南極オキアミとは

甲陽ケミカル株式会社
アンチエイジング市場への
魅力ある機能性素材の提案(2)
米国Krill Oil(南極オキアミ油)
市場動向と機能性 Part 1
世界のクリルオイル市場
December 2012
甲陽ケミカル株式会社
南極オキアミ
学名
和名
英名
Euphausia superb Dana, 1850
ナンキョクオキアミ
Antarctic krill
オキアミの大きさは 約6cm ,体重は、
およそ2gまでになり、-50℃の厳しい
南極の冬を乗り越え旺盛に繁殖を繰
り返している。その寿命は、5-7年と見
られる。地球上の海洋生物の中で最
も大規模な群集を形成している。
①南極オキアミは、地球上で最も人為的な化学汚染が少
ない海域で生息するより安定した安全性の高いバイオマ
ス資源であり栄養源であると言えます。
② 南極海の生態系を維持する上で重要な食物連鎖の基礎に位置する重
要な生物(南極オキアミ保全プロジェクト <南極オキアミが支える南極の生態系>より )
南極海と南大西洋の食物連鎖の中心にあって何百という種類の魚なイカ、クジラ、
ペンギン、アザラシ、アホウドリ、ミズナギドリの生命を支えており、最も密度の高い場所は、
陸上に繁殖地を持つ海鳥や哺乳類が近つ“きやすい範囲にある。
そして、南極大陸の陸上生物の短い夏場の繁殖期の旺盛な食欲を南極オキアミが支えています。
③大型海洋哺乳類クジラが主食とする完全栄養食
この巨大な海洋哺乳類 シロナガスクジラ(体長20-40m,体重80190t )は日に4トンから8トンものオキアミを捕食することもある。
南極オキアミの資源量
・南極の海洋生物資源の保存に関する条約CCAMLRではスコシア海(48海区・南極海大西
洋側)を管理海域として漁獲制限値を設定し過去の最大漁獲量を超えないよう管理されていま
す。
09/10漁期(12月~1月)の総漁獲量は、211,974トン と 179,132トン
(暫定値)となっている。2011年度も約200,000トンで推移している。
・推定資源量(2007年の推定)に対し
・予防的漁獲制限量に対して
(平成23年度国際漁業資源の現況より)
・その主な用途:
現時点では持続可能で豊富な資源量が維持管理されている海産バイオマス資源と言えます。
・ 現在の世界のオキアミ船は、ノールウエ― 3、韓国 1、日本 1、中国 5 (中古) チ
リー 1 合計 11 隻
世界のクリルオイルの市場:
・ カナダのメーカーが、初めてマーケットにクリルを紹介した 2006年 から
、開発が進められてきたが、ここにきて、成長するω3 市場の中で、次世
代型のω3脂肪酸として、 欧米・オセアニア・アジア等 世界で急成長す
る新素材として注目されています。
・ 現在のクリル サプライヤーは、カナダ・ノールウエ―・イスラエル・日本
4社にオリンピック社が加わり、5社となった。
・ 世界におけるクリルオイル市場は、2008年から右肩上がりに伸長してお
り、2011米国では、70%の伸び、2012 の伸び率18%とも予想されている。
この米国での大幅伸びは、大手Whole saler のブランド戦略の成功が大
きいとみられる。既に、75ブランドのサプリが販売されており、そのルート
も、Health food store, Mass market, MLM & internet sellers となっている。
・ クリルの重要な成分である アスタキサンチンについても、1年前 Dr.OZ
Television show で一挙に有名になったことにもよる。
・ 当方の調査会社によると、2011年までの世界のクリル市場は、2009年
180トン2010年 約330 トン 2011 年 約500 トンで推移してきたと見られ
る。今後も大幅な伸びが期待でき、調査会社の予測では、2015年までに
は、2,500 トン 規模まで伸長すると予測している。
世界のクリル 市場 実績と予測:
ご静聴ありがとうございました。
続けて、機能性(美容&ダイエット
への可能性)について報告させて
頂きます。
甲陽ケミカル株式会社
甲陽ケミカル株式会社
アンチエイジング市場への
魅力ある機能性素材の提案(2)
米国Krill Oil(南極オキアミ油)
市場動向と機能性 Part 2
クリルオイルの
美容&ダイエットサポートへの可能性
クリルオイルの抗酸化および抗肥満作用の報告(in vivo)
甲陽ケミカル株式会社
R&D事業戦略部
<目次>
○クリルオイルの抗酸化
1.クリルオイルの抗酸化力の比較~ORAC値~
2.アスタキサンチンの種類~構造と吸収性~
○クリルオイルの抗肥満
1.抗肥満ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進
2.食欲依存ホルモン(アラキドノイルグリセロール:2-AG)の抑制
○女性にうれしい+αのサポート
・月経前症候群(PMS)の緩和
クリルオイルとは?
南極オキアミ(Euphausia superba)より抽出される油
主要機能性成分は?
オメガ3-PC
: Omega-3 –Phosphatidylcholine
リン脂質結合型DHA・EPA
アスタキサンチン(ジエステル型)
<クリルオイルの抗酸化1>
クリルオイルの抗酸化力の比較~ORAC値~
ORAC値とは?
Oxygen Radical Absorbance Capacity:活性酸素吸収能力の値であり、米国農務省
(USDA)や米国国立老化研究所(National Institute On Aging)などで研究開発された
分析方法で算出される、食品の抗酸化力の目安となる数値。
380
Krill Oil
51
Astaxanthin
11
Co-Q10
8
Fish Oil
1.25
V.E
0
50
100
150
200
250
300
350
400
ORAC value ( μmole TE/g )
Krill Oil : 自社製品データ
Astaxanthin, Co-Q10, Fish Oil, V.E.: 文献値
<クリルオイルの抗酸化2>
アスタキサンチンの種類~構造と吸収性~
アスタキサンチン
モノエステル型アスタキサンチン
ジエステル型アスタキサンチン
<クリルオイルの抗酸化2>
アスタキサンチンの種類~構造と吸収性~
クリルオイルのジエステル型アスタキサンチンは吸収・蓄積されやすい
試験サンプル:クリルオイル、ジエステル型アスタキサンチン、アスタキサンチンを含む試料(遊離アスタキサンチン換算:0.736μmol/g含有)
試験条件
:マウス(n=6)に1日あたり試料100μL強制投与を6日間行い、試験終了後、臓器中のアスタキサンチン含有量をHPLCにて測定。
<アスタキサンチンの臓器中への蓄積量>
肝臓中
ジエステル型アスタキサンチン群
クリルオイル群
>
>
アスタキサンチン群
(P<0.05)
アスタキサンチン群
(P<0.1)
血漿中
クリルオイル群
,ジエステル型アスタキサンチン群 ≫
アスタキサンチン群
(N.D.)
参考資料:
平成21年度日本水産学会近畿支部後期例会 中尾彰宏・菅原達也・平田孝 (京大院・農)
「オキアミ油投与マウスにおけるアスタキサンチンの体内動態」発表要旨
<クリルオイルの抗肥満1>
抗肥満ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進
アディポネクチンとは?
脂肪を燃焼させインシュリンの働きを助けるホルモン
抗糖尿病・抗肥満ホルモンと呼ばれている。
Nature Medicine 2002
<クリルオイルの抗肥満1>
抗肥満ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進
アスタキサンチンはアディポネクチンを増加させる
被験者:20~60歳・男女比(2:1)軽度高脂血症・4群計61名
摂取期間:12週間
Atherosclerosis. 2010 Apr;209(2):520-3. Epub 2009 Oct 14.
Administration of natural astaxanthin increases serum HDL-cholesterol
and adiponectin in subjects with mild hyperlipidemia.
Yoshida H, Yanai H, Ito K, Tomono Y, Koikeda T, Tsukahara H, Tada N.
Department of Laboratory Medicine, Jikei University Kashiwa Hospital, Chiba, Japan. [email protected]
<クリルオイルの抗肥満1>
抗肥満ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進
オメガ3-PCはアディポネクチンを増加させる
試験試料:コーン油5%+エッグ-PC2%、コーン油5%+オメガ-PC2%
試験条件:OLETFラット6匹ずつに4週間試験試料を投与
J Agric Food Chem. 2007 Aug 22;55(17):7170-6. Epub 2007 Jul 28.
Effect of dietary omega 3 phosphatidylcholine on obesity-related disorders in obese Otsuka Long-Evans
Tokushima fatty rats.
Shirouchi B, Nagao K, Inoue N, Ohkubo T, Hibino H, Yanagita T.
Laboratory of Nutrition Biochemistry, Department of Applied Biochemistry and Food Science, Saga University,
Saga 840-8502, Japan.
<クリルオイルの抗肥満1>
抗肥満ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進
クリルオイルはアディポネクチン増加させる
1群6~10匹のマウス(♂)に8週間クリルオイル含有高脂肪食を投与。
Nutr Metab (Lond). 2011 Jul 13;8(1):51.
Effect of dietary krill oil supplementation on the endocannabinoidome of metabolically relevant tissues from highfat-fed mice.
<クリルオイルの抗肥満2>
食欲依存ホルモン(2-AG)の分泌抑制効果
好きなものを食べすぎてしまう原因は?
J Clin Endocrinol Metab. 2012 Jun;97(6):E917-24. Epub 2012 Mar 22.
Hedonic eating is associated with increased peripheral levels of ghrelin and the
endocannabinoid 2-arachidonoyl-glycerol in healthy humans: a pilot study.
Monteleone P, Piscitelli F, Scognamiglio P, Monteleone AM, Canestrelli B, Di Marzo V, Maj M.
Department of Psychiatry, Second University of Naples, Largo Madonna delle Grazie, 80138, Naples, Italy. [email protected]
好きなものを食べ続けている21~33歳の健康な男女8名の血漿中ホルモンを調査。
グレリン
(食欲増進ホルモン)
アラキドノイルグリセロール(2-AG)
(食欲依存ホルモン)
分泌量
増加
<クリルオイルの抗肥満2>
食欲依存ホルモン(2-AG)の分泌抑制
クリルオイルは食欲依存ホルモンを低下させる
クリルオイルは高脂肪食飼育マウスの代謝組織中の2-AGを低下させました。
1群6~10匹のマウス(♂)に8週間クリルオイル含有高脂肪食を投与。
Figure 7 Levels of 2-arachidonoylglycerol (2-AG, A) in the kidneys of high-fat fed mice with dietary krill oil (HFKO)
supplementation
at different doses (1.25, 2.5 and 5% wt). Data are means ± SEM of separate determinations in N = 4-5 mice.
# P < 0.05 N vs HF; * P < 0.05, **P < 0.01 and *** P < 0.001 high-fat diet (HF) vs HFKO1.25-2.5-5. N = normal diet.
Nutr Metab (Lond). 2011 Jul 13;8(1):51.
Effect of dietary krill oil supplementation on the endocannabinoidome of metabolically relevant tissues from high-fat-fed mice.
Piscitelli F, Carta G, Bisogno T, Murru E, Cordeddu L, Berge K, Tandy S, Cohn JS, Griinari M, Banni S, Di Marzo V.
Endocannabinoid Research Group, Istituto di Chimica Biomolecolare, CNR, Pozzuoli (NA), Italy. [email protected].
<クリルオイルの抗肥満2>
食欲依存ホルモン(2-AG)の分泌抑制
Nutr Metab (Lond). 2011 Jan 30;8(1):7.
Krill oil significantly decreases 2-arachidonoylglycerol plasma levels in obese subjects.
Banni S, Carta G, Murru E, Cordeddu L, Giordano E, Sirigu AR, Berge K, Vik H, Maki KC, Di Marzo V, Griinari M.
Dipartimento Biologia Sperimentale, Università di Cagliari, Cittadella Universitaria, 09042 Monserrato (CA), Italy. [email protected].
クリルオイルは肥満被験者の食欲を制御する
2g/dayのクリルオイル(KO)、魚油(MO)、オリーブオイル(OO)を4週間投与。
<クリルオイルの抗肥満>
食欲依存ホルモン(2-AG)の分泌抑制
クリルオイルは肥満被験者の食欲を制御する
クリルオイルは肥満被験者の2-AGを有意に低下させました。
Figure 2. Endocannabinoid plasma levels (nM) before (pre) and after (post) treatment with different oils.
norm = normoweight subjects; OW = overweight subjects; OB = obese subjects.
B arachidonoylglycerol (2-AG) respectively with Krill oil (KO) treatment (n = 7, n = 5, n = 9 in norm, OW and OB
respectively);
D 2-AG respectively with menhaden oil (MO) treatment (n = 4, n = 7, n = 12 in norm, OW and OB respectively);
F 2-AG respectively with olive oil (OO) treatment (n = 4, n = 7, n = 8 in norm, OW and OB respectively).
Error bars depict S.E.M. * denotes statistical difference (p < 0.05).
Nutr Metab (Lond). 2011 Jan 30;8(1):7.
<女性にうれしい+αのサポート>
Br J Nutr. 2001 Apr;85(4):475-82.
Changes in nutrient intake during the menstrual cycle of overweight
women with premenstrual syndrome.
Cross GB, Marley J, Miles H, Willson K.
Department of General Practice, University of Adelaide, South Australia, Australia. [email protected].
女性は月経時に過食になり易い
さらに…..
月経前症候群(Premenstrual Syndrome: PMS)の女性は
特に脂質と糖質を過剰に摂る
<女性にうれしい+αのサポート>
クリルオイルはPMSを緩和する
女性70名のPMS患者へクリルオイル(35名)とフィッシュオイル(35名)を2gずつ90日間投与。
Altern Med Rev. 2003 May;8(2):171-9.
Evaluation of the effects of Neptune Krill Oil on the management of premenstrual syndrome and dysmenorrhea.
Sampalis F, Bunea R, Pelland MF, Kowalski O, Duguet N, Dupuis S.
Department of Experimental Surgery, University of Montreal, Montreal, Quebec, Canada.
[email protected]
クリルオイルの
美容&ダイエットサポートへの可能性
<美容>
クリルオイルの抗酸化
アスタキサンチンの抗酸化
<ダイエット>
クリルオイルの抗肥満
抗肥満ホルモン増加
(アディポネクチン↑)
食欲依存ホルモン抑制
(2-AG↓)
ジエステル型の吸収優位性
+α女性向けサポート
PMS緩和
美容&ダイエット・サポート
さらなる+αは?
美容のためには?
抗酸化
代謝改善
肌質改善
血流改善
クリルオイル
グルコサミン
・抗酸化作用(※1)
・抗肥満ホルモン分泌促進(※2)
・肌保湿作用(※3)
・美白作用(※4)
・血流改善作用(※5)
キトサンオリゴ糖
キトサン
・免疫賦活作用(※6)
・腸内環境改善作用(※7)
ポリフェノー
ルなど
ご清聴ありがとうございました。