2
60.3
6.6
26.1
10.2
56.0
7.7
合計
100
100
100
100
100
同じ条件なら香港・台湾・韓国企業
同じ条件なら日系企業
同じ条件ならどちらでもかまわない
無回答
21.3
19.3
52.4
7.0
21.3
15.5
55.9
7.3
16.8
14.8
58.5
9.9
29.2
9.4
54.9
6.5
21.3
15.3
55.5
7.9
合計
100
100
100
100
100
回答者数
1784
1576
1971
1147
6478
日系企業か現地企業か
日系企業か欧米企業か
日系企業か香港・台湾・韓国企業か
表1-3-9 日系企業に対する中国人従業員の満足度
出所:邵道生[1993:14] 『中国における日系企業の人的資源管理についての分析』
P.97
(%)
職業の安定
昇進の機会
上司の態度
現在の給料
昇給
作業時間
福利厚生
満足
普通
不満
39.9
11.6
35.0
12.6
16.1
32.0
22.8
38.1
44.6
34.3
20.3
22.8
18.1
32.8
14.2
23.3
23.0
60.9
53.4
51.4
44.3
中国における大卒者数
400
300
万人 200
100
0
2001年
2002年
2003年
2004年
出所;日経ビジネス 2005年7月11日号 P.39
2005年(見込み)
出所:リクルートリサーチ調査部[1994:7]より作成『中国における日系企業の人的資
源管理についての分析』 P. 90
図1-3-1 人事・労務管理上の問題点(複数回答)
文化・価値観の違いによる日本人管理者の軋轢
中国人スタッフの教育
言葉の問題による中国人スタッフと日本人管理者との軋轢
中国人スタッフからの待遇改善への要求
中国人スタッフの定着
その他
無回答
0
10
20
30
(%)
40
50
60
・2-3 人材マネジメントの現状
中国における社員研修の取り組み
出所;http://www.cjcci.biz/sansi_pdf_2003 (2005-08-04)