社会理論と調査法 - 新潟国際情報大学[Niigata

社会理論と調査法
枚挙的帰納法から仮説演繹法へ
•
•
•
•
•
•
枚挙的帰納法
18世紀ごろ=これぞ科学…と思われていた
一匹目のカエル へそがなかった。
二匹目のカエル へそがなかった。
三匹目のカエル へそがなかった。
枚挙的帰納法:すべてのカエルにへそがない。
仮説演繹法
•
•
•
•
•
•
•
19世紀ごろから
目に見えない「隠れたメカニズム」に着目し始めた。
重力:見えない!
隠れたメカニズム
どうしよう!?
=仮説(理論)
そこで仮説演繹法
A:カエルは卵から生まれる。
B:へそは、胎児と母体をつなぐもの。卵から生まれる
生物にはない。
• A・Bよりカエルにへそはない。
統計的分析は? 枚挙的帰納法?
仮説があって
• 仮説があって、もしこの仮説が当たっていると
したら、この分析したら、こんな結果が出る!
• 擬似相関なら、こんな結果が出る。
• 例:カレカノがいると、アイデンティティは確立
するか?
• それとも学年が上がると、就職活動が始まり、
アイデンティティが確立し、また学年が上がる
方が彼女が出来るチャンスも大きいのが原因
か?
仮説があって
•
•
•
•
•
•
仮説を検証するための統計的分析ならば
仮説演繹法
仮説がなければ、
枚挙的帰納法
目に見えないメカニズムまで明らかにしたい
お客さんの心をつかむ
あるスーパー
•
•
•
•
•
お客さんの心理を考えて売り場をつくる
お惣菜を買うお客さん
あまり料理をしないことを好むお客さん
(料理をする時間がないお客さん)
=温めるだけで買うものついで買いする。
肉や野菜を買うお客さん
料理を好む(時間的に可能な)お客さん
=出汁や調味料など、手作りに必要なもの買う。
お惣菜の近くに、温めるだけのおでんを置いた!
売上アップ