第4章 鋼構造

B-3
プレゼンテーションスライド
3大構造の比較
大空間が作れるか?
一般に最大スパン(支点距離)がどれだけ取れるかで決まる。
6m程度
木構造
×
12m程度
鉄筋コンクリート構造
△
30m以上
鋼構造
○
3大構造の比較
高層建築が可能か?
3階まで
木構造
×
~15階ぐらいまで
鉄筋コンクリート構造
△
40階を越える
鋼構造
○
3大構造の比較
建物の重量が軽いか?
同じ荷重を支える場合の構造材料の重さを比較してみると
構造材料
比重
長期強度
t.gc N/cm2
比重÷強度
木材を
1とした場合
木材
0.4~0.5
約0.065
約7.7
1
鉄筋コン
クリート
2.4
約0.070
約32.3
4.19
鋼材
7.8
1.60
約4.9
0.64
木構造
○
鉄筋コンクリート構造
×
鋼構造
○
3大構造の比較
耐震性が高いか?
地震の揺れの強さは、建物の応答周期で大きく違い、地震周期と応答周期
が一致した場合、共振して大きな被害を受ける。また、建物の重量が重い
ほど、揺れの強さは大きい。
1次モードに対する応答周期が大きく影響
地震の周期
0.1~1.0秒が最も多い
建物の固有周期
木造2階建て
0.2~0.4秒
10~20階建て
0.6~1.2秒
40階建て以上
3~6秒
一般的に鋼構造は応答周期が長くなる
木構造
△
鉄筋コンクリート構造
△
鋼構造
○
3大構造の比較
耐久性・耐火性が高いか?
木構造
腐る、燃える
鉄筋コンクリート構造
耐水性・気密性が高い、耐火建築物である
鋼構造
錆びる、火災で強度が低下→耐火被覆で耐火建築
物
木構造
×
鉄筋コンクリート構造
○
鋼構造
△
3大構造の比較のまとめ
比較項目
木構造
鉄筋コンクリート
鋼構造
自由なデザインが可能
△
○
○
大空間が作れる
×
△
○
様々な用途の建築が可能
△
○
○
高層建築が可能
×
△
○
建物の重量が軽い
○
×
○
耐震性が高い
△
△
○
耐久性・耐火性が高い
×
○
△
接合部の剛性が高い
×
○
△
材料のリサイクル使用が可能
△
×
○
工期が短い
○
×
○
2
4
8
○
は