研究事例紹介 - 労災疾病等研究普及サイト

研究事例紹介
L.Eriksen&I.Dahl-Petersen&S.B.Haugaard&F.Dela
Diabetologia(2007)50:2245-2253
同じ強度の運動を1日に1回10分の運動を3回行ったグループと、30分の
運動を1回行ったグループの糖代謝の変化を、2型糖尿病にて比較。
[方法]
両グループとも自転車エルゴメーターを用い、60%VO2maxの強度で、5
週間毎日行った。
[結果]
心肺機能は両グループで向上したが、糖代謝においては10分3回のグ
ループで空腹時血糖や3hOGTTなどに改善が見られた。
[考察]
30分1回に比べ、10分3回の方が酸素負債の回数が多かったため、1日
トータルでの総エネルギー消費量が多かった。また運動による体温上昇の
総時間も増加し代謝が向上。これらの理由により10分3回のグループの方
が、糖代謝に改善が見られたと考えられる。