LCA講義全部 東北大学使用版

小型家電リサイクル法
新しいタイプ、欧州風味の法体系
安井 至
(独)製品評価技術基盤機構・理事長
東京大学名誉教授・国連大学名誉副学長
http://www.yasuienv.net/
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1
金属資源の今後の見通しは?
循環業の今後の見通しはどうか?
どうやら金属の市況次第!
第二部
金属市況の今後の予測のために
2
金属価格推移 その1
リーマン・ショック
3
金属価格推移 その2
リーマン・ショック
4
都市鉱山はどのぐらい?
出典:(独)物質・材料研究機構:
平成20 年1 月11 日プレスリリース資料
5
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
?????
過去5回あった世界的な経済成長期すべてにおいて、
安価な一次資源が確保できた
鉄
水力
機械化
繊維
商業
蒸気動力
鉄道
鉄鋼
綿
18-19 March 2009
電気
化学製品
内燃機関
石油化学製品
エレクトロニク
ス
航空
宇宙
持続可能性
革命的な資源生
産性
全体システム設
計
バイオミミックリー
グリーン・ケミスト
リー
産業エコロジー
再生可能エネル
ギー
グリーン・ナノテク
ノロジー
デジタル・
ネットワーク
バイオテクノ
ロジー
ソフトウェア
情報技術
6
6
100年間にわたる資源価格の下落
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
合成平均資源価格指数(実質価格、1900~2000年)
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最近は、資源価格は上昇傾向
商品価格指数
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
食糧
原材料
エネルギー
金属・鉱石(鉄鉱石含む)
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鉱石の品位低下
ニッケルおよび銅の鉱石品位(1885-2010年)
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
オーストラリア(%銅)
オーストラリア(%ニッケル)
カナダ(%銅)
カナダ(%ニッケル)
アメリカ(%銅)
9
10
11
12
13
資源の政治的な状況






生産国が限定されていること
途上国が中心であること
それぞれの鉱石の生産は、3ヶ国程度に独占せれ
ていること
紛争金属、特に、コンゴ民主共和国による生産品が
あること:コバルト、タンタル
しかし、コバルトは例外扱い。
米国の上場企業は、製品に使用しているタンタル、
タングステン、金、スズが、コンゴ民主共和国産で
はないことを証明しなければならない。
14
今後必要となる対策
1.短期対策はリサイクル
1’.時間を超えたリサイクル
1”.中期的には
自然エネルギーによるリサイクル 2050年?
2.中期的にはデカップリング
ゆっくり進行する
3.超長期的には元素戦略
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資源のライフサイクル展望
自
然
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
リ
サ
イ
ク
ル
出典:UNEP元資源パネル
森口祐一氏提供
に記述を追加
資源採取と使用のライフサイクル
リサイクルフロー
排出(主として二酸化炭素)
エネルギー源フロー(バイオマス及び化石燃料)
その他物質フロー(鉱物、建設用鉱石)
時期待ち型リサイクル
しばらく時間を置き
市況が改善される
のを待つ
環境
生産
資源
採取
廃棄物
インフラストラ
クチャー
消費・
使用
流通
市民による
退蔵を奨励
するのも
よいかも
!?
社会経済システム
注:ヨーロッパの割合による資源、排出物および廃棄物の流れ
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金属のグループ分け
鉄とアルミは枯渇しない
クロム、REも長持ちする
マンガンは量は多い
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
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出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
金属の回収率
18
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
リサイクル金属の平均含有量
19
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
資源利用とデカップリング
世界の資源採取量(十億トン)
資源採取
(十億トン)
鉱石・工業鉱物
化石エネルギー担体
建設用鉱物
バイオマス
GDP
兆(1012)国際ドル
これら4種の資源採取量の伸び
よりもGDPはより早く成長する
20
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
資源利用の長期的傾向
世界の物質代謝率及び所得(1900-2005)
物質代謝率
鉱石・工業鉱物
化石エネルギー
建設用鉱物
バイオマス
所得
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出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
資源利用の長期的傾向
OECD加盟国の国内総生産と国内物質消費
物質生産性
物質消費
建設用鉱物
木材
食糧その他穀物
金属類
工業鉱物
化石燃料
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世界の資源利用と所得の相互関係(175カ国, 2000年)
資源利用と
所得の
相互関係
アフリカ
アジア・太平洋
欧州
南アメリカとカリブ諸国
北アメリカ
西アジア
物質代謝率
USA
南アフリカ フランス
中国
ブラジル
ガーナ
日本
出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
1人当たりGDP
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出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
デカップリングの概念
「デカップリング」の2つの側面
人間の幸福
経済活動
資源デカップリング
資源利用
影響デカップリング
環境影響
時間
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出典:UNEP資源パネル
森口祐一氏提供
持続可能性志向のイノベーション
(Sustainability-Oriented Innovation)が鍵となる
革新の概念モデル
資源生産性
ファクター10
ファクター5
ファクター2
システム革新=新システム
部分的システム再設計
システム最適化
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