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アンリ・ベルクソン
Henri Bergson (1859~1941)
『時間と自由』1889
『物質と記憶』1896
『笑い』1900
『創造的進化』1907
『精神のエネルギー』1919
『道徳と宗教の二源泉』1932
『思想と動くもの』1934
あいだ哲学とは?
〈あいだ〉とそこで生起する交通を問う哲学
想定される四つの交通様態
・単交通 ~ 一方通行的な交通様態
・双交通 ~ 双方向的な交通様態
・反交通 ~ 交通遮断される様態
・異交通 ~ 異質性を保持しつつ、さらなる異
質性を生成させる交通様態
あいだ哲学による生成モデル
感性 ~ 現在 → 別様に → 感性過剰
(いまかつて間) (異交通)
痕跡 ~ 過去 → 別様に → 痕跡過剰
別様の感じ方
別様の世界
別様の痕跡(→人格)
ベルクソンによる
物質=運動=現在
物質 → 動くものなき動きそのもの
↓
現在進行形でしかとらえられない
運動と軌跡の混同 → ゼノンのパラドックス
飛ぶ矢は飛ばない
ベルクソンによる記憶論
思い出 souvenir としての記憶
記憶 mémoire
収縮 contraction としての記憶
収縮としての記憶 → 多数の瞬間を凝縮
→ 現在の厚み → ポリリズムとしての感性
無数の振動を凝縮 → 感性質(たとえば赤色)
収縮としての記憶の二側面
行動 ← 知覚 ← 凝縮
思い出
単交通 反交通
行動 ー 知覚 ー 凝縮 ー 思い出
反交通
異交通
生命進化
分岐的進化(
直線的進化)
人類=ホモ・ファベル(知性) 脊椎動物
膜翅目(本能)
昆虫類
節足動物
知性=開いた固対応
本能=閉じた動対応
直観=開きつつある動対応
宗教と社会
人類社会
開いた社会
動的宗教
神秘的直観
閉じた社会
静的宗教
架構機能
直観と異交通
直観=開きつつある動対応
神秘的 ←(哲学的)← 芸術的
愛 ← 行動
著作
制作
宇宙との異交通
・別様の感じ方
→ 神の愛の対象として 例:イエスの渇き
(→ 仏性あるものとして 例:悉皆成仏?)
・別様の人格→神秘家
・別様の世界→開いた社会(密厳国土?)